スカーレット-川原常治(北村一輝)のモデルは金場繁
NHKの朝ドラ「スカーレット」に登場する川原常治(北村一輝)の実在のモデルとネタバレです。
■スカーレット-川原常治(北村一輝)のあらすじ
川原常治(北村一輝)は大阪府の出身で、小学校を卒業後、丁稚奉公に出た。戦前から色々な商売に手を出し、見栄っ張りで、困った人を見据えてておけない性格だったため、お金が身につかなかった。
川原常治(北村一輝)は多額の借金を作り、借金取りから逃げて、昭和22年に滋賀県の信楽へ移り住み、信楽の窯業で運搬の仕事を始めた。
金策で大阪に出たとき、暴漢に襲われた草間宗一郎(佐藤隆太)を助けて、自宅に連れ帰って療養させた。
また、進学費用を仕事に使うため、川原喜美子(戸田恵梨香)を高校に進学させず、大阪の荒木商事に就職させ、給料を仕送りさせた。
従業員に金を持ち逃げされたり、頑張って自動車を購入したが、張り切りすぎて怪我をして仕事が出来ず、借金を膨らませていった。
このため、川原喜美子(戸田恵梨香)を呼び戻し、景気の良い「丸熊陶業」へ就職させた。
やがて、川原喜美子が陶芸家を目指す十代田八郎と結婚したいと言うと、川原常治は安定した仕事に就いて欲しいと言い、結婚に反対し、展覧会で入賞することを結婚の条件に出した。
しかし、川原常治は、展覧会の結果が発表を待たずに、2人が住めるように自宅を増築した。
その後、十代田八郎が入賞を果たし、2人が無事に結婚した。
川原常治は、自宅を増築した時の借金を返済するため、長距離輸送の仕事を始めたが、無理がたたり、体調が悪化し、死んでしまうのだった。
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■川原常治(北村一輝)のモデル
NHKの朝ドラ「スカーレット」に登場する川原常治(北村一輝)のモデルは、神山清子の父・金場繁です。
父・金場繁は、人情に厚かった人ですが、酒と博打が好きで、博打のカタに神山清子や妻を女郎屋に売り飛ばすという人でした。
さて、神山清子の父・金場繁は、鉱脈を探す山師で、長崎県佐世保市の炭鉱で働いており、炭鉱で働いていた韓国人と親しくしていた。
(注釈:当時の韓国は、現在の韓国では無く、日韓併合中の大韓帝国です。)
神山清子の父・金場繁は、韓国人が炭鉱から逃げ出したときに、韓国人の逃走を手助けしたことで、警察に追われる羽目になり、一家で炭鉱町から逃げ出した。
一家は各地を転々としながら、行く先々で韓国人に助けられて警察から逃げ延びて、滋賀県の日野にたどり着き、終戦後に滋賀県の信楽町へと移り住んだ。
金場繁は、信楽で山を買って亜炭の採掘をしていたが、上手くいかず、木を切って薪にして、陶芸家の高橋楽斎や上田直方に売っていた。
金場繁は、かなりの酒乱だったのですが、柔道を習っていた神山清子に投げ飛ばされ、それ以降は大人しくなったようです。
さて、虐められていた長女・神山清子は、みんなに認めて貰うために勉強を頑張っていたので、いつもテストは満点だったうえ、滋賀県の絵画コンクールで金賞を取った。
このため、長女・神山清子は、信楽町が費用を出してくれ、高校へ進学できることになった。
しかし、金場繁は「他人の世話にはならん」「女に学問は必要ない」と言い、長女・神山清子を高校へ進学させず、和裁学校へ入れました。
その後、長女・神山清子が「近江化学陶器」で働くようになると、金場繁は「お前らにタダ飯を食わせて大きくしてやった。その分を返すのが子供の務め」と言い、長女・神山清子の給料を全部取ってしまった。
やがて、長女・神山清子が「近江化学陶器」を辞めて、陶芸を始めると、金場繁は工房を持つことに反対したが、長女・神山清子が穴窯を作るときには、病気になっており、所有した山を売って穴窯の費用として提供した。
しかし、金場繁は病気が悪化しており、新しく建てた家が完成する前に入院した。
金場繁は、長女・神山清子を高校へ進学させなかった事を悔やみ続けており、「あのときは、すまなかった」と謝罪し、病院で死んだ。
なお、朝ドラ「スカーレット」のモデルやネタバレは「スカーレット-モデルとあらすじとネタバレ」をご覧ください。
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