なつぞら-山田天陽(吉沢亮)の馬の絵に隠された実話のネタバレ
NHKの朝ドラ「なつぞら」に登場する山田天陽(吉沢亮)が馬の絵を描くので、馬の絵に関する実話のネタバレを紹介します。
■なつぞら-山田天陽(吉沢亮)と馬の絵の実話
山田天陽(吉沢亮)のモデルとなった画家・神田日勝は、小学生の時から絵が上手で、クラスメイトのリクエストに応じてノートに絵を描いていた。
このころ、トラクターなどは無いので、北海道の農家は馬を使っており、馬を繁殖させるために、馬に交尾をさせていた。
北海道十勝の子供は馬の交尾を観るのが楽しみだったのだが、なかなか大人が見せてくれない。
このため、欲求不満になった悪ガキは、絵で我慢しようと思い、絵の上手な神田日勝に馬の交尾を描いて欲しいと頼んだ。
しかし、神田日勝は馬の交尾を観たことがなかったので、困ったあげく、馬を2頭並べて描いたところ、悪ガキたちに全然違うと怒られてしまった。
それで、神田日勝は馬の交尾の勉強したのか、小学4年のころに神田日勝が描いた馬の交尾の絵を見て、子供たちが絶賛したというエピソードも残っている。
これが切っ掛けで、馬を描くようになったのかは不明だが、後に神田日勝と言えば「馬の絵」と言われるようになる。
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■山田天陽(吉沢亮)の死んだ馬の絵の実話
NHKの朝ドラ「なつぞら」に登場する山田天陽(吉沢亮)が、死んだ馬の絵を描いているのだが、これにも実話となるエピソードがあるので、実話のネタバレを紹介する。
山田天陽(吉沢亮)のモデルとなる画家・神田日勝が中学生のとき、父・山田要一が仲介業者から馬を購入した。
このとき、父・山田要一は農業未経験者で馬の扱いに不慣れなため、大人しい馬を購入したのだが、仲介業者に騙され、老婆を購入させられたので、購入した馬は直ぐに死んでしまった。
このエピソードを元にして描いたのが、神田日勝の「痩せ馬」「老馬」「死馬」という馬の絵である。
■ベニヤ板と絵の具のネタバレ
神田日勝は、ベニヤ板に絵を描いた。絵はモノトーン調だった。これは、単純にお金が無いというのが理由だった。
このため、神田日勝といえば、ベニヤ板というイメージが大きいのだが、ベニヤ板の絵は展覧会用の作品である。ベニヤ板に描いても売れないため、販売用の絵はキャンパスに描いている。
神田日勝は死ぬ前に、子供達が絵を売って生活できるように、小さめの絵を大量に描いている。
また、神田日勝の絵は、モノトーン調だったが、途中でカラフルな色使いに変わっている。
これは、神田日勝が画家を辞めようと悩んでいた時期があり、その心境の変化が色使いに現れたのではないか、とされている。
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■ヌードモデル事件
神田日勝は、母親から「いやらしい絵ばっかり描いて」と小言を言われながらも、ヌードの絵を描いていた。
しかし、神田日勝は、お金が無いのでヌードモデルを雇えず、相撲やスポーツ選手の写真を参考にしてヌードを描いていた。
神田日勝は、とにもかくにもヌードモデルを描きたいと友達らに話していると、友達が行きつけのスナックの女性を口説き落とし、スナックの女性がヌードモデルを引き受けてくれることになった。
神田日勝は、ヌードモデルが描けると大喜びしたが、その日は大雪が降って村から出ることが出来ず、ヌードモデルの夢は露と消えてしまった。
その後も、神田日勝は、妻の居ないところで友達などに、ヌードモデルを描きたいと相談していたが、32歳という若さで死去してしまい、宿願のヌードモデルを描くこと無く、生涯を閉じた。
朝ドラ「まんぷく」では、画家・香田忠彦(要潤)がヌードモデルを描いていたが、神田日勝が朝ドラ「まんぷく」を観たら、さぞ、羨ましがることだろう。
せめて、山田天陽(吉沢亮)にヌードモデルを描かせてあげて、神田日勝の宿願を果たさせてあげたいところだが、どうなることやら・・・。
なお、朝ドラ「なつぞら」の各種ネタバレは「なつぞら-あらすじとネタバレ」をご覧ください。
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コメント欄
私は6月20日に85歳になります。お陰様で元気ですが足腰の衰えを感じています。最初に北海道を訪れたのは、昭和60年10月新婚旅行です。上野から札幌まで25時間位かかりました。当時は新婚旅行は伊豆の温泉が普通でした。以後北海道には、十数回訪れています。帯広の近くの池田から今はない、池北線で池田に出たこともあり、「なつぞら」を懐かしく見ています。なつがアニメーターになって、どのように伸びて行くのか楽しみです。