なつぞら-スピンオフ「とよさんの東京物語」のあらすじとネタバレ

NHKの朝ドラ「なつぞら」のスピンオフ第1部「とよさん東京物語」のあらすじとネタバレです。

「なつぞら」のモデルやネタバレは「なつぞら(夏空)-あらすじとネタバレ」をご覧ください。

■なつぞら-とよさん東京物語のあらすじとネタバレ

昭和51年、北海道のお菓子屋「雪月」は十勝を代表するお菓子メーカーに成長し、繁盛していた。

小畑雪次郎と柴田夕見子の間には、長男・小畑雪見(ゆきみ)が生まれており、小畑雪見は小学生になっていた。

そのようななか、小畑とよは小畑妙子に、「私は東京へ行くので、私の居ない雪月で2代目女将をやればいい」と言い、雪月を任せて東京へと旅立った。

さて、東京へ着いた小畑とよは、奥原なつらが働く「マコプロダクション」を訪れた。

実は、マコプロダクションがアニメ「鉄戦士スカイジーン」を制作することになり、小畑とよが声優を頼まれたのだ。

普通なら声優が声色を出して年寄りを演じるのだが、今回は坂場一久がリアリティーを追求して、小畑とよに声優を頼んだのだ。

小畑とよは、早速、声優に挑戦し、見事に声優を勤め上げた。

仕事の後、小畑とよは声優らと打ち上げをしていると、声優事務所「風車プロダクション」の社長・奥原咲太郎が現われた。

外国映画の吹き替えがあるのだが、老人役の声優が風邪で声が出なくなったため、今から代役を探さなければならないのだという。

すると、「女優になれる」と言われて、すっかりご機嫌だった小畑とよが、「私がやってみっか」と名乗りを上げ、代役を引き受けた。

小畑とよは、本番で何度もダメ出しを受けたが、落ち込むことなく、本気で声優になると言い、社長・奥原咲太郎に「雇ってくれ。この通り」と言い、頼み込んだのだった。

困った社長・奥原咲太郎は、2週間後に「マコプロダクション」が制作するアニメ「2匹のにゃんこす」のオーディションがあるので、オーディションに受かれば役者を続け、オーディションに落ちたら役者を辞めるように言った。

その勝負に乗った小畑とよは、土間レミ子に稽古を付けてくれと頼み込み、弟子入りした。

一方、「雪月」を任されている小畑妙子は、小畑とよが当分は帰らないというので、困っていると、嫁の柴田夕見子が「お婆ちゃんが居ない間、私と雪次郎に店を任せて貰えませんか」と頼んだ。

すると、小畑妙子は、不安ながらも、2人に雪月を任せたのだった。

さて、奥原なつは疑問に思い「北海道に帰りたくない理由でもあるんじゃないの?」と尋ねると、小畑とよは「私は老い先が長くない。雪月はこんな年寄りに頼っているようじゃ駄目だ。これからの雪月を若い者が見つけていかないと」と答えた。

さて、小畑とよは、土間レミ子に声優の特訓をしてもらうと、「師匠はいい女だ。女役もいける。女役もやるべきだ」と言い出した。

しかし、土間レミ子は「やりたいけど。私は少年役だから仕事が貰えるの。私の女役なんて誰も興味が無いわよ」と答えた。

小畑とよは「自分のやりたいことがやれなくて苦しくないのかい?私が咲太郎に直訴してやる」と言ったが、土間レミ子は「いいんです。声の仕事がやっとみつけた居場所なんです。風車プロが私の家族なんです。その居場所を失いたくないんです」と断った。

一方、北海道の「雪月」は、柴田夕見子が改革を行い、雪月を繁盛していたが、常連客を蔑ろにしており、ついに小畑妙子が激怒し、「私が女将じゃ駄目なんだ」と嘆いた。

そこで、小畑妙子は東京へ行き、小畑とよに事情を話し、「私が女将じゃ駄目だ」と帰ってくるように頼んだ。

しかし、小畑とよは、声優という新しい世界に足を踏み入れて楽しいと言い、「アンタはよく気がつく。アンタが居たから、私はやってこれた。アンタが居たから雪月は雪月なんだ。思うようにやりなさい」とチャレンジすることの大切さを教えた。

それを聞いていた土間レミ子は、「私も女役を出来ないと決めつけて、勝手に諦めていたのかもしれない。とよさんに背中を押された」と言い、女役に挑戦する事を宣言した。

すると、小畑妙子も「私も」と言い、雪月の女将として挑戦する決意をしたのだった。

その後、土間レミ子が奥原咲太郎に「女役に挑戦させてください」と頼むと、奥原咲太郎は「よく言った」と喜んだ。

土間レミ子は主人公の少年役に決定していたが、主人公を辞退して、小畑とよと一緒に女性役のオーディションを受けることにした。

さて、小畑妙子が「雪月」に戻ると、嫁・柴田夕見子が謝罪した。

小畑妙子は「雪月を大きくしたい気持ちは、よく分かる。だけど、1人1人のお客様を大事にして欲しいの」と告げると、嫁・柴田夕見子は「はい」と答えた。

さて、小畑とよと土間レミ子は一緒に、アニメ「2匹のにゃんこす」のオーディションを受けた。

土間レミ子は自分の殻を破ると、小畑とよも喜んでスタジオで大暴れ。終いに、台本に無い台詞で即興の寸劇を開始した。

それを見ていた坂場一久は「これだ!絵コンテを描き直さないと」と言い、2人を合格にしたのだった。

3ヶ月後、「雪月」は活気があり、繁盛していた。

小畑とよは声優の活動で月に1回、東京へ出ていた。

土間レミ子は、少年役だけでなく、女役でも人気となり、外国人のイケメン彼氏アントニオも出来て幸せに過ごしていた。

なお、スピンオフ第2部は「なつぞら-スピンオフ「十勝男児、愛を叫ぶ」のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

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