モリのアサガオ-最終回のあらすじ
ドラマ「モリのアサガオ」の最終回(第10話)「たった一人の親友へ最後の…」のあらすじとネタバレです。第9話のあらすじは「モリのアサガオ-第9話のあらすじ」をご覧ください。
ある日の朝、死刑囚・世古利一(温水洋一)の死刑が執行された。刑務官・若林勇三(塩見三省)から頼まれて製作していた深堀圭造(柄本明)を供養する仏像の貼り絵は完成をみなかった。
及川直樹(伊藤淳史)は渡瀬満(ARATA)に再審請求させるため、渡瀬満を脅迫していた田尻達男を捜していたが、手がかりすら掴めなかった。
田尻達男は見つからないが、及川直樹は渡瀬満に再審請求するように勧めた。しかし、渡瀬満は心を閉ざし、モリの中へと沈んでいった。
半年後のある日、渡瀬満(ARATA)が教戒師(教誨師=きょうかいし)に及川直樹を指名した。「専門家に任せるべきだ」と内部からの反対もあったが、若林勇三(塩見三省)は及川直樹に教戒を任せた。
及川直樹は渡瀬満の担当を外れており、久しぶりの再会だった。渡瀬満は「俺もお前に救われた。正直、死刑判決を受けるのは怖いが、お前との見えないキャッチボールで救われた」と話し出した。
渡瀬満は妹・吉岡小春(谷村美月)を守る為に、進んで死刑を宣告されていた。決心はしていたが、及川直樹の「死刑を免れることができるかもしれない」と言う言葉を聞いて動揺しまった渡瀬満は、及川直樹のことを遠ざけていたのだった。
及川直樹は再び再審請求を勧めるが、渡瀬満(ARATA)は再審請求をすれば、田尻達男が妹の吉岡小春(谷村美月)を狙うと言い、再審請求を拒んだ。
及川直樹は「今度は僕が守る」と言い、渡瀬満を抱きしめた。それからは、渡瀬満は明るくなり、何時しか2人はお互いを下の名前で呼び合うようになっていた。
ある日、若林勇三(塩見三省)は及川直樹(伊藤淳史)に、世古利一(温水洋一)の貼り絵を渡し、お寺に寄贈して供養してくるように頼んだ。そして、貼り絵の裏に貼ってあった世古利一の遺書を手渡した。
及川直樹は渡瀬満に自分の犯した罪についてどう思っているか尋ねた。渡瀬満は「田尻の娘のことは悔やんでも悔やみきれない。しかし、田尻を殺したことは後悔していない。父さんも母さんもやっと成仏できた」と答えた。
及川直樹の脳裏には、これまでに死刑が執行されて死んでいった者たちの言葉が浮かんでいた。
ある日、渡瀬満(ARATA)が及川直樹(伊藤淳史)を呼んだ。渡瀬満は新聞で田尻達男が死亡したことを知ったのだった。「モリのアサガオ最終回のネタバレ」へ続く。