なつぞら-スピンオフ「十勝男児、愛を叫ぶ」のあらすじとネタバレ

NHKの朝ドラ「なつぞら」のスピンオフ第2部「十勝男児、愛を叫ぶ」のあらすじとネタバレです。

スピンオフ第1部のあらすじは「なつぞら-スピンオフ「とよさんの東京物語」のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

■なつぞら-「十勝男児、愛を叫ぶ」のあらすじとネタバレ

昭和51年の夏、北海道の柴田家は平穏な生活を送っていたが、突然、柴田夕見子が長男・小畑雪見を連れて現われた。

長男・小畑雪見が虐められている子を庇って、いじめっ子にやられ、泣いて帰ってきたのだが、これが原因で、柴田夕見子は小畑雪次郎と喧嘩して「雪月」を飛び出してきたのだ。

小畑雪次郎は「いつものことだ」と言い、柴田夕見子を追いかけなかった。

しかし、小畑とよが「あの子は昔、東京へ駆け落ちしたっていうじゃないか。やるときはやるわよ」と脅すと、小畑雪次郎は慌てて、柴田家へ柴田夕見子を迎えに行った。

しかし、柴田夕見子は既に帰っており、すれ違いになってしまった。

そこで、柴田家の長男・柴田照男は「残念だったね」と言い、小畑雪次郎を秘密基地へ連れて行った。

秘密基地は、戸村菊介の家の納屋で、秘密基地には家に居場所のない男達が集まって酒を飲んでいた。

戸村菊介も嫁に出て行かれており、どこの家も男の立場が弱く、男達は嘆いた。

そこで、男達は奮起し、「今こそ、女が持つイメージを書き換えるんだ」と言い、戸村菊介が「十勝男自慢コンテスト」の開催を提案した。

「女達よ、これが十勝男児だ!」

「十勝男自慢コンテスト」のビラを見た女達は、夫らをボロクソに言い、秘密基地へと乗り込むと、「十勝男自慢コンテスト」を「十勝女房自慢コンテスト」に変えさせた。

「十勝女房自慢コンテスト」は、男達が津前の愛を競う合う物で、好きな方法で妻にアピールし、妻に認められれば、結婚生活を継続するが、認められなければ、夫婦生活が終了するという厳しいルールだった。

男達は夫婦生活終了というルールに動揺していたが、「男自慢コンテストとやることは同じだ。女達をメロメロにしてしまえばいいんだ」ということで、女達の挑戦を受け、「十勝女房自慢コンテスト」の開催を決定した。

さて、柴田剛男は、戦友の妻・五十嵐静から電話を受けて東京を訪れ、五十嵐静と会っていた。

五十嵐静が「主人の遺品を整理していたらこれが。柴田さんのものではないですか」と言い、封筒を差し出した。それは、柴田剛男が戦時中に家族に書いた手紙だった。

柴田剛男は、戦時中に奥原なつの父親と手紙を託しあい、どちらかに万が一の事があれば、手紙を家族に届ける約束をしていた。

このため、柴田剛男は、奥原なつらに父親の手紙を届け、そのときに奥原なつを引き取ったという経緯があった。

柴田剛男が奥原なつの父親に預けた手紙は、行方不明になっていたが、戦友・五十嵐が預かっていたのだ。

その後、柴田剛男は奥原なつの自宅に泊まった。

奥原なつが柴田剛男の手紙を読むと、「富士子ちゃんに今すぐ会いたい」「富士子ちゃん」「富士子ちゃん」ばっかりだったので爆笑した。

そこへ、柴田富士子から電話がかかってくる。

なんと、柴田夕見子が男達をたきつけ、「十勝女房自慢コンテスト」を開催することになり、小畑雪次郎が離婚の危機を迎えているというのだ。

一方、男達は「十勝女房自慢コンテスト」を翌日に控え、「女房を惚れ直させてやる」と意気込んでいたが、小畑雪次郎だけは浮かない顔をしていた。

コンテスト当日の早朝、柴田剛男が「雪月」にやってきた。コンテストの事を聞いて、急いで帰ってきたのだ。

小畑雪次郎が「何をしてあげたら良いのか分からない。夕見子ちゃんはしっかりしているし、強い人だし、俺なんかいなくても生きていける。どうしたら、夕見子ちゃんにふさわしくなれるのか、分からない」と苦悩を打ち明けた。

すると、柴田剛男は「元々、夕見子はハッキリと物を言う子じゃなかったんだ。部屋で本ばかり読んで、人と話したがらなかった。でも、僕が戦争に行って、もう戻れないかもしれないかもしれないって伝えたとき、あの子は泣くのを我慢してこう言ったんだ。『お父さんが帰ってくるまで、私が家を守るから、絶対に帰ってきて』もしかしたら、あれからずっと、夕見子は、みんなを守らなくちゃと思ってるのかもしれない」と話した。

それを聞いた小畑雪次郎は、思い当たる節があり、柴田夕見子の為に何が出来るのか、考えることにしたのだった。

さて、「十勝女房自慢コンテスト」が始まった。妻がタンポポの札を上げれば合格で、魔界の番長札を上げれば離縁というルールだった。

柴田夕見子は小畑雪次郎の気持ちが半端なら離婚すると宣言するが、会場に小畑雪次郎の姿は無かった。

さて、十勝の男達は、それぞれに自分の方法で妻への愛を表現し、妻からタンポポの札を得て喜んでいた。

全員の番が終わるが、小畑雪次郎は現われなかった。

柴田夕見子は「もういいわ。ちょっとは男を見せてくれるかと思ったけど」と言い、「十勝女房自慢コンテスト」を終わらせようとした。

そこへ、小畑雪次郎が現われてステージに立ち、「俺は夕見子ちゃんの強さしか見えていなかった。俺はその強さに甘えてしまっていた。しかし、これからは夕見子ちゃんの出来ない事を、俺が代わりにやるから。夕見子ちゃんは弱いままでいいから」と言い、一升瓶の牛乳の一気飲みを始めた。

柴田夕見子が「ちょっと、何してるのよ」と言って止めると、小畑雪次郎は「君の飲めない牛乳は一生、俺が飲むから」と告げた。

柴田夕見子が「アンタのやりたかった事って、こんなこと?」と呆れて一升瓶を奪い取ると、牛乳を飲み「牛乳ぐらい、もう飲めるわ。私がこんなことで喜ぶと思った?浅はかにも程がある」と言い、地獄の番長カードを出した。

それを見た小畑雪次郎は崩れ落ちた。

柴田夕見子が「アンタにして欲しいことなんてない。私が貴方に期待しているのは1つだけ。覚えてないだろうけど、子供の頃の約束」と告げた。

すると、小畑雪次郎は、子供の頃に「僕が夕見子ちゃんのために美味しい牛乳のお菓子を沢山作るよ」と言った事を思い出した。

そこで、小畑雪次郎は「美味しい牛乳のお菓子を沢山作る。約束守る、絶対に守る。夕見子ちゃんのために美味しいお菓子を作らせてくれ。俺と一生、一緒に居てくれ」と頼んだ。

柴田夕見子は「バカだねえ。本当にバカ。バカすぎて放っておけないわよ」と言い、タンポポのカードを差し出した。

すると、小畑雪次郎はガッツポーズをして柴田夕見子に抱きつき、みんなに祝福されたのだった。

東京の奥原なつは、柴田剛男からの電話で、小畑雪次郎が離婚せずに済んだことを知って安堵し、「お父さんは、あの手紙、お母さんに見せないの?」と尋ねた。

柴田剛男は「いいよ、恥ずかしい」と照れていたが、柴田富士子は柴田剛男の手紙を読んで微笑んでいた。

その後、「雪月」は、「十勝女房自慢コンテスト」が言い宣伝になり、繁盛しており、小畑雪次郎が柴田夕見子の為に開発した「愛のユミコケーキ」が飛ぶように売れていたのだった。

なお、朝ドラ「なつぞら」のモデルやネタバレは「なつぞら(夏空)-あらすじとネタバレ」をご覧ください。

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