「なつぞら」のモデル奥山玲子が小田部洋一と結婚した理由のネタバレ

NHKの朝ドラ「なつぞら」のモデルとなった奥山玲子が小田部洋一と結婚した理由のネタバレです。

■なつぞら-モデルの奥山玲子の結婚のネタバレ

東映動画では、公務員出身のアニメーター小田克也がダンスの先生になってステップを教えてくれたので、社内ダンスパーティーが流行しており、アニメーターは仕事が終わると机を片付けて、レコードをかけてダンスに熱狂していた。

やがて、色々な人の家でダンスパーティーを開くようになり、ある先輩の家でダンスパーティーを開いたとき、小田部洋一は奥山玲子の手を取ってしまった。

奥山玲子が班長で、小田部洋一は奥山玲子班で第2原画をしていた。つまり、上司と部下という関係だった。

小田部洋一は、原画をチェックされてダメだしされる側だったので、上司の奥山玲子は近寄りがたい存在であり、恋愛対象外だった。

対する奥山玲子も、小田部洋一を遊び人と思っていたし、他に好きな人が居たので、小田部洋一は恋愛対象外だったが、2人はダンスを切っ掛けに交際に発展したのだった。

さて、小田部洋一は、長編アニメ「わんぱく王子の大蛇退治」で初めて絵コンテを手がけたが、演出助手の高畑勲に「流れがおかしい」と言われた。

しかし、小田部洋一は引き下がること無く、真っ向から高畑勲とやり合った。

奥山玲子は、労働組合での高畑勲の発言に一目置いていたことから、高畑勲に対して物応じしない小田部洋一を観て評価するようになった。

小田部洋一も奥山玲子を毅然としていて、芯の強い女性と思っていたが、犬や雷を怖がる愛らしい一面を発見して、奥山玲子の事を好きになっていった。

やがて、2人は結婚を決めた。プロポーズの言葉は無かった。実は、出来ちゃった結婚(授かり婚)だったのである。

結婚を決めると、奥山玲子は何事もケジメを付ける性格だったので、小田部洋一を奥山玲子の好きだった人のところに挨拶へ行かせた。

小田部洋一は挨拶に行くと、周りのみんなは2人は絶対に合わないと思っていたようで、ビックリしたようだ。

アニメーターの楠部大吉郎は「奥山さんだけはやめとけ」と忠告したが、小田部洋一は結婚を決めていたので、忠告には従わなかった。

こうして、2人の結婚決定が公になると、東映動画の仲間が10人ほど集まって結婚準備委員会を組織して、結婚の準備を行い、昭和38年(1963年)7月7日の七夕に、国際基督教大学の礼拝堂で結婚式を挙げ、学内にあった日本家屋の庭を借りて会員制披露宴を行った。

その後、奥山玲子は出産を経て昭和40年に東映動画に復帰した。

当時の東映動画では、女性は結婚したら会社を辞めなければならないという女性差別があったが、奥山玲子は会社の方針をはねのけて、会社に復帰した。

東映動画で結婚しても会社を辞めなかったのは、奥山玲子が初めてだった。

そして、奥山玲子が前例となり、宮崎駿と結婚した大田朱美も会社に残り、アニメーターを続け、大勢の女性が働きやすくなったと奥山玲子に感謝した。

なお、朝ドラ「なつぞら」の各種ネタバレは「なつぞら-あらすじとネタバレ」をご覧ください。

スポンサードリンク

コメントを投稿する

コメントは正常に投稿されていますが、反映に時間がかかります。