モリのアサガオ-最終回のネタバレ
ドラマ「モリのアサガオ」の最終回(第10話)「たった一人の親友へ最後の…」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。このページは「モリのアサガオ-最終回のあらすじ」からの続きです。
渡瀬満(ARATA)は「これで小春の命は狙われない。あいつとの約束は守らなくてもいいんだ。俺は死刑になる必要も無いんだ。ここから出してくれ」と訴えた。
しかし、及川直樹は「僕は、君の罪は死刑に値すると思う。昨日、世古の遺書を読んだ。世古は死刑になったけど、自分の罪と向き合うことで幸せになれた。君は今も仇討ちを肯定している。満は2つの命を奪った。そのことと向き合わないかぎり、生きながら地獄が続く」と諭した。
及川直樹(伊藤淳史)の言葉を聞いた渡瀬満(ARATA)は号泣した。及川直樹にしがみついて泣いた。
3年後のある日、同僚の望月加奈(木南晴夏)は一般人と結婚した。元交際相手の沢崎麻美(香椎由宇)も新聞記者として活躍していた。
そして、渡瀬満(ARATA)への死刑執行命令が出た。若林勇三(塩見三省)は及川直樹にボタンを押す係を命じた。
及川直樹の姿が見えないため、渡瀬満は刑務官の里中和明(戸田昌宏)に「今日は直樹は?」と聞くと、里中和明は慌てて「法務局へ出張だ」と答えた。渡瀬満は里中和明の態度から、自分の番が来たことを悟った。
その日の夜、及川直樹は渡瀬満の房へやってきた。渡瀬満は「遅いぞ直樹。今日が最後の対戦(野球ゲーム)なのに。俺は大丈夫だから。小春を頼む」と言った。渡瀬満の態度は凛としていた。
その場に膝をついた及川直樹は、「僕は今になっても悩んで居るんだ。君が仇討ちをしたのは君の両親を殺した男が死刑にも成らずに社会に戻ったからだ。君は今、罪を悔い改めている。君に死刑を突きつけたのは間違いだった」と泣いた。
渡瀬満は、「それは違うよ。人を殺したら、命を持って償うしか方法が無いんだ。どんな理由があったとしても、2つの命を奪ってしまった。もしも、生まれ変わったら、直樹と一緒に野球がしたいな」と言って及川直樹の肩を抱いた。
ある日の朝、渡瀬満が死刑台に登った。目隠しをされた渡瀬満の首にロープがかけられた。
及川直樹のキャッチャーミットに白球が吸い込まれる。マウンドには渡瀬満が立っていた。今度こそ一緒に野球をやろうな、満…。合図とともに、及川直樹は死刑執行のボタンを押した。
ある日、定年退職を迎えて退官する若林勇三(塩見三省)は、及川直樹に「まだ答えが出ない。どんな極悪人でも、その命を人間が奪っていいものなのか」と問いかけた。
及川直樹は、「僕にも分りません。この仕事をすればするほど、答えが見つからないんです」と答えた。
ある日、及川直樹は渡瀬満の遺骨を抱える吉岡小春(谷村美月)に、「満は僕と出会うことがなかったら死刑に成らずにすんだかもしれない。君とまた暮らせたかもしれない。僕にとって満は生きる支えだったけど、僕たちは出会わない方が良かったのかも知れない」と話した。
失言症で喋れない吉岡小春は声を振り絞り、「あ…あ…あ・り・が・と・う」と答えた。「モリのアサガオ-最終回の視聴率と感想」へ続く。