黄昏流星群(不惑の星)-最終回と結末のネタバレ

佐々木蔵之介が主演するドラマの原作となる漫画「黄昏流星群(不惑の星)」の最終回と結末のネタバレです。

このページは「黄昏流星群(不惑の星)の原作のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■黄昏流星群-最終回と結末ネタバレ

後日、盛本芳春は娘から、結婚式の主賓を引き受けてくれた大学の教授・大澤剛を紹介されて驚いた。教授・大澤剛は、ラブホテルのエレベーターで娘と抱き合っていた男性だったのだ。

盛本芳春は激しく動揺しながらも、教授・大澤剛に結婚式の主賓を引き受けてくれた令を述べるのだった。

そのようななか、不倫相手の目黒誠子の妊娠が判明する。

目黒誠子は、43歳での初産で、子供を産むのは最後のチャンスだったことから、レストランを出店する夢を諦め、子供を産んで未婚の母となることを決め、盛本芳春に報告した。

盛本芳春は、子供が大きくなってからレストランを開けば良いと言ったが、目黒誠子から「子供が中学になったときには、もう60歳」と言われ、自分に残された時間が少ないことを実感する。

盛本芳春は思わず、子供を諦めればどうかと言ったが、直ぐに撤回した。しかし、心の底では、不倫相手に子供が生まれることに不安を感じていた。

さて、芙蓉銀行では、田尻常務が収賄事件で逮捕されるという事態が起きており、社内から田尻常務派が一掃され、鈴木が新たに常務に就任した。

盛本芳春は田尻常務に楯突いたので、サラリーマン人生は終わっていたが、田尻常務ににらまれていたことが功を奏し、鈴木常務にこれまでの経歴を買われ、本店の営業部長に内定した。

このとき、鈴木常務から、銀行マンは身の潔白を問われる時代なので、正式な人事異動までに身辺整理をしておくように命じられた。

そこで、盛本芳春は不倫相手の目黒誠子に、子供が生まれれば仕事に集中できないと言い、子供を堕ろすように頼んだ。

目黒誠子は未婚の子として育てるので、迷惑は掛けないと言ったが、盛本芳春は仕事で大きなチャンスを得たと言い、子供を堕ろすように頼んだ。

すると、目黒誠子は「貴方の仕事のために私の子供を殺すことは出来ない」と言い、盛本芳春に別れを告げて立ち去るが、その帰りに雪道で転倒して流産してしまうのだった。

目黒誠子は子供を失ってしまって涙を流すが、自分にはフランスレストランを出店する夢があると自分に言い聞かせたのだった。

それ以降、盛本芳春は何度電話しても、目黒誠子は電話に出なかった。職場に電話をかけてみると、しばらく休んでいるということだった。

目黒誠子のことが気になる盛本芳春は、うっかりと、自宅の電話からも電話を掛けてしまい、妻に不倫を気付かれてしまう。

その後、盛本芳春は目黒誠子の自宅で待ち伏せし、帰宅した目黒誠子と再会する。目黒誠子は、物件を見つけ、夢だったレストランを開く準備を進めていた。

そして、目黒誠子は「貴方の希望通りになった。結婚は望んでいなかったけど、老後の友達として付き合うには世界が違いすぎた」と言い、盛本芳春に別れを切り出したのだった。

その後、娘の結婚式が終わると、盛本芳春は妻から「私たちの役割は終わった」と言われ、離婚を切り出された。妻は興信所を使い不倫相手・目黒誠子を調べて全てを知っていた。

盛本芳春は、もう別れたと言ったが、妻は弁護士に依頼していると言い、話し合いの余地は無かった。

1人になった盛本芳春は、仕事一筋で30年間働いてきた自分の人生に疑問を感じ、芙蓉銀行の取締役という肩書きが欲しいのかと、自問自答する。

そして、好きな女と暮らして、どちらか一方がどちらかの死を看取ることができるのなら、そんな幸せなことは無いだろうと思い、最後の幸せに掛けることにした。

ある日、目黒誠子がレストランの開店準備作業をしていると、盛本芳春が現れ、雇って欲しいと言った。

目黒誠子が「ふざけないで」と怒ると、盛本芳春は「ふざけていない」と言い、芙蓉銀行を辞めて、妻とも離婚し、全てを妻に渡してきたことを明かした。

それを聞いた目黒誠子が「当分、給料は払えないかもよ」と告げると、盛本芳春は「いいさ。体出払って貰うから」と答えた。

すると、目黒誠子は「バカ」と言って盛本芳春に抱きついたのだった。

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