なつぞら-田辺政人(宇梶剛士)のモデルとネタバレ
広瀬すずが主演するNHKの朝ドラ「なつぞら」に登場する田辺政人(宇梶剛士)のモデルとネタバレです。
■田辺政人(宇梶剛士)のモデルとネタバレ
「なつぞら」に登場する田辺政人(宇梶剛士)は、「音問別農協」の組合長で、十勝の農協を集結して新工場を建設して、農家のための乳業会社を設立しようとしていた。
しかし、酪農家の中には大手乳業会社との対立を恐れ、乳業会社を設立に反対する酪農家も居た。
さて、田辺政人(宇梶剛士)のモデルは、北海道の乳業メーカー「よつ葉乳業」の創業者・太田寛一です。
太田寛一は、教師が師範学校への進学を勧めるほど優秀だったが、家にお金が無いので進学は出来ず、広野小学校を卒業すると、家業の農業を継いだ。
その後、太田寛一は父親の借金を返済するために、上帯広産業組合に就職して、上帯広産業組合で頭角を現し、士幌産業組合(士幌農協)にヘッドハンティングされて士幌産業組合へと移った。
そして、太田寛一は、デンプン業者に安く買い叩かれているジャガイモ農家のために、デンプン工場を建設し、デンプン農家に適正な利益を還元した。
その一方で、太田寛一は、農家の安定経営のため、ビート(砂糖大根)や酪農を推奨し、酪農家に牛を貸し出すなどして、酪農を発展させた。
また、有力な酪農家は乳業メーカーから賄賂を受け取り、弱小酪農家は安く買い叩かれているという現状を改善するため、太田寛一は、農協が牛乳を集荷して、農協が乳業メーカーに販売する「一元集荷多元販売」を開始し、酪農家に適正な利益を還元した。
そして、太田寛一は、昭和41年(1966年)に欧米視察をしたとき、ヨーロッパの農家は自分たちで乳製品を作っていることを知り、農家資本による乳業メーカーの設立に動いた。
すると、大手メーカーの圧力がかかったらしく、農林水産省と北海道からの妨害が入るが、太田寛一は滑り込みセーフで工場建設届を提出し、北海道の音更町で「北海道協同乳業株式会(よつ葉乳業)」を設立した。
スポンサードリンク
■補足
さて、当サイトでは柴田剛男(藤木直人)のモデルを「よつ葉乳業」の創業者・太田寛一と紹介しました。
柴田剛男(藤木直人)のエピソード的にも、顔から言っても、柴田剛男(藤木直人)のモデルは「よつ葉乳業」の創業者・太田寛一と考えられます。
ただ、大田寛一は、「北海道協同乳業株式会(よつ葉乳業)」を設立したとき、士幌農協の組合長でした。
したがって、田辺政人(宇梶剛士)が「音問別農協」の組合長で、乳業会社を設立するといいう点で言えば、田辺政人(宇梶剛士)のモデルも太田寛一と考えられます。
なお、朝ドラ「なつぞら」のモデルやネタバレは「なつぞら-あらすじとネタバレ」をご覧ください。
スポンサードリンク