最上の命医のネタバレ 最上の命医は地獄に落ちる
入江謙三の漫画「最上の命医」を原作とする医療ドラマ「最上の命医」の第1話「子供を救う命のメス奇跡の小児外科医」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。
このページは「最上の命医のあらすじ」からの続きです。
西條命(斎藤工)は「僕なら移植せずに腫瘍を切除することができます」と言うが、小児外科を目の仇にしている副院長・桐生奠(陣内孝則)が手術を許可するはずはなかった。
ところが、副院長の桐生奠(陣内孝則)は「お手並み拝見」と言い、西條命の手術を許可したため、少年・岡田隼(佐藤瑠生亮)の手術が行われることになった。
西條命(斎藤工)が手術室に入ると、副院長の桐生奠(陣内孝則)が手術室でスタンバイしていた。桐生奠は麻酔科医として手術に加わるというのだ。
手術が始まる。一度取り出した肝臓を再び戻すには、胆管静脈をつなぎ合わせなければならない。時間を要する難しい手術である。
一般的には3時間以上はかかる肝臓摘出を、西條命(斎藤工)はわずか90分で終える。しかも、血管を縛る「結紮(けっさつ)」が完璧だから、出血量はごく僅かだった。
肝臓を摘出したものの、腫瘍が肝静脈まで浸潤(しんじゅん=他の組織まで侵入すること)しており、肝静脈の侵された部分を取り替える必要があった。
西條命(斎藤工)は瀬名マリア(比嘉愛未)に内腸骨静脈(ないちょうこつじょうみゃく)を5cm採取するように指示を出すと、腫瘍の摘出にとりかかった。
西條命(斎藤工)は肝臓から腫瘍を摘出し終わると、瀬名マリア(比嘉愛未)が取り出した内腸骨静脈を切り開き、肝静脈と同じ太さに成るように縫い合わせ、肝静脈を再建した。
西條命は肝臓を戻し、手術は無事に終わった。副院長の桐生奠(陣内孝則)は「お見事でした。私は何もすることがなく、楽をさせてもらいました」と声を掛けると、西條命は「いえ、ありがとうこざいました」と頭を下げた。
中庭で、瀬名マリア(比嘉愛未)が西條命に「どうして小児科医を目指したのですか」と質問すると、西條命は「先天性の心臓疾患を抱えて生まれてきたが、ある小児科医に命を救われた」と答えた。
瀬名マリアは「神道先生ですか?」と質問すると、西條命は「知ってるの?」と問い返した。
瀬名マリアは「神道先生は有名な小児外科医ですから。私も小児外科を志望していました。でも私には無理みたいです」と答えた。
西條命(斎藤工)は「一緒にやろう。僕のホームページを見てやってくる患者さんから始めればいい」と誘った。
その日の夜、主任看護婦の前田泉(北川弘美)はベッドで、副院長・桐生奠(陣内孝則)に寄り添っていた。
前田泉は「妬ける?最上先生のこと。副院長は若いときに天才外科医って言われてたんでしょ」と身を預ける。桐生奠は「そんなことにはもう興味が無い」と答える。
前田泉が「興味があるのは全国に数十カ所系列病院を持つ平成中央病院の理事長の椅子」と言うと、桐生奠は「それが欲しいのは、1人でも大勢の人を救いたいからだよ。絶対に小児外科は復活させない」と言い、前田泉(北川弘美)の上に覆い被さった。
ある日、神道護(泉谷しげる)は西條命(斎藤工)に「お前は医者の本当のことが分ってない。『最上の命医は地獄に落ちる』て言葉があるの知ってるか。良い医者ってのは自分のことよりも患者のことを考えて自分を犠牲にしてしまう。患者を救うためにはリスクも恐れず困難な手術にも挑む。だから、名医ほど地獄に落ちる。その覚悟が必要ってことだ」と教えた。「最上の命医の視聴率と感想」へ続く
コメント欄
ありがとう
助かった