10の秘密-感想文
向井理が主演するフジテレビのドラマ「10の秘密」の第1話の感想です。
■10の秘密-第1話の感想
関テレ枠のミステリーということで、「美しい隣人」「僕のヤバイ妻」のような面白いドラマを期待していたのだが、今作の「10の秘密」の第1話を見る限りは、期待外れだった。
娘の白河瞳が誘拐されたのに、白河圭太(向井理)がのんびりしていたので、全然、緊張感が伝わって来なかった。
もう高校生なら、そんなに心配しないのかと思って見ていたのだが、放送後に、娘の白河瞳は14歳という設定だったことを知り、白河瞳が中学生ということに驚いた。
白河瞳が中学生なら、もう少し中学生というのを前面に押し出した方が良かったと思う。
それと、ドラマ「10の秘密」は、秘密が10個登場するドラマなのだと思うが、この設定には致命的な欠点があると思う。
たとえば、ケーキが10個、出てくるドラマなら、視聴者全員が1個目、2個目と数えられるのだが、秘密は抽象的なので、人それぞれに解釈が変わってしまう。
だから、白河圭太(向井理)が10年前の事件を秘密にしたというのを1つとして数えて良いのか、娘・白河瞳が塾を勝手に辞めていた事を秘密として数えていいのか、判断が難しいし、第1話で秘密が明らかになったのかどうかも分からなかった。
ところで、ストーリーで重要になってくるのは、10年前に起きた火事で、火事の原因は欠陥住宅だと思う。白河圭太は、欠陥住宅に気付いたが、保身のために見逃したのだろう。
仙台由貴子(仲間由紀恵)は出世のために離婚したことになっているが、本当は当時の事件を調べるために、帝東建設の顧問弁護士になったような気もする。
ただ、帝東建設が黒幕だと、あまりにも単純すぎるので、黒幕は他にいそうな気がする。
そうすると、相関図で黒幕になりそうなのは、石川菜七子(仲里依紗)くらいなのだが、石川菜七子は白河圭太の幼なじみだし、両親が健在で、火事との関連がなさそうなので、黒幕と予想するのも厳しい感じがする。
なお、「10の秘密」のあらすじとネタバレは「10の秘密-原作とあらすじと犯人ネタバレ」をご覧ください。
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