外交官・黒田康作の真犯人は吉村進で黒幕は斉藤修助
織田裕二が主演するドラマ「外交官・黒田康作」の第1話が終了したので、真犯人や黒幕を予想する。あらすじは「外交官・黒田康作のあらすじ」をご覧ください。
結論から言うと、私は、黒田康作の真犯人は吉村進で、黒幕は外務大臣の斉藤修助(近藤正臣)だと予想する。
第1話の予告で、死体の身元を偽装して他人の死体を自分の死体にする「ヒューマン・ロンダリング」(原作ではボディ・ロンダリング)が登場している。
原作では、ヒューマン・ロンダリングのネタバレをするのは終盤なので、ドラマと原作小説とは大きく内容が違うと予想できる。
空港で黒田康作(織田裕二)は、少女が落とした物を拾い、拾った物を手の中に隠して左右の手を出し、「左右のどちらの手に入っているかを当てるゲーム」を行っている。このゲームが、ヒューマン・ロンダリングの伏線になっているのだろう。
さて、第1話で死亡した霜村毅(香川照之)はヒューマン・ロンダリングによって生きている。第1話で黒田康作は自殺したはずの霜村毅を目撃している。
霜村毅を検死した医師の吉野(利重剛)は黒幕の手下だろう。ただし、吉野医師も第1話で死亡してしまったので手がかりは得られない。
吉野医師は教会で、霜村瑠衣(夏帆)と黒田康作(織田裕二)との会話に聞き耳を立てていた。それで、黒田康作が何か秘密を掴んだのではないかと思い、黒田康作の部屋を家捜ししていたのだろう。
さて、外務副大臣の観上祥子(草刈民代)は、外務省邦人テロ対策室の予算に目を付けている。邦人テロ対策室には秘密裏にスパイを送り込んでいるという噂があるようだ。
ということは、予算に関与できる人物が怪しい。したがって、外務省側の黒幕(真犯人)は外務大臣の斉藤修助(近藤正臣)と予想する。
一方、第1話で発生した大学教授殺人事件には、真犯人が存在するようである。大垣利香子(柴咲コウ)の目撃情報はもみ消され、霜村毅(香川照之)が飛び降り自殺したことにより、被疑者死亡で捜査本部は解散している。
死亡した湊肇(みなと・はじめ)は横浜大学医学部の教授で、元外交官で医師の霜村毅と知り合いだった。
過去に湊教授は、訴えられて損害賠償請求事件「アトロン薬害訴訟」の被告となるが、勝訴している。アトロン薬害訴訟では湊教授の他に、「株式会社ブライトンジャパン」「吉村進」が被告となっている。
一方、霜村毅は11年前に外交官を辞め、NPO医療団「ボーダレス・エイド」を主宰している。
まだ第1話なので背後関係は分らないが、アトロン薬害訴訟とPO医療団「ボーダレス・エイド」とは今後関係してくるのだと思う。
そして、湊教授とともにアトロン薬害訴訟の被告となっていた株式会社ブライトンジャパンや吉村進が、湊教授殺人事件に関係してくるのだろう。
吉村進は登場人物の相関図には登場しないが、現時点では吉村進も黒幕か真犯人の可能性がある。
他方、警察にも黒幕は存在するのだろうか。山路貴繁(岩松了)は大垣利香子(柴咲コウ)の目撃情報をもみ消そうとしているようにもみえる。
また、山路貴繁(岩松了)は、部下が買ってきた栄養ドリンク「ブライトン・エナジー」を飲まなかったので怪しい。
ただ、栄養ドリンク「ブライトン・エナジー」を飲まなかったのは、アトロン薬害訴訟の情報を知った後なので、アトロン薬害訴訟を嫌悪してブライトン・エナジーを飲まなかったとも考えられるので、ミスリード役だと考えられる。
したがって、私は、ドラマ「外交官・黒田康作」の真犯人や黒幕の本命が外務大臣の斉藤修助(近藤正臣)で、対抗がアトロン薬害訴訟の吉村進と予想する。
真犯人や黒幕よりも、ドラマ「外交官・黒田康作」にはもっと大きな謎がある。それは霜村倫世(紺野まひる)のギャラである。
霜村倫世は既に死亡しているので、紺野まひるは遺影での出演だ。紺野まひるはドラマ「ギルティ」でもドラマ開始時には死亡している姉役だったので、ほぼ遺影での出演だった。
紺野まひるは遺影での出演が続いているのだが、遺影出演でも正規分のギャラが貰えるのだろうか。それこそが外交官・黒田康作で最大の謎である。「外交官・黒田康作の視聴率と感想」へ続く。