わたし、定時で帰ります-原作のあらすじとネタバレ

朱野帰子の原作小説「わたし、定時で帰ります」のあらすじとネタバレを含む読書感想文です。

■わたし、定時で帰ります-あらすじとネタバレ

HP制作会社で働く主人公・東山結衣は、中華料理屋「上海飯店」で酒を飲むため、何が何でも定時に帰ると決めており、どんなに忙しくても定時で仕事を切り上げて帰っていた。

東山結衣は、種田晃太郎と婚約していたのだが、東山結衣が東山結衣よりも仕事を選んだため、結婚は破談となった。しかし、共働きを認めてくれ、家事にも率先して参加してくれる諏訪巧と婚約していた。

そのようななか、外部からやってきた上司・福永清次がHPのリニューアルの仕事をとて来たので、見積もりを出すことになった。

東山結衣は絶対に残業をしないと言い、5000万円の見積もりを作るが、外面の良い上司・福永清次が3500万円の見積もりでいって欲しいと頼んだ。

東山結衣は社内基準があるので、絶対に3500万では社内審査に通らないと説明するが、上司・福永清次が取引先への対面を気にして、どうしても3500万円にして欲しいと言って引かない。

そこで、賤ヶ岳八重が仲裁に入り、社内審査にかけておけば、上司・福永清次も先方に「社内審査が通らなかった」と言い訳できるだろうと言い、3500万円の見積もりを社内審査にかけることを提案した。

3500万円の見積もりが社内審査でNGになったところで、5000万円の見積もりを社内審査に出せば良いというのだ。

ところが、産休から復帰した賤ヶ岳八重を活躍させて会社をアピールしたいという役員の思惑から、3500万円の見積もりが通ってしまったのである。

しかも、管理部の石黒良久が絶対に赤字は許さないということで、外注を出すことが出来ず、HPの全て社内で作成しなければならなかった。

その案件チーフになった東山結衣は、全員を定時に返すと言い、仕事に取り組んでいくが、ブラック上司福永清次のせいで、次から次へと問題が発生して、残業しなければ、納期までに間に合わないという事態に陥り、絶対に定時で帰ると言っていた東山結衣までも残業をするようになった。

そのようななか、社長の鶴の一声で、残業時間が20時間に制限されてしまい、東山結衣は残業時間が20時間では少ないと思うようになってしまうのだった。

しかし、残業時間が減らされたにも関わらず、次々と仕事が終了していくため、ブラック上司・福永清次に脅され、みんなが仕事を持ち帰っているという疑惑が浮上した。

このままでは、元婚約者・種田晃太郎が危ないと考えた東山結衣は、種田晃太郎を救うために福永清次を排除しようと考え、社長に直訴して、ゴルフ勝負を持ちかけた。

そして、東山結衣はゴルフ勝負に勝って、土日だけ、1人を動かせる人事権を認めてもらい、ある作戦を実行するのだった。

わたし、定時で帰ります-最終回と結末ネタバレ感想文」へ続く。

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