なつぞら-キアラのモデルのネタバレはヒルダ
中川大志が出演するNHKの朝ドラ「なつぞら」に登場する「キアラ」のモデルのネタバレです。
■なつぞら-キアラのモデルのあらすじ
長編映画の作画監督に抜擢された下山克己(川島明)は、演出に坂場一久(中川大志)を指名して、長編アニメ「神をつかんだ少年クリフ」を制作することになった。
その後、坂場一久(中川大志)は、登場人物キアラのデザインが決まらず、キアラのデザインを巡って、神地航也(染谷将太)と激しい議論をする。
仲努(井浦新)は「子供には難しすぎないか」と意見するが、坂場一久(中川大志)は責任は自分が取ると言い、仲努(井浦新)の意見は聞き入れなかった。
仲努(井浦新)は、坂場一久(中川大志)が作ろうとしているアニメが正しいのか、間違っているのか、判断できず、坂場一久(中川大志)らの台頭により、アニメーターとしての限界を感じていた。
しかし、仲努(井浦新)は、自分なりに坂場一久(中川大志)ら目指そうとしているアニメの意図を考え、自分なりにキアラのデザインを描いた。
すると、坂場一久(中川大志)は、自分の求めていたキアラはこれだと言い、仲努(井浦新)に力を貸して欲しいと頼んだ。
こうして、仲努(井浦新)の協力により、映画「神をつかんだ少年クリフ」の制作が始まり、坂場一久(中川大志)は映画「神をつかんだ少年クリフ」を完成させることが出来たのだった。
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■なつぞら-キアラのモデルのモデル
朝ドラ「なつぞら」で仲努(井浦新)がデザインしたキアラのモデルは、森康二が長編アニメ「太陽の王子・ホルスの大冒険」でデザインしたヒロイン「ヒルダ」である。
これまでは作画がアイデアを出しながら制作を進めていたのだが、「太陽の王子・ホルスの大冒険」では演出家・高畑勲が主導で制作された。
主人公ホルスのアイデアは宮崎駿が出し、ヒロイン「ヒルダ」のアイデアは高畑勲が出した。
奥原なつ(広瀬すず)のモデル奥山玲子も大量の絵を描いたが、採用されず、ほとんどのアニメーターは高畑勲が何を考えているのか理解出来なかった。
特に、高畑勲が拘ったのが、ヒロインの「ヒルダ」だった。
「ヒルダ」は敵(悪魔)の妹でありながら、人間と悪魔の間で葛藤する役どころで、高畑勲は複雑な心境の揺らぎを絵に表現しようとした。
しかし、「ヒルダ」のデザインの細部がどうしても決まらず、高畑勲は尊敬する森康二に頼んだ。
森康二も高畑勲の無茶な要求に苦悩して「そんなに言うのなら、自分で描いてよ」と言い返したが事もあったが、懸命に努力して、見事に「ヒルダ」を描き上げた。
こうして完成した「ヒルダ」は、日本初の美少女アニメとか、日本初の萌えキャラと言われた。後に「朝でもヒルダ。昼でもヨルダン」と言われるようになった。
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