同期のサクラ-最終回のあらすじと結末ネタバレ
日本テレビのドラマ「同期のサクラ」の最終回(第10話)のあらすじとネタバレです。
■同期のサクラ-最終回のあらすじとネタバレ
2020年4月、北野桜が月村百合ら同期の仲間と出会ってから、11年目を迎えた。
北野桜は、副社長の黒川森雄に招かれ、再び花村建設で働き始めた。
北野桜が「どうして、また雇っていただけたのでしょうか」と尋ねると、黒川森雄は花村建設が過去10年間で手がけた建物の資料を見せ、意見を求めた。
すると、北野桜は忖度することなく、「素晴らしい物も多少はありますが、今までの成功例をなぞっているだけで、独創性がありません」と答えた。
それを聞いた黒川森雄は、「俺もそう思う。事実、去年の売り上げは業界3位から5位に転落した。このままだとタイタニックみたいに沈むだけだ。だから、俺はプロジェクトチームを作ることにした。花村建設は未来に誇れる建物を残す。お前にはチームリーダーになってもらいたい。俺は花村建設を生まれ変わらせたいんだ」と告げた。
そして、黒川森雄は「お前は主義主張を通して周りとぶつかってきた。なんでか分かるか?お前に力が無いからだ。お前に力があれば、周りは言うことを聞く。お前の夢だって叶えられる。俺が応援してやるから、力を持て」と告げた。
その後、北野桜は会議に出席し、土木部の橋のデザインに意見すると、土木部は「分かったような口を利くな」と怒った。
しかし、副社長の黒川森雄が「俺もそう思う」と言い、北野桜の意見を全面的に支持し、土木部に「サクラの言うとおりに直して。サクラのOKが出たら、判子を押すから」と告げると、土木部は仕方なく、引き下がった。
会議が終わると、黒川森雄は北野桜に、「あれが力だ」と言い、力の必要性を教えた。
さて、北野桜は木島葵から月村百合の様子が変だと言うので、会いに行くと、月村百合は託児所の予算やスタッフの問題に悩んでおり、家に帰っても赤ちゃんが泣いてばかりなので、心が安まる事が無く、ストレスを抱えて、会社を辞めたことを後悔していた。
しかし、北野桜は黒川森雄に呼び出され、月村百合の相談に載ることが出来なかった。
その日の夜、北野桜が会社で仕事をしていると、清水菊夫からテレビ電話がかかってきた。
清水菊夫はNPO法人の代表になったが、トラブルを起こす人が居たり、補助金を着服している人が居たりで、頭を抱えているのだという。
そこで、清水菊夫が「今度、みんなで集まらないから」と言ったが、北野桜は「みんな忙しいみたいで」と断り、電話を切った。
すると、今度は会社を辞めた土井蓮太郎から電話がかかってきた。
土井蓮太郎は転職先が見つからずに困っており、北野桜に相談したが、北野桜は黒川森雄から電話がかかってきたので、土井蓮太郎の電話を切った。
さて、北野桜は、土木部のデザインをチェックするが、何度もダメ出しして、改善を求めた。
木島葵は「張り切るのは良いけど、ほどほどにしておいた方が良い。サクラのせいで予算が跳ね上がってるし、土木部は残業でヘトヘトだ」と注意したが、北野桜は「良い物を作った方が、結果的にクライアントが喜んでくれる」と答えた。
木島葵は「みんなサクラの言うことを聞いているのは、バックに黒川さんが居るからだ」と指摘すると、北野桜は「黒川さんは良い物を造ろうとしているし、会社を変えようとしている。私はその手助けをしているだけです」と答えた。
そのようななか、取締役会で社長が解任され、中国の建設会社と合併することが決まった。
社長は激怒するが、黒川森雄は取締役会で決まった事だと言い、相手にしなかった。
その日、木島葵ら仲間は北野桜を呼び出して、黒川森雄に影響されていることを心配するが、北野桜は「プロジェクトのリーダーになったので、時間を無駄にしたくない。仕事がある」と言って帰ろうとした。
月村百合が「アンタ変わったね。一番、権力を持ったらいけないタイプだ」と怒ると、北野桜は「今度こそ、自分のやりたいことが出来そうなのに、どうして応援してくれないんですか」と怒った。
木島葵が「自分を誤魔化してない?」と尋ねると、北野桜は早口(嘘を付いている時の癖)で、「何を言っているんですか?そんなことはありません。仕事がありますので」と言い、立ち去った。
翌日、北野桜が仕事をしていると、火野すみれから電話がかかってきた。火野すみれはリストラされるのだという。
北野桜は「副社長に撤回してもらう」と言ったが、火野すみれは「生まれてくる赤ちゃんのために休みを取るつもりだったし、言い潮時かなって」と言い、リストラを受け入れていた。
そして、火野すみれは「それより、自分の心配をしたら。みんなと喧嘩したんだって?変わろうとしているのも分かる。でも、変わっちゃいけないものもある。仲間を大切にすること。自分を見失わないでね」と告げた。
その後、北野桜が黒川森雄に会いに行くと、黒川森雄は社長に就任していた。
北野桜が火野すみれのリストラを撤回して欲しいと頼むと、黒川森雄は「リストラを行ったのは、お前の提出した資料を見て、ウチにはまだまだ無駄があると思ったからだ。彼女をリストから外そう。だが、代わりの対象者を選ばなければならないから、お前が選べ」と命じた。
北野桜が「分かりました。だったら、私が辞めます」と告げると、黒川森雄は「そんな安直な答えしか出せないのか?」と呆れた。
北野桜が「卑怯です。こんな状況で、私が何も出来ないと分かっていて」と怒ると、黒川森雄は「それが力だ。悔しかったら、俺を負かすくらいの力を持ったらどうだ。それが無理なら俺の方へ来い。良い仕事をするのなら、非常になることも必要だ。お前は情にもろすぎる。大きな目的のためには、多少の犠牲は仕方がないと思わないか」と告げた。
その夜、北野桜は自宅へ変えると、コロッケを食べながら、「じいちゃん。この店のコロッケは美味くない。それともサクラの方がおかしくなったんだろうか。どうすればいいんだろうか?じいちゃん」と言って悩んだ。
翌日、北野桜が出勤していると、隣の部屋に住んでいる若夫婦の旦那が、建設現場で働いていた。
旦那は、何度も転職を繰り返していたが、北野桜に影響されて建設現場で働いてみたら、自分の天職だと思えたので、「サクラと一緒に働く」という夢が出来たのだという。
北野桜が会社に着くと、内定研修に来た学生から「合併の噂を聞きました。会社は大丈夫でしょうか」と相談された。
北野桜は少し考えて、「大丈夫です。きっと言い仲間と出会うから」と答えると、きびすを返して自宅へと戻った。
一方、月村百合が赤ちゃんが泣いて「もう、どうして良いのか分からない」と苦悩していると、木島葵が赤ちゃんを抱きかかえて、泣き止まし、「俺がこの子の側に居ちゃ駄目か?この子を幸せにしたい」と告げた。
すると、月村百合は泣きながらうなずいた。
2日後、北野桜は出勤し、黒川森雄に「どうしてそんなに優しくしてくれるんですか」と尋ねると、黒川森雄は「面接の時に、夢を語るお前を見て、8歳の時に事故で死んだ娘を思い出した。サクラ、俺と一緒に夢を叶えよう」と告げた。
しかし、北野桜が辞表を差し出したので、黒川森雄は「結局、こんな平凡な答えか。いいのか?この業界で2度と働けなくすることも出来るんだぞ」と告げた。
北野桜は「いえ、働きます。社長よりも力を持って。これは私が未来に建てたい建物のアイデアです」と言い、デザインを見せた。
黒川森雄は「素晴らしい。やっぱり、お前は・・・」と告げるが、北野桜は「誤解しないでください、それは私1人の力ではありません。同期の仲間に相談してアドバイスを貰い、完成させました。私の力は仲間です。優秀な仲間さえ居れば素晴らしい仕事が出来ます。それが私の力です。社長にはそんな仲間が居ますか?」と尋ねた。
そして、北野桜は「私は自分を見失っていた。社長に力を持てと言われ、楽な道を選ぼうとして。『我々は必ず月へ行く。簡単だからでは無い、困難だからだ』ケネディー大統領の言葉です。これからはどんなに辛くても踏ん張って、困難な道を行きます。同期に負けない仲間をドンドン作れば、きっと乗り越えられるから」と話すと、花村建設を後にした。
ある日、同期と会うために北野桜は、建物の写真を撮っていると、同じように建物の写真を撮っている男性が居た。
男性は北野桜が以前に面接を受けて雇ってくれると言った下請けの建設会社の社長だった。
社長が「あんた、今、花村さんのところで働いているの?」と尋ねると、北野桜は「いえ。事情があって辞めました」と答えた。
社長は「良かったら、ウチに来ませんか?アンタ、建物を作るのが好きなんでしょ」と誘うと、北野桜は「はい」と答えた。
その後、北野桜はサクラの前で、同期の仲間と会うと、「私は皆さんに会えて、本当に幸せです。こんな幸せに素晴らしい力を与えてくれて、本当にありがとうございます」と礼を言った。
そして、みんな1人1人、それぞれの夢を宣言し、記念写真を撮ると、それぞれ、自分の道を歩んでいくのだった。
私には夢があります。1人でも多くの人が、私のように信じ合える仲間を持つことです。
私には夢があります。毎年、このサクラに負けないように花を咲かせることです。
私には夢があります。私たちの建物を見て、未来の人が、私たちが生きていたということを思い出してくれることです。
私がいつも素晴らしい建物を見て感動するように、生きる勇気や希望を持ってくれることです。
なお、次に始まる「知らなくていいコト」のあらすじとネタバレは「知らなくていいコト-原作のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
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