ルパンの娘-立嶋雅夫(たてじま・まさお)のネタバレ感想文
深田恭子が主演するドラマ「ルパンの娘」の立嶋雅夫(たてじま・まさお)を殺害した犯人ネタバレ感想文です。
■ルパンの娘-立嶋雅夫のネタバレ
川敷で顔の潰れた遺体が見つかった。警察が指紋を照合した結果、顔の潰れた遺体はホームレスの立嶋雅夫と判明した。
さらに、その河川敷の下流で、別のホームレスの遺体が見つかり、ホームレスの小屋から立嶋雅夫を殺害した凶器の石が見つかった。
このため、警察は、下流のホームレスが立嶋雅夫を殺害したとして捜査を開始した。
しかし、泥棒一族の三雲家では、顔の潰れた男性が立嶋雅夫ではなく、祖父・三雲巌だと知る。
祖父・三雲巌は、もしもの時に家族に迷惑をかけないため、警察のデータベースに侵入し、立嶋雅夫のデータを祖父・三雲巌の指紋や顔写真に書き換えていたのだ。
一方、刑事・巻栄一は、立嶋雅夫の足取りを追ううちに、顔の潰れた遺体は立嶋雅夫ではないことが判明する。
では、一体、顔の潰れた遺体の正体は誰なのか・・・。
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■顔の潰れた遺体の正体
河川敷で発見された顔の潰れた遺体の正体は、立嶋雅夫だった。
祖父・三雲巌が警察のデータベースを書き換えていたので、顔の潰れた遺体の正体は祖父・三雲巌ということでストーリーは進む。
しかし、祖父・桜庭和一がデータベースの指紋だけ元に戻していたので、顔の潰れた遺体は本物の立嶋雅夫だったのである。
つまり、データベースは2度、書き換えられており、データーベースは次のような状態になっていたのである。
■犯人と事件の真相
顔の潰れた遺体の正体は、立嶋雅夫で、立嶋雅夫を殺害したのは、先輩刑事・巻栄一だった。
この発端は50年前に遡る。刑事・巻栄一の祖父・巻英輔が大学生の時に、剣道部のマドンナ祖母・桜庭伸枝を襲ったが、祖父・三雲巌に阻止された。
祖父・三雲巌は、犯人を捜し続け、50年後に犯人を見つけたので、データベースを書き換え(1度目の書き換え)、立嶋雅夫を使って祖父・巻英輔に謝罪を求めた。
祖父・巻英輔が対応を刑事・巻栄一に任せたので、刑事・巻栄一は金で解決しようとしたが、立嶋雅夫が金を要求した上で、コンプレックスに思っていた弟のことを言ったため、刑事・巻栄一は逆上して立嶋雅夫を殺害し、慌てて逃げた。
それを見ていた祖父・三雲巌は、立嶋雅夫の死を孫(三雲華と桜庭和馬)の結婚に利用しようと思い、祖父・桜庭和一に連絡した。
そして、祖父・桜庭和一が立嶋雅夫の顔を潰して、警察のデータベースの指紋を戻した(2度目の書き換え)。
刑事・巻栄一はホームレスの死亡事件として片づけられると思っていたが、事件発覚後に立嶋雅夫の顔が無い事に驚き、裏に何かあると考え、凶器の石を河川敷の下流に住むホームレスの小屋に隠した。
このホームレスは、死んでいたが、刑事・巻栄一が死にかけのホームレスを探して、凶器の石を小屋に隠していたので、事件とは関係無かった。
これが事件の真相である。
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■ルパンの娘の感想
「ルパンの娘」のトリックはなかなか面白かった。私は顔の潰れた遺体の正体を祖父・三雲巌だと思って読んでいたので、最後のどんでん返しは意外で、面白かった。
ただ、祖父・桜庭和一の指輪が回収されなかったのは残念だった。あの指輪は伏線ではなかったのだろうか?結末で指輪の伏線を回収して欲しかった。
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