獣になれない私たち-最終回の結末ネタバレ
松田龍平が主演する日本テレビのドラマ「獣になれない私たち」の最終回のあらすじと結末のネタバレ後編です。
このページは「獣になれない私たち-最終回のあらすじとネタバレ」からの続きです。
■獣になれない私たち-最終回の結末ネタバレ後編
翌日、橘呉羽(菊地凛子)が謝罪会見を開いた。
橘カイジ・深海晶(新垣結衣)・根元恒星(松田龍平)の3人はインターネット中継で、橘呉羽(菊地凛子)の謝罪会見を見た。
橘呉羽(菊地凛子)は神妙に謝罪していたが、記者から子供の予定を聞かれると、「結婚って子供を作るためにするの?一緒に居たいからするもんじゃないの?」と切れた。
記者から「反省してないということですね?」と質問されると、橘呉羽(菊地凛子)は「反省しています。ここに、こんな格好でノコノコ出てきたことに反省しています」と答えて、火の油を注いだ。
さらに、橘呉羽(菊地凛子)は「橘呉羽は橘カイジの妻である前に、呉羽です。これからも自由に生きようと思います。カイジと一緒に」と宣言して会見を終えた。
記者から「それじゃ謝罪会見になってない。アンタ何しに来たんだ」と批判が飛ぶと、橘呉羽(菊地凛子)は「うーん、自分以外の何者にもなれないことを確かめに」と答え、会見場を後にした。
すると、ネット中継で謝罪会見を見ていた橘カイジは「クレちん最高」と喜び、橘呉羽(菊地凛子)を迎えに行った。
一緒にネット中継を見ていた根元恒星(松田龍平)が「爆弾投げたな」と感心すると、深海晶(新垣結衣)も「投げましたね」と感心した。
さて、長門朱里(黒木華)がネットカフェのパソコンで、橘呉羽(菊地凛子)の謝罪会見を見ていると、深海晶(新垣結衣)がやって来た。
深海晶(新垣結衣)は「あの会社で働けなかったからと言って、自信を無くす必要はないよ。どこか別に、朱里さんに合う場所がある。私もこれから探す」と言い、長門朱里(黒木華)が会社の机に置いたままにしていた置物を渡した。
その置物には「給料ゲット」「おちついてガンバレ」「必要な人になる」と書いた付箋が貼ってあった。
長門朱里(黒木華)は、その置物を受け取ると、深海晶(新垣結衣)の胸で泣いた。
翌朝、上野発(犬飼貴丈)が出社すると、深海晶(新垣結衣)が仕事をしていたので、大喜びした。
出社した社長・九十九剣児(山内圭哉)も深海晶(新垣結衣)を見て喜んだが、「えらい長いバケーションやったな。早う溜まってる仕事を片付けよ。回る物も回れへんで」と命じて社長室へと入った。
深海晶(新垣結衣)はコーヒーを淹れて社長・九十九剣児(山内圭哉)に届けると、長門朱里(黒木華)の辞表を渡し、「社長は私たちをどう思ってますか?社長が言うように、社員の替えは効きます。だけど、私たちにとっても上司の代えは効くんです。社長の怒鳴り声は、まるで恫喝です」と告げた。
社長・九十九剣児(山内圭哉)が「俺かて、仕事がキチンとできとったら、怒鳴ったりせんわ」と反論すると、深海晶(新垣結衣)は「普通に話して欲しいんです。矢継ぎ早の命令には追いつけません」と頼んだ。
社長・九十九剣児(山内圭哉)が「普通のスピードやろ。どんだけチンタラ話したらええんじゃ」と呆れると、深海晶(新垣結衣)は「みんなが社長と同じじゃないんです」と告げた。
社長・九十九剣児(山内圭哉)が「お前らがボンクラなんじゃ」と吐き捨てると、深海晶(新垣結衣)は「社長以外がボンクラなら、社長の言葉は誰にも通じてないことになります。悲しいと思いませんか?私は悲しいです。一方通行の会話はしんどいです。私は社長の下で働く人間です。人間だから嬉しかったり、悲しかったり、間違えたりします。もう限界と思ったりします。今までお世話になりました。自分を殺して、本当に死んでしまう前に、辞めます。ちゃんと引き継ぎはします」と言い、辞表を置いて社長室を出た。
社長・九十九剣児(山内圭哉)は深海晶(新垣結衣)を追いかけて、「認めへんぞ。何が不満やねん」と怒ると、SEの佐久間久作(近藤公園)が「何か不満か、沢山言ってきたよ。俺も新海さんも。少しくらい聞いてくれてもいいじゃないか」と怒った。
すると、社員たちが口々に会社の不満を口にしたので、社長・九十九剣児(山内圭哉)は「おまえらまで何を」と怒った。
上野発(犬飼貴丈)が深海晶(新垣結衣)に「次の職場でも頑張ってください」と告げると、みんなは拍手で深海晶(新垣結衣)の退社を祝福した。
一方、根元恒星(松田龍平)は、公認会計士の先輩・掘田に、コンサルティング会社「プロセ」が関連会社を使った架空請求をしていることを明かし、プロセの所得隠しを税務署に告発することを相談した。
先輩・掘田は、決算書類の押してある根元恒星(松田龍平)の印を見て驚き、「俺なら全て忘れて見なかったことにする。こんな不正はどこにでもあるだろ。お前が人生を賭けることはない」と説得したが、根元恒星(松田龍平)は「逆です。取り戻そうとしてるんです」と答えた。
その後、根元恒星(松田龍平)は税務署を訪れてコンサルティング会社「プロセ」の脱税を告発すると、コンサルティング会社「プロセ」の会議室に乗り込み、300万円を叩き返し、担当者を殴って逃げた。
ある日、仕事を辞めた深海晶(新垣結衣)が根元恒星(松田龍平)の税理士事務所の前を通りかかると、業者が根元恒星(松田龍平)の税理士事務所の看板を取り外す工事をしていた。
深海晶(新垣結衣)が、工事を見ていたマスター斎藤(松尾貴史)に「事務所をたたむのなら、立ち会いくらいすれば良いのに」と話しかけると、マスター斎藤(松尾貴史)は「恒星ちゃんらしい」と答えた。
深海晶(新垣結衣)が「今、どこに居るのか知ってます?」と尋ねると、マスター斎藤(松尾貴史)は「店、長い間やってるとね、突然、ふっと来なくなる人って居るんだよね。で、また別のお客さんが来て常連になって、新しい人間関係が出来て、少しずつ変わりながら続いていく。・・・また、別の飲み友達が出来るよ」と答えた。
マスター斎藤(松尾貴史)が「あっ、うちの周年パーティーくるよね?」と尋ねると、深海晶(新垣結衣)は「はい。今年こと、ナイン・テイルド・キャッツ飲みます」と答えた。
さて、長門朱里(黒木華)は、岡持三郎(一ノ瀬ワタル)と同じラーメン屋で働くようになっており、ラーメン屋の社宅でウサギと暮らしていた。
岡持三郎(一ノ瀬ワタル)は根元恒星(松田龍平)とメールで連絡を取り合っていたようだが、根元恒星(松田龍平)の居場所を知らなかった。
深海晶(新垣結衣)は花井京谷(田中圭)と別れたが、花井千春(田中美佐子)とは酢を送られてきたので、お礼にビールを送り返すという関係が続いていた。
さて、知らない番号から電話がかかってきたので、深海晶(新垣結衣)が電話に出てみると、電話の主は根元恒星(松田龍平)だった。
根元恒星(松田龍平)が「部屋は更新したの?」と尋ねると、深海晶(新垣結衣)は「うん、節約生活」と答えた。
深海晶(新垣結衣)が「明日、5tapの周年だよ。今年こそナイン・テイルド・キャッツ飲まないと」と告げると、根元恒星(松田龍平)は「行ったって、晶さんは飲めないでしょ。みんなに注いで回って」と呆れた。
深海晶(新垣結衣)が「今年はそんなことしない。恒星さんこそ、開店前に飲み過ぎて、酔っ払って、飲めないんじゃない」と告げると、根元恒星(松田龍平)は「たぶんね」と言って笑った。
すると、深海晶(新垣結衣)が「来ないつもり?ビール飲もうよ。一緒に飲みたいよ」と告げた。
翌日、バー「5tap」では、深海晶(新垣結衣)と根元恒星(松田龍平)がなかなか来ないので、マスター斎藤(松尾貴史)が困っていたが、客から「もう3時になっちゃうよ」と促され、「もう開けちゃおうか」と言い、ナインテイルドキャッツを開けた。
そのころ、深海晶(新垣結衣)と根元恒星(松田龍平)は、別の店で、10年もののビンテージビール「ナインテイルドキャッツ」(1本1万3500円)を飲んでいた。
根元恒星(松田龍平)が「今は無職で仮住まいのアパート。何にも無いんだよ。命はあっても人生は終わり」と漏らすと、深海晶(新垣結衣)は「終わってないよ。変わっただけ。鮮やかには変われなくても、少しずつ変わっていって、苦くなくなるんだよ。このビールみたいに」と言った。
一方、橘呉羽(菊地凛子)と橘カイジは日本を飛び出して海外で楽しく暮らしていた。
花井京谷(田中圭)は新しい恋を見つけるため、橋爪部長と一緒にコンパに参加していた。
社長・九十九剣児(山内圭哉)は改心して、上野発(犬飼貴丈)や松任谷夢子(伊藤沙莉)ら部下を連れてバー「5tap」に飲みに来るようになっていた。
さて、深海晶(新垣結衣)と根元恒星(松田龍平)はナインテイルドキャッツを1本飲み終えると、根元恒星(松田龍平)が「近くに教会があるんだって。16時に鐘が鳴るらしい。行ってみる?」と誘った。
深海晶(新垣結衣)と根元恒星(松田龍平)が、話しながら教会へ行くと、15時59分だった。
深海晶(新垣結衣)が「鳴りますかね?聞こえないかな?鳴らなくても、聞こえなくても、一緒に居ることって出来るのかな?」と尋ねると、根元恒星(松田龍平)は「それは分からない。俺たち次第じゃない?」と答えた。
やがて、16時になったので、深海晶(新垣結衣)と根元恒星(松田龍平)が教会の鐘を見てると、強い風が吹いた。
そのとき、教会の鐘が揺れた。深海晶(新垣結衣)は、揺れている鐘を見て、根元恒星(松田龍平)の手を握ったのだった。
(結末の注釈:結末のシーンはBGMだけが流れており、視聴者は教会の鐘が鳴ったのか、分からない。視聴者の解釈次第という感じです)
なお、来期のドラマは、北川景子が主演する「家売るオンナの逆襲」です。
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