なつぞら-小畑とよ(高畑淳子)のモデルは小田トシ
NHKの朝ドラ「なつぞら」に登場する小畑とよ(高畑淳子)のモデルをネタバレします。
■なつぞら-小畑とよ(高畑淳子)のあらすじ
小畑とよ(高畑淳子)は、菓子食品だった夫に嫁いだが、わがままな夫に振り回されて勝ち気な性格になった。とにかく話すことが好きで、十勝のことなら何でも知っているという噂好きのおしゃべりババアである。
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■小畑とよ(高畑淳子)のモデルは小田トシ
NHKの朝ドラ「なつぞら」に登場する小畑とよ(高畑淳子)は、北海道の菓子店「六花亭」の社長・小田豊四郎の母・小田トシです。
小田トシは、北海道で製粉の基礎を築いた岡部家の出身で、小田佐太郎と結婚したが、夫・小田佐太郎は毎晩のように飲み歩くうえ、相場への投資が失敗して会社を倒産させた。
会社の倒産により、家族はバラバラになり、小田トシは5歳の娘を連れて、弟が経営する「帯広千秋庵」(後の六花亭)へ行き、「帯広千秋庵」で働いた。
4年後、弟が病気で「帯広千秋庵」の経営を続けられなくなり、「札幌千秋庵」で働いていた小田トシの長男・小田豊四郎が経営を引き継いだ。
こうして、バラバラになっていた家族が再び1つになったが、菓子は売れず、経営に苦しんだ。
しかし、それでも、小田トシと長男・小田豊四郎は励まし合いながら「帯広千秋庵」を続けた。
やがて、借金が大きくなり、小田トシも長男・小田豊四郎も廃業を覚悟した。
そのようななか、取引先の社長が、「これで借金を返済してはいけないよ。砂糖を買いなさい」と言い、500円を貸してくれた。
長男・小田豊四郎は、500円で借金を返したかったが、社長に言われたとおりに砂糖を買った。
すると、その直後に、戦争の影響で砂糖が物価統制で配給になり、入手困難となる。
しかし、長男・小田豊四郎は大量の砂糖を購入していたので、砂糖を使った菓子を作り続けることができ、一気に店が繁盛した。
昭和51年(1976年)、「帯広千秋庵」は、商圏問題により、本店「札幌千秋庵」と対立し、本店「札幌千秋庵」から暖簾の返上を迫られる。
長男・小田豊四郎は、長年使ってきた暖簾を返上すれば、売り上げが激減すると思い、本店との商圏問題に苦悩するが、小田トシはアッサリと暖簾を返上すればいいと告げた。
長男・小田豊四郎は、小田トシと岩城二郎に背中を押されて、暖簾の返上を決断し、「帯広千秋庵」を返上して、昭和52年(1977年)5月に「六花亭製菓」へと社名を変更した。
しかし、小田トシは2ヶ月前の昭和52年3月に死去しており、「六花亭製菓」の誕生を見ることは出来なかった。
なお、朝ドラ「なつぞら」のネタバレやモデルは「なつぞら-あらすじとネタバレ」をご覧ください。
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