二月の勝者-島津順と上杉海斗のあらすじとネタバレ

日本テレビの学習塾ドラマ「二月の勝者」の原作の第4巻のあらすじとネタバレです。

第1巻からのあらすじは「二月の勝者-原作のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

■二月の勝者-第4巻のあらすじとネタバレ

7月、夏期講習が始まり、佐倉麻衣ら「桜花ゼミナール吉祥寺校」の塾講師は、毎年恒例の「夏期講習あるある」で、生徒の対応に奔走する。

そのようななか、Ωクラスの島津順とAクラスの上杉海斗が喧嘩するというトラブルが発生する。

偏差値60の島津順が「偏差値60以下の学校は学校じゃない」と暴言を吐き、上杉海斗が手を出したのだという。

佐倉麻衣は、2人から話を聞いて問題を解決しようとするが、島津順は「桜花ゼミナール吉祥寺校」で成績トップだったので、校長・黒木蔵人は島津順を教室へ戻し、上杉海斗海斗に問題を起こさないように注意した。

佐倉麻衣は抗議するが、黒木蔵人は「当塾では道徳は教えていません」と一蹴した。

さて、島津順の家庭は父親が教育熱心で、仕事から帰宅すると、島津順の勉強を見ていたが、日頃の島津順の管理は母親に任せていた。

ある日の夜、島津順は父親から用意した入試の過去問題を解くが、難しくて全く解けなかった。

父親は、偏差値50の入試問題を用意していたので、その結果を見て激怒し、母親に「偏差値60以下の学校は学校じゃない。絶望的にゴミだ。何やってたんだ。お前のせいだ」と言い、問題集を投げつけた。

島津順は馬鹿にしていた偏差値50の入試問題を解けなかったことに動揺し、翌日、塾を無断でサボった。

母親は、島津順が塾をサボったことに驚き、校長・黒木蔵人に偏差値50の入試問題が解けなかった事を明かすと、校長・黒木蔵人は今の時点で偏差値50の入試問題が解けなくて当たり前だと教えた。

そして、校長・黒木蔵人は島津順の居場所に心当たりがあると言い、母親を自宅に帰すが、心当たりがあるというのは嘘で、島津順を探そうともしなかった。

驚いた佐倉麻衣は、島津順を探しに向かい、上杉海斗の情報で島津順を見つけることが出来た。

母親は島津順を抱きしめると、受験を止めても良いと言ったが、島津順は「嫌だ。止めたら、ママがパパに虐められる。もうママが泣いているのは嫌だよ」と言って泣いた。

すると、母親は、昔は「ただ元気でいてくれればいい」と思っていたのに、いつの間にか「もっと、もっと」と要求していたことに気付いて泣いた。

その日の夜、父親は島津順が塾を無断で休んだことを知り、偏差値50の学校なんてゴミだと母親に激怒するが、母親は泣きながら「どこにも受からなかったとしても、順は順です」と答えた。

隣の部屋で聞いていた島津順順は、涙を流して立ち直り、翌日から塾に復帰したのだった。

さて、校長・黒木蔵人は、最下位のRクラスの緊張感の無さに呆れ、塾の卒業生を呼んでRクラスの生徒と話しをさせ、Rクラスの生徒に刺激を与ええた。

すると、Rクラスの柴田マルミが刺激を受けた。

柴田マルミは不登校で学校には通っておらず、不登校に理解のある中学を受験するため、「桜花ゼミナール吉祥寺校」に通っていたのだが、卒業生と話して、偏差値70の女子学院を受けたくなった。

そこで、柴田マルミは恐る恐る「私なんて駄目ですよね」と言い、女子学院の受験を相談すると、校長・黒木蔵は「目指しましょう」と言い、母親を呼んで三者面談を開くことにした。

一方、佐倉麻衣は、校長・黒木蔵人の授業を受けたRクラスの生徒の成績が伸びていた事に驚いた。

さて、校長・黒木蔵人は、成績の伸びたRクラスの生徒に賞状を配るが、その賞状は個別指導塾「ノビール」の特別体験券になっていた。

個別指導塾「ノビール」は桜花ゼミナールの系列塾で、吉祥寺校の上階が「ノビール」になっていた。

佐倉麻衣は抗議するが、校長・黒木蔵人は系列塾への勧誘を認め、いずれ家庭教師や個別指導塾に手を出すので、系列塾へ勧誘して生徒を囲い込むのだと明かした。

すると、講師・橘勇作が、「系列塾へ誘導するとバックマージンを受け取れるというのは本当ですか?」と尋ねたが、校長・黒木蔵人は何も答えずに立ち去った。

佐倉麻衣が「本当ですか?」と驚くと、講師・橘勇作は「普通は斡旋しても金が貰えるということはないが、アイツには金と女に汚いという噂がある」と言い、黒木蔵人が風俗街でウロウロしている事を教えた。

その日の夜、佐倉麻衣は風俗街に黒木蔵人を探しに行き、黒木蔵人を発見すると、女がらみのトラブルにあっており、男に殴られて倒れ、頭から血を流していた。

佐倉麻衣は空手で男を撃退すると、黒木蔵人の仲間に案内されるまま、負傷した黒木蔵人を風俗街の怪しげな事務所へと運ぶと、そこには子供達が居た。

佐倉麻衣は黒木蔵人を治療しようとしたが、黒木蔵人に「出て行け。詮索はするな。入ってきたら許さない」と言われ、追い出されてしまった。

翌日、佐倉麻衣は黒木蔵人に会うと、黒木蔵人はいつも通りで、「ジャイアントキリングの可能性は3人に絞られた。まさかの失速に陥る者も」と告げたのだった。

二月の勝者-第5巻のあらすじとネタバレ」へ続く。

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