中学聖日記(×中学生日記)-原作漫画のネタバレ感想文
有村架純が主演するTBSの恋愛ドラマの原作漫画「中学聖日記(中学生日記ではない)」の原作ネタバレ感想文です。
■中学聖日記の感想
かわかみじゅんこの原作漫画「中学聖日記」を読んだ。原作漫画「中学聖日記」は、中学3年生の黒岩晶が赴任してきた新人教師・末永聖に恋をする話だ。
黒岩晶は、自分に沸き起こる感情が理解できずに、末永聖を見るとかわいいと思うと同時にイラッとしてしまい、末永聖をぶったり、抱きしめたり、押し倒したりしながら、それが恋だと気付いていく。
一方、末永聖は勝太郎という婚約者が居るが、黒岩晶から「先生は教師に向いていない」と言われたことから、黒岩晶のことを考えてしまうようになり、苦悩していくというストリーだ。
さて、原作漫画「中学聖日記」の舞台は、隕石が良く落ちるという子星平町だった。
隕石が良く落ちるというネタは、映画「君の名は。」で観たばかりなので、漫画「中学聖日記」も生徒と教師の中身が入れ替わるのかと思って読んでいたが、4巻までを読んだ時点では黒岩晶と末永聖が入れ替わらない。
隕石が何かの伏線になっているのかと思って読んでいたが、特に隕石ネタはストリーに関連しておらず、隕石ネタの意味はよく分からなかった。
さて、原作漫画「中学聖日記」の4巻まで読んだが、台詞が叙情的すぎて、私には合わなかった。
それに、余韻を持たせようとしたのか、直接的な描写をしない演出が多い。それが、私にはエピソードの1つ1つが尻切れに感じを受けて物足りなかった。
また、花火の日、岩崎ルナは黒岩晶にキスをして告白したが、黒岩晶に突き飛ばされて拒絶されてしまい、「もう完全にスイッチが入った」と言うシーンがある。
そこで、私は岩崎ルナがストーカー化するのかと思って期待していたのだが、何も無いまま、末永聖が学校を辞め、黒岩晶も引っ越して学校に来なくなり、中学を卒業して高校へと進学してしまった。
また、生徒と教師の「禁断の愛」をテーマとした漫画かと思っていたが、中学を卒業してしまえば、生徒と教師という関係では無くなってしまった。
「中学生日記」ではなく、「中学聖日記」というタイトルにしたのは、中学生から高校生になっても続くためだろうか?
レディースコミックは過激な内容の漫画が多いようなイメージがあったため、もう少し過激なストーリーを期待していたので、全体的に物足りない感じがした。
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■感情移入が出来ない
黒岩晶がクラス担任・末永聖を好きになり、末永聖をかわいいと思う当同時にイラッとするが、そのイラッとする気持ちが恋だとは気付かずに苦悩する。
しかし、私は好きになった人をかわいいと思っても、「イラッ」としたことはないので、黒岩晶の気持ちが全く理解できなかった。
それに、末永聖・川合勝太郎・岩崎ルナなどの気持ちも理解できなかったので、登場人物の誰にも感情移入が出来なかった。
たから、若者は、こういう感情に共感するのかと、思いながら読んだ。私はイマイチ登場人物の心境が理解が出来なかったが、叙情的な漫画が好きな人には面白いのかもしれない。
なお、原作「中学聖日記」のあらすじとネタバレは「中学聖日記-原作のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
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