テセウスの船-音臼事件の解説と考察用-時系列のネタバレ
TBSのドラマ「テセウスの船」の原作で起きた音臼事件の考察用のあらすじとネタバレです。
■はじめに
「テセウスの船」はループ系のストーリーで非常に分かりにくいので、ストーリーが理解出来ないと言う人のために、原作でお起きた音臼事件を時系列で紹介します。
なお、原作では平成29年から平成元年へタイムスリップするのですが、ドラマでは令和元年から平成元年へとタイムスリップします。
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■音臼事件(1週目)-あらすじとネタバレ
(注釈:1週目は、田村心が生まれる前の出来事なので、田村心は事件には一切、関与していません。)
平成元年(1989年)1月7日、雪かきをしていた佐野鈴が屋根から転落して、雪に埋もれ意識不明となり、新聞配達員の長谷川翼に発見されて救出された。
佐野鈴は、命に別状は無かったが、凍傷により、顔に大きなアザが残った。
同日、三島医院の次女・三島千夏が、倉庫にあった除草剤「パラコート」を誤飲して死亡した。発見者は姉の三島明音だった。
1月10日、三島千夏の死因がパラコートだと判明する。
1月12日、木村さつき(30歳)の父親・木村敏行が音臼岳の山道を自動車で走行していたところ、雪崩に遭って重体となる。
2月5日、音臼村の住人・田中義男(90歳)が自宅で死亡した。発見者は少年で、死因は窒息死だった。
2月15日、佐々木家の飼い犬が死亡。妻の佐々木紀子が発見する。
2月19日、佐野和子の誕生日。
3月11日、木村さつきが全治3週間の骨折をした。
3月12日、音臼小学校に通う三島医院の次女・三島明音が、学校でクラブ活動を終えた帰りに行方不明となった。捜索が行われたが、三島明音は見つからず、10日後に捜索は打ち切られ、三島明音は行方不明のままである。
3月25日、音臼小学校の修了式。
4月6日、三島明音が行方不明になった事件で事情聴取を受けていた佐々木紀子が自殺した。死因は青酸カリ中毒だった。
6月24日、音臼小学校の多目的ホールで、恒例行事の「お泊まり会」に参加していた児童と教員が青酸カリの混入したオレンジジュースを飲み、計21人が死亡した。
その後、音臼村の佐野家から青酸カリが見つかり、派出所に勤務していた警官・佐野文吾が殺人の容疑で逮捕され、死刑判決を受ける。
7月10日、佐野和子が田村心を出産した。
28年後の平成29年(2017年)6月2日、田村心の妻・田村由紀が、長女・田村未来を出産した時に死亡した。
田村由紀の両親が孫を犯罪者家族にしたくないと言い、生まれたばかりの長女・田村未来を引き取ると言い出した。
死刑判決を受けた佐野文吾は、えん罪を主張して再審請求を続けており、妻・田村由紀も佐野文吾はえん罪の可能性があると言っていた。
そこで、田村心は、長女・田村未来を守るため、佐野文吾のえん罪を証明しようと考え、北海道の音臼村を訪れたのだが、平成元年へとタイムスリップするのだった。
■音臼事件(2週目)-あらすじとネタバレ
平成元年(1989年)1月7日、音臼村にタイムスリップした田村心が、佐野家で雪の中に埋もれていた田村鈴を助ける。
田村心は、田村鈴の顔にアザが残らなかったことから、過去は変えられると考え、同日、三島家の倉庫から除草剤「パラコート」を盗んで破棄したが、結局、三島千夏は除草剤「パラコート」を誤飲して死んでしまった。
1月12日、田村心は、木村さつき(30歳)の父親・木村敏行に音臼岳を通らないように注意するが、木村敏行は仕事があると言い、自動車で出かけてしまい、音臼岳の山道で雪崩に遭う。
しかし、木村敏行は、田村心に注意されていたので、間一髪で雪崩を回避した。
その後、田村心は木村さつきの紹介で、音臼小学校の教師となる。
日時は不明、音臼小学校で飼育していたウサギが殺害される。教師・木村さつきによると、以前にも学校のウサギが殺されたのだが、児童に配慮して秘密にしていたのだという。
2月5日、田村心は死亡する田中義男(90歳)を助けるため、医師同伴で田中家で待機するが、田中義男は死ななかった。
同日、長谷川翼が三島明音を山小屋に連れ込み、悪戯をする。
同日、田村鈴と三島明音が行方不明になり、捜索を開始。田村鈴は帰宅したが、三島明音は行方不明のままだった。
2月6日、長谷川翼が山小屋で死亡していた三島明音を連れ出すが、長谷川翼も死亡する。死因はいずれも、青酸カリ中毒だった。
2月7日、田村心は三島明音が山小屋に居ると推理し、佐野文吾と共に山小屋へと向かうが、田村心は金丸刑事に逮捕されてしまう。
しかし、長谷川翼と三島明音の遺体が見つかり、田村心は釈放される。
佐野家に戻った田村心は、佐野文吾から知っている事を教えるように迫られ、自分が佐野文吾の子供であることを明かし、佐野文吾が6月24日に音臼小学校で殺人事件を起こして死刑判決を受けることを教えた。
それを聞いて怒った佐野文吾は、田村心を追い出した。佐野家を出た田村心はタイムスリップして平成29年へと戻った。
平成元年2月10日、犯人が田村心の捨てた運転免許証とノートを拾う。
一方、佐野文吾は事件を阻止するため、校長にお泊まり会の中止を訴えたが、聞き入られなかったので、お泊まり会の警備を強化した結果、6月24日に殺人事件は起きなかった。
しかし、翌日の6月25日に青酸カリ入りの牛乳を飲んだ児童と職員の計21人が死亡してしまう。
そして、事件後、佐野家から青酸カリが見つかり、佐野文吾は逮捕されるのだった。
さて、平成29年に戻った田村心は、色々とあって、音臼小事件の真犯人が加藤ミキオだったというネタバレを知る。
そして、た田村心は、真犯人・加藤ミキオが音臼事件の慰霊祭で、再びテロを起こそうとしている事を知り、犯行を阻止しようとしたが、真犯人に腹部を刺されてしまう。
そのとき、再び深い霧に包まれ、田村心は再び平成元年へとタイムスリップするのだった。
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■音臼事件(3週目)-あらすじとネタバレ
平成元年にタイムスリップした田村心は、腹部を刺されており、意識を失ってしまい病院に運ばれた。
1週間後の平成元年6月20日に、田村心は意識を取り戻すと、佐野文吾に真犯人は加藤ミキオだとネタバレし、音臼小無差別殺人事件を阻止するために行動を開始しする。
一方、慰霊祭でのテロを阻止されてしまった加藤ミキオも、平成元年の音臼村へとタイムスリップしており、子供の加藤ミキオに接触する。
子供の加藤ミキオの目的は、同級生・田村鈴を手に入れることで、大人の加藤ミキオは田村鈴を手に入れたが、音臼小無差別殺人事件のせいで、好きだった頃の田村鈴とは別人になっていた。
このため、大人の加藤ミキオは、子供の加藤ミキオに計画を変更させ、大人の加藤ミキオが全ての罪を被って死に、子供の加藤ミキオを田村鈴のヒーローにしようとした。
しかし、この計画は田村心に阻止され、大人の加藤ミキオと田村心は、平成元年の音臼村で死んでしまった。
このため、音臼小連続殺人事件は起きず、父・佐野文吾がえん罪で逮捕されるということもなく、佐野家は普通の生活を送り、無事に田村心も生まれた。
そして、大きくなった田村心は、再び岸田由紀と結婚するのだった。
なお、ドラマ版「テセウスの船」の犯人の考察とネタバレは「テセウスの船-ドラマ版の犯人と真犯人ネタバレと考察」をご覧ください。
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コメント欄
2周目の2月7日から文吾が慎吾になってます。兄ちゃん、、、。
匿名さんへ
ご指摘ありがとうございます。訂正しました。