なつぞら-「おバタ餡サンド」のモデルとネタバレ
NHKの朝ドラ「なつぞら」で小畑雪次郎(山田裕貴)が開発した「おバタ餡サンド」のモデルとネタバレです。
■なつぞら-「おバタ餡サンド」のモデルとネタバレ
役者の夢を諦めて北海道の菓子屋「雪月」に戻った小畑雪次郎(山田裕貴)は、再び菓子の道を進み、「おバタ餡サンド」を考案した。
この「おバタ餡サンド」が小畑雪之助(安田顕)にも認められ、「雪月」の店頭でも販売されるようになった。
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■「おバタ餡サンド」のモデル
小畑雪次郎(山田裕貴)が開発した「おバタ餡サンド」のモデルの候補は2つある。
1つ目は、北海道十勝地方の菓子屋「柳月(りゅうげつ)」の「あんバタサン」である。
菓子屋「柳月」は昭和22年の創業で、昭和20年代の終わり頃に、当時は邪道と言われた「餡(あん)」と「バター」を組み合わせて作ったのが、「柳月」の「あんバタサン」である。
2つ目は、北海道十勝の菓子屋「六花亭」の「マルセイバターサンド」です。
「六花亭」は、昭和8年(1933年)の創業で、昭和52年に「帯広千秋庵」から「六花亭」に社名を変更したときに、記念として「マルセイバターサンド」を発売した。
「マルセイバターサンド」は、バターにレーズンを組み合わせたものである。こちらは「餡」は入っていない。
ところで、「柳月」と「六花亭」は対照的で、「柳月」が北海道産の原材料を使用している事を前面に押し出しているのに対して、「六花亭」は外国産の原材料を使用していることを公言しており、「最高の材料を使う」「地産地消にこだわりすぎて、製品のおいしさをないがしろにしては本末転倒」として、世界から最高の材料を選んで使用している。
そして、平成19年(2007年)に「六花亭」の広告文に「残念ながら、今のところ、私どものお菓子には道産小麦の出番はありません」という一文が入っていたことから、北海道十勝地方の「花畑牧場」を経営しているタレント田中義剛が「六花亭」の方針に異議を唱えるという事件が起きている。
ちなみに、小麦粉と言っても、種類によって、用途に向き不向きがあり、北海道産の小麦の9割が麺類用で、菓子には向いていない。決して、北海道産の小麦の品質が悪いと言うことでは無い。
さて、話を戻して、小畑雪次郎(山田裕貴)が開発した「おバタ餡サンド」のモデルについてだが、名前に「餡(あん)」が入っているので、「柳月(りゅうげつ)」の「あんバタサン」がモデルで間違いなさそうだ。
なお、朝ドラ「なつぞら」のモデルやネタバレは「なつぞら-あらすじとネタバレ」をご覧ください。
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