テセウスの船-原作の最終回と結末ネタバレ

竹内涼真が主演するTBSのドラマ「テセウスの船」の原作の最終回と結末ネタバレです。

第1巻からのあらすじは「テセウスの船-原作のあらすじと犯人ネタバレ」をご覧ください。

■テセウスの船-第7巻のあらすじとネタバレ

村田藍が佐々木紀子に何を知っているのか尋ねると、佐々木紀子は「私はあの事件が起こることを知っていた」と言い、28年前の事を話し始めた。

佐々木紀子は、婚約者・長谷川翼に命じられ、「木村鍍金工場」から青酸カリを盗んだ。

そして、三島明音が行方不明になった日、佐々木紀子は帰宅した長谷川翼に「何があったの?」と尋ねた。

すると、長谷川翼は「明音ちゃんは死んだ。3日後に解放するなんてアイツの嘘だった。殺すなんて俺は聞いてなかった。明音ちゃんを見つからないところに隠しに行ってくる」と話し、三島明音を写した写真を渡し、燃やすように頼んで部屋を出て行った。

しかし、長谷川翼と三島明音は死体で見つかった。青酸カリを飲んで死んだということだった。

その青酸カリは、佐々木紀子が「木村鍍金工場」から盗んだ物だったが、容器は別物だったので、盗んだ青酸カリを小分けにしたのではないかと話した。

さらに、佐々木紀子は、犯人の顔は見ていないが、山の中で刑事・金丸が犯人と会うところを目撃し、その会話を聞いていた。

犯人は、刑事・金丸に未来の新聞がスクラップされたノートを見せ、6月24日に音臼小学校無差別殺人事件が発生し、佐野文吾が犯人として逮捕される事を教えた。

さらに、犯人は、佐々木紀子が青酸カリを飲んで自殺することを教えた。

刑事・金丸がノートについて尋ねると、犯人は「そこで拾った」と言い、崖に誘導すると、刑事・金丸を突き落とした。

その一部始終を見ていた佐々木紀子は、自分が死ぬと知って、恐ろしくなり音臼村を出た。

佐々木紀子は、ノートのことなど話しても、誰も信じてくれないと思い、今まで黙っていたが、医者から余命1年を宣告されたので、知っている事を全て話すことにしたのだという。

木村サツキが「犯人は分からないわよね。顔は見てないんでしょ」と尋ねると、佐々木紀子は「顔は見ていないが、思い当たる人物は居る。翼に電話をかけてきていた人に声がよく似ていた」と言い、犯人と思われる人物が写った写真を取りに行った。

すると、部屋に残された木村サツキは、村田藍に青酸カリを「砂糖」と言って差し出し、佐々木紀子の紅茶に入れるようにそそのかした。

すると、村田藍は、28年前の音臼小学校無差別殺人事件の後、木村サツキが佐野家を尋ねてきて、トイレを借りていったことを思い出した。

村田藍が「あの事件の後、ウチから青酸カリが見つかりました。アレはお義母さんだったんですか?お義母さんが音臼事件の真犯人だったんですか」と尋ねた。

すると、木村サツキは「私は音臼事件の真犯人を知っている」と言い、村田藍に真犯人の名前を教え、「貴女が守りたいのは赤ちゃん。村田藍として幸せに生きていけばいい。その代わり、この子のためにも私に協力しなさい。じゃなきゃ、明日は、いっぱい人が死ぬ事になる。音臼事件みたいに」と告げた。

そこへ、佐々木紀子が写真を持って戻ってきた。

木村サツキは写真を見ると、「やっぱり」と言い、写真を村田藍に見せた。

すると、村田藍は激しく動揺して、裸足で部屋を飛び出した。

村田藍が泣きながら道路へ出ると、佐々木紀子に会いに来た田村心と岸田由紀と会った。

そのとき、村田藍は破水して倒れたので、田村心は村田藍を病院に運んだ。

村田藍は病院に着くと、医師に「この子を堕ろせますか」と言って泣いた。

一方、部屋に残った木村サツキは、佐々木紀子を包丁で殺害し、誰かに電話をかけて状況を報告すると、「私に良い考えがある。心配は要らない」と告げて電話を切った。

そして、木村サツキは、自分の包丁で刺すと、「娘に刺された」と110番通報したのだった。

さて、村田藍は落ち着くと、田村心に音臼事件の犯人を明かし、「明日の鎮魂祭で音臼事件と同じ事が起こる」と教えた。

田村心は、佐々木紀子を助けに向かったが、既に佐々木紀子は死んでいた。

そこで、田村心は犯人と対決するため、警察に通報すると、音臼村へと向かい、鎮魂祭の会場で犯人が来るのを待ち構えたのだった。

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■テセウスの船-第8巻のあらすじとネタバレ

田村心が犯人を待ち構えていると、そこに現れたのは村田藍の内縁の夫・木村ミキオだった。

車椅子生活だった木村ミキオは、普通に歩いており、目玉を2つ持っていた。どうやら、木村サツキを殺してきたらしい。

田村心は色々と質問するが、木村ミキオは「どうでもいいじゃないですか」と言い、28年前に拾った田村心の運転免許証を差し出すと、ナイフを抜き、タイムスリップの方法を教えて欲しいと頼んだ。

田村心は「分からない」と言い、自首するように説得したが、一瞬の隙を突かれ、木村ミキオに刺されてしまった。

しかし、田村心が警察に大量殺人の犯行予告しており、警察が来たので、木村ミキオは慌てて逃げた。

そのとき、田村心は深い霧に包まれ、再び28年前の音臼村にタイムスリップしたが、腹部を刺された傷はそのままで、気を失って倒れてしまった。

その後、田村心が気付くと、音臼村の病院だった。父・佐野文吾が看病してくれていた。

田村心は父・佐野文吾に、2017年に戻っていた事を明かし、音臼村で無差別殺人事件が起き、その犯人は女教師・木村サツキと生徒・加藤ミキオだと教えたが、父・佐野文吾は信じられないようだった。

田村心は強引に退院すると、父・佐野文吾と共に加藤ミキオの自宅に向かうが、加藤ミキオは引っ越していた。

そこへ、木村サツキが通りかかったので、加藤ミキオの事を尋ねると、お婆ちゃんが入院したので、加藤ミキオは施設に入ったということだった。

田村心は木村サツキを自宅に送り、自宅に入ると、木村サツキの部屋を調べたが、父・佐野文吾に「今の時点では犯人では無い」と止められた。

木村サツキを自宅を後にした2人は、加藤ミキオが入った施設へと向かうが、加藤ミキオは居なかった。

職員によると、「お婆ちゃんが危篤になった」と言い、親戚の加藤信也が迎えに来て、加藤ミキオを連れて行ったのだという。

父・佐野文吾は病院に電話をするが、お婆ちゃんは危篤状態ではなく、親戚が見舞いに来ると言うこともなかった。

そのころ、加藤ミキオは、誰かと共に、視力の弱い老人・田中義男の自宅を訪れ、ウサギを殺したのは実験だった事を明かし、「どうしても殺らなければならない人が居る」と言い、田中義男を殺害した自宅に火を付けたのだった。

テセウスの船-原作の完結編(最終話)のあらすじとネタバレ」へ続く。

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