同期のサクラ-第8話のあらすじとネタバレ
高畑充希が主演する日本テレビのドラマ「同期のサクラ」の第8話のあらすじとネタバレです。
■同期のサクラ-第8話のあらすじとネタバレ
北野桜(高畑充希)が花村建設に入社して8年目、爺ちゃんが死んでしまい、故郷の島に橋を架ける事も出来なかった。
しかし、北野桜は、まだ、同期の仲間と沢山の人を幸せにするための建物を建てるという夢が残っていると言い、出社しようとしたが、途中で引き返し、そのまま部屋に籠もり続けた。
それから1年が経過した。
月村百合(橋本愛)ら同僚4人は、このままでは会社をクビになってしまうと言い、北野桜に再び、やる気を出してもらう方法を相談した。
そして、月村百合らは1人1人、北野桜にやる気を出してもらうために頑張ったが、いずれも失敗してしまう。
そして、北野桜は「夢、夢ってうるさい。夢があれば、偉いの?夢が無ければ生きてちゃいけないの?アンタなんかに私の辛さは分からない」と弱音を吐き、月村百合(橋本愛)を怒らせてしまった。
北野桜は「もう私みたいな奴は放っておいてください」と謝るが、清水菊夫(竜星涼)は「サクラが俺たちの立場なら、絶対に放っておかないと思う。じいちゃんが亡くなって辛いのは分かるけど、じいちゃんは、こうなることを望んでるのかな?」と告げた。
しかし、北野桜は「ありがとうございます。でも、もう無理なんです。なんだか、今まで自分がやってきたことが、全部無駄だった気がするんです。どれだけ頑張っても、もう意味が無いような気がするんです。そう考えると、どうしてもやる気が起きないんです。せめて、じいちゃんからのファックスが来ないかなって思うんです。じいちゃんが死ぬ前、ファックスを送ってくれたんです。サクラは決して枯れない。1度散っても、また咲いて多くの人を幸せにする。でも、そんな人間じゃ無いんです、私。皆さんに会うのが辛いんです。苦しいんです。だから、もう私の事なんか、仲間なんて思わないでください」と言って立ち去った。
そのようななか、北野桜の部屋に花村建設からの書留が届く。封筒を開けると、解雇通告と一緒に、「1度本社に顔を出せ」という黒川森雄(椎名桔平)のメモが入っていた。
そこで、北野桜は退職願を持って黒川森雄の元を訪れると、黒川森雄は「残念だな。お前には期待していたんだけどな。覚えてるか?入社試験のこと。周りの反対を押し切って、俺が採用したんだ。会社の起爆剤になると思ってな。俺の見る目が無かったということか」と残念がった。
北野桜は花村建設を出て、いつもの喫茶店に寄って注文したが、店主は店を畳んで娘の世話になるので、もう注文は受けられないと断った。
元々、店は赤字続きで以前から店を止めようと思っていたのだが、北野桜(高畑充希)らが来ていたので、なんとか続けていたのだという。
さて、北野桜は喫茶店を出て自宅に戻っていると、イベントで販売していたAIスピーカーを見かけて購入する。
それから1年後、北野桜(高畑充希)は、AIスピーカーを話し相手にする生活を送っていた。
北野桜(高畑充希)は「島のみんなに安全だって言った方が良かったのかな?事故が起きると決まったわけじゃないから、それくらいの嘘は付いた方が良かったのかな?そうすれば、早く家に帰れて、じいちゃんを助けることが出来たかもしれないし」と相談すると、AIは「それについては、情報が少なすぎて、分かりません」と答えた。
北野桜(高畑充希)は「人は何の為に生きているの?」と尋ねると、AIは「乃木坂46ははかない夢、一瞬、一瞬が生きている夢だと言っています」と答えた。
北野桜(高畑充希)は「なんでこんなになっちゃったの?私は、ただ、みんなに幸せになってもらいたくて、自分が正しいと思った道を進もうと思ってただけなのに。やっぱり、私みたいなのは死んだ方がいいの?」と尋ねると、AIは「それについては、言いたくありません」と答えた。
一方、清水菊夫(竜星涼)は、会社を辞めてボランティア団体で活動していた。熊本の地震で親戚や友達が被災したのを切っ掛けに、自分の居るべき場所はゼネコンじゃないと思ったのだという。
土井蓮太郎(岡山天音)は、新しいプロジェクトを任されて忙しい日々を送っていたが、火野すみれ(相武紗季)と結婚して充実していた。ただ、設計した図面を北野桜に見て貰えないことを寂しがっていた。
月村百合(橋本愛)は1人で子供を出産していた。父親は木島葵(新田真剣佑)だった。
木島葵は結婚しようとプロポーズしたが、月村百合は「やめとく。だって、相談もせずに産んだのは私だし。それに、アンタは今でもサクラが忘れられないんでしょ」と断った。
さて、月村百合は、サクラのじいちゃんに「サクラを頼む」と頼まれた事を思い出し、「あんなに頼まれたのに、このままサクラを諦めて良いのかな?一つだけ思い出したことがあるの」と言い、仲間に協力を頼んだ。
ある日、スマートフォンに非通知の着信があったので、北野桜が電話に出ると、「ピーガラガラガラ」とファックスの音がした。
北野桜は、慌てて振り向いてファックスを見たが、ファックスはもう処分して無かった。
そのとき、玄関のドアの下から、ファックスのように紙が次々と出てきた。
紙には「俺たちはいつまでもまっている」「おまえと、また一緒に働ける日を」「だから、どんなに辛くても諦めない」「サクラのいない世界なんかに生きていたくないから」と書いてあった。
それを読んだ北野桜は「自分に生きている意味があるのなら、今までの自分に戻ると4人に伝えないと」と思い、部屋を出て月村百合らに会いに行った。
その途中、隣の部屋に住んでいる子供が公園から飛び出し、バイクにひかれそうになったので、北野桜は慌てて子供に飛びついて助けたが、転倒して頭を打った。
子供の父親が慌ててやってきて、「大丈夫ですか?病院へ行った方が?」と声をかけるが、北野桜は割れた眼鏡を拾い上げると、よろよろと立ち上がり、「私には夢があります」とつぶやきながら歩き出した。
そして、北野桜は、自分の部屋にたどり着くと、そのまま倒れ込み、部屋で意識を失ったのだった(注釈:これが第1話の冒頭に繋がる)。
「同期のサクラ-第9話のあらすじとネタバレ」へ続く。
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