凪のお暇-安良城ゴンのネタバレ感想文

黒木華が主演するTBSのドラマ「凪のお暇」の原作の安良城ゴン(あらしろゴン)のネタバレ感想文です。

■凪のお暇-安良城ゴンのネタバレ感想文

安良城ゴンは、大島凪の隣室(103号室)に住むボロアパートの住人で、クラブのイベントなどをやってパーティーピープルのリア充である。

大島凪が「空気を読むのを止めた人」、聞慎二が「空気読む系」、市川円が「空気クラッシャー系」なのに対し、安良城ゴンは「空気読まない系」である。

安良城ゴンは、「空気読まない系」なので、垣根なく、誰とでも仲良くなり、凄腕のテクニシャンで次々に女性を虜にしていくのだが、虜になった女性は安良城ゴンのことしか考えられなくなり、数多くの女性が廃人となっている。

このため、安良城ゴンは「メンヘラ製造機」「モーゼの海割り」と呼ばれており、他の男性からテクニックを教えて欲しいと頼まれるが、目の前に居る人を気持ちよくさせたいという思いで必死に奉仕しているだけだった。

しかし、安良城ゴンは、誰からも選ばれず、みんな最後には安良城ゴンを害悪呼ばわりして去って行った。

さて、主人公・大島凪も安良城ゴンと体の関係になって、そのテクニックに魅了され、廃人になっていくのだが、完全に廃人になる直前で、廃人になっている女性を見て我に返り、安良城ゴンと別れた。

これまでの女性は廃人になり、安良城ゴンを害悪だと吐き捨てて去って行ったが、大島凪は壊れなかったので、安良城ゴンは大島凪の通過点にはなりたくないと思うのだった。

安良城ゴンは第4巻で、大島凪と破局して、第5巻ではほとんど登場しないが、大島凪に対する恋愛感情のようなものが芽生えてきたので、必ず、また登場するだろう。

安良城ゴンは老若男女にウエルカムなので、男もいけるそうだ。もしかしたら、聞慎二とのボーイズラブという展開もあるかもしれない。

さて、安良城ゴンは、一方的に与えるだけ与えて、その後のケアはせず、与えっ放しだった。

愛は見返りを求めずに一方的に与えることだという話を聞いたことがあるが、原作漫画「凪のお暇」を読んで、与えるだけ与えて、その後の面倒を見ないのは無責任だと思った。

また、目の前の人に誠実ということは、目の前に居ない人には不誠実という点も、その通りだと思った。

私は友達と遊んでいるとき、電話がかかってきても出ない。それは、目の前の人に誠実で、目の前に居ない人に不誠実なのだと思った。

ところで、私の知り合いで、友達と一緒に居ても、平気で電話に出る人が居る。しかも、直ぐに切らずに、結構、長く話すので、待たされる身としては何をして良いのか分からずに困る。

そういう人は空気を読めないのだと思った。そんな友達に原作漫画「凪のお暇」を読ませれば、少しは空気が読めるようになるのだろうか。

なお、「凪のお暇」の原作のあらすじとネタバレは「凪のお暇(なぎのおいとま)-原作のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

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