テセウスの船-原作の真犯人と黒幕のネタバレ

竹内涼真が主演するTBSのドラマ「テセウスの船」の原作のあらすじとネタバレです。

このページは「テセウスの船-原作のあらすじと犯人ネタバレ」からの続きです。

■テセウスの船-第4巻のあらすじとネタバレ

田村心は刑事・金丸に逮捕されたが、一瞬の隙を突いて、免許証と妻・由紀のノートを湖に捨てた。

さて、行方不明になっていた三島明音が、新聞配達員・長谷川翼と一緒に死体で見つかった。死因は2人とも青酸カリによる中毒死だった。

三島明音は長谷川翼に乱暴されていたことが判明し、現場に落ちていた「S」のキーホルダーは姉・佐野鈴の物だと判明した。

田村心は三島明音らを殺害した容疑で追求されていたが、釈放され、佐野家に戻った。

父・佐野文吾が「音臼村で何が起こるのか教えて欲しい」と頼むと、田村心は重い口を開き、音臼小学校で21人が青酸カリで殺害され、その犯人が父・佐野文吾だと教えた。

そして、田村心は、自分は父・佐野文吾の息子だと明かし、家族は誰も父・佐野文吾の無罪を信じず、事件後に家族が崩壊した事を教えた。

それを聞いた父・佐野文吾は、自分が人を殺すはずが無いと言い、証拠が無いのなら出て行けと激怒した。

このため、田村心は佐野家を出たのだが、再び霧に包まれタイムスリップし、現在(2017年)に戻った。

一方、28年前の犯人は、田村心が捨てた免許証とノートを拾うと、自分がやろうとしていた計画がノートに記載されていたので「これは夢のノートだ」と喜んだ。

(注釈:ここからの登場人物は、2017年の登場人物になります。)

さて、田村心は、2017年6月10日に戻ったので、28年前の「音臼小学校無差別殺人事件」をスマホで検索してみると、事件の発生日も内容も少し変わっていた。

事件の発生日は1日遅れた6月25日で、事件の内容も、青酸カリの入ったジュースから、青酸カリの入った牛乳に変わっていた。

しかも、母は田村心を出産した後に一家心中を図り、母と長男は死亡し、田村心と姉だけが助かっていた。

驚いた田村心は、娘・未来の事が心配になり、慌てて東京へ戻ると、娘・未来は居なかった。

妻・由紀の実家に取られたのかと思い、妻・由紀の実家へ行くと、妻・由紀は生きていたが、妻・由紀の両親は田村心の事を知らないようだったので、田村心は立ち去った。

さて、田村心は児童養護施設「しらぎくの杜」から連絡を受け、「しらぎくの杜」を訪れ、自分と姉が28年前の事件後、「しらぎくの杜」に居たことを知る。

田村心と姉は事件後、「しらぎくの杜」に入ったが、やがて「音臼小学校無差別殺人事件」の犯人の子供だと知られてしまい、イジメを受けるようになり、姉は高校進学を拒否し、田村心を残して「しらぎくの杜」を出て行ったのだという。

翌日、田村心の部屋に郵便が届いた。開けると、中から気持ち悪い絵が出てきた。絵には、子供を身ごもっている女性が描かれていた。

田村心は、その絵を見て、28年前の音臼村の田中義男の家で見た絵を思い出し、妻・由紀が狙われてるのではないかと考え、妻・由紀の実家を訪れ、由紀が危ないと訴えた。

しかし、過去が変わったため、由紀の両親は田村心の事を覚えておらず、田村心を不審者だと思い、警察に通報した。

田村心は慌てて立ち去るが、そこへ、由紀が帰宅したので、連絡先を交換したのだった。

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■テセウスの船-第5巻のあらすじとネタバレ

翌朝、妻・由紀が田村心の部屋を尋ねてきたが、過去が変わったので、由紀はもう妻では無く、週刊誌の記者をしていた。

岸田由紀は、記者として28年前の「音臼小学校無差別殺人事件」を追っており、田村心を事件の加害者家族として取材しに来たのだ。

田村心は、怒って岸田由紀を追い返し、岸田由紀がもう自分の知っている妻・由紀ではないことにショックを受けた。

さて、田村心は、何者かから送られてきた気持ち悪い絵の消印が札幌だと気付いたので、もう1度、北海道の音臼村へ行くことを決意した。

さて、北海道を訪れた田村心は、音臼村へ行く前に、拘置所に居る父・佐野文吾に面会する。

父・佐野文吾は28年前の田村心を覚えており、再会を喜ぶと、田村心が消えた後の事を話した。

28年前、田村心が消えた後、学校は対応に追われたが、田村心は東京へ帰ったということになった。

さらに、三島明音が死んだ事件の真相をつかみかけていた刑事・金丸が崖から落ちて死んだため、事件の真相は変わらないままに終わった。

姉・佐野鈴は吹雪になったので停留所で避難していただけだと言い、三島明音の事件には関係は無かった。

そして、三島家は病院を廃業して音臼村を出た。新聞配達員・長谷川翼の婚約者・佐々木紀子も音臼村を出た。

その後、父・佐野文吾は「音臼小学校無差別殺人事件」を阻止するため、学校でのお泊まり会の中止を訴えたが、理由を説明することができず、聞き入れられなかった。

このため、父・佐野文吾は学校の警備を強化したので、6月24日の「音臼小学校無差別殺人事件」は起きなかったが、翌日の6月25日に青酸カリ入りの牛乳を飲んで、21人が死んだ。

結局、父・佐野文吾が疑われ、佐野家から青酸カリが見つかったため、逮捕された。

青酸カリは「木村鍍金工場」から盗まれた青酸カリと一致したが、どうして佐野家に青酸カリがあったのか、父・佐野文吾も理由が分からないのだという。

さて、拘置所を後にした田村心は、「音臼小学校無差別殺人事件」について調べていると、被害者が変わっていることに気付いた。教師の木村サツキも死んでいなかった。

田村心は、父・佐野文吾に住所をおしえてもらい、姉・佐野鈴に会いに行き、道ばたで姉・佐野鈴と再会する。

すると、姉・佐野鈴は整形で顔を変え、名前も「村田藍」に変え、別人として生きていた。2人は簡単な話をして、連絡先を交換して別れた。

(注釈:ここから、姉・佐野鈴は「村田藍」で表記します。)

さて、姉・村田藍は車椅子の男性と暮らしていた。男性は内縁の夫で、内縁の夫は姉・佐野鈴が田村心と会っている所を目撃しており、「誰と会ってたの?」と尋ねた。

姉・村田藍が弟だと説明すると、内縁の夫は「弟が居たなんて初めて聞いた。友達にも会わせてくれないし、弟にも会わせられないって何?」と不満を漏らしたので、姉・村田藍は田村心を食事に招くことにした。

■テセウスの船-第6巻のあらすじとネタバレ

翌日、姉・村田藍は田村心と合流して母親の墓参りに行き、事件の後、苦労して生きてきた事を話し、これからは「村田藍」として生きていくので、もう父親にも田村心にも会わないと言い、今日の食事会は挨拶だけして直ぐに帰るように頼んだ。

そして、姉・村田藍は田村心と一緒に最後の面会に行くと、父・佐野文吾は再審請求に向けて有力な証拠が見つかりそうだと話した。

28年前に「木村鍍金工場」でパートをしていた佐々木紀子が、佐野家から押収した青酸カリは佐々木紀子が「木村鍍金工場」から持ち出した物だと証言してくれ、他にも証拠を持っているのだという。

さて、面会を終えた田村心は、姉・村田藍の自宅へと向かい、姉・村田藍の内縁の夫と、その母と会う。内縁の夫は、木村ミキオと名乗った。

田村心は、木村ミキオという名前に聞き覚えがあり、不思議に持っていると、姉・村田藍の部屋で音臼小学校の写真を見つけた。

なんと。木村ミキオは、田村心の教え子・加藤ミキオで、その母親は女教師・木村サツキだった。

木村ミキオは、28年前の音臼小学校無差別殺人事件の被害者で、青酸カリ入りの牛乳を飲んで下半身不随となり、親戚の女教師・木村サツキに引き取られたのだ。

田村心は、動揺しながらも、姉・村田藍の家を出ると、姉・村田藍が追いかけてきて、木村ミキオと知り合った経緯を話した。木村ミキオは、姉・村田藍の素性を知らないのだという。

それを聞いた田村心は、一生、素性を隠し通せるはずがないので、新証拠を見つけて、父・佐野文吾のえん罪を証明するしかないと考えた。

そこで、田村心は、記者・岸田由紀を北海道に呼び、佐々木紀子が証言するので、父・佐野文吾のえん罪が証明される可能性があることを教えた。

その話を偶然、聞いていた木村サツキは、遺族会の会長に電話をして、佐々木紀子の住所を入手した。

そして、木村サツキは、村田藍を呼び出すと、「佐野鈴。貴女のことは全部、知っている」と言い、秘密を守る代わりに、佐々木紀子の証言を止めるように命じた。

そして、木村サツキは村田藍を連れて、佐々木紀子の部屋を訪れると、佐野鈴も一緒だと言い、佐々木紀子の部屋に上がることに成功したのだった。

テセウスの船-原作の最終回と結末ネタバレ」へ続く。

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