テセウスの船-ドラマ版の黒幕と結末のネタバレ

竹内涼真が主演するTBSのドラマ「テセウスの船」の最終回のあらすじと結末ネタバレ後編です。

このページは「テセウスの船-ドラマ版の最終回のあらすじとネタバレ」からの続きです。

■テセウスの船-ドラマ版の結末ネタバレ

佐野文吾(鈴木亮平)が12年前の駐在日誌を調べると、校長・石坂秀夫(笹野高史)の息子が、12年前の音臼村祭りの時に、東京から規制しており、音臼村祭りで喧嘩に巻き込まれて怪我をしていたことが判明した。

そこで、佐野文吾(鈴木亮平)は井沢健次(六平直政)に、石坂秀夫の息子について尋ねると、井沢健次は「10年以上、誰も会ってない。東京で務めていた会社でイジメに遭って悩んでるって、昔、校長に聞いた。それ以来、聞きにくくてな」と教えた。

その後、佐野文吾と田村心は、校長室を訪れると、真っ黒に塗りつぶした絵が散乱しており、いつも使っていたナイフが無くなっていた。

2人は手分けをして校長・石坂秀夫を捜すが、見つからなかった。

さて、田村心は駐在所のドアに挟んであった、佐野文吾宛ての封筒を見つける。

中には「家族の皆殺しが嫌なら、音臼神社に1人で来い」という犯人からのメッセージが入っていた。

田村心は、「俺が父さんを守る」と心に誓い、佐野文吾にはそのメッセージを見せず、自分が音臼神社へ行くことにして、書き置きを残して消えた。

翌朝、山小屋で男性が倒れているという通報があったので、佐野文吾は消えた田村心(竹内涼真)かもしれないと思い、慌てて山小屋へ向かった。

そのようななか、校長・石坂秀夫(笹野高史)が佐野家を尋ねてきた。

佐野和子(榮倉奈々)が「どこへ行ってたんですか?捜してたんですよ」と尋ねると、校長・石坂秀夫は「東京の息子のところへ行っていた」と明かした。

その昔、息子は会社を辞めて事業を立ち上げると言い、資金援助を求めてきたので、校長・石坂秀夫は「信用できるか」と言い拒否したので、それきりになっていた。

しかし、最近になって息子が「孫が生まれた」と連絡してきた。

校長・石坂秀夫は、佐野文吾と田村心を見ていたら、親子のように思え、もう1度、息子とやり直したいと思い、東京の息子に会いに行き、息子と仲直りしたのだ。

校長室の机に散乱していた塗りつぶした絵は、孫にプレゼントするために描いていた絵だった。

さて、田村心は犯人が指定した音臼神社で待っていたが、時間になっても犯人は現われなかったので、佐野家に電話してみると、佐野和子は佐野文吾が山小屋へ田村心を探しに向かったと教えた。

このため、田村心は慌てて、風速計のある山小屋へと向かう。

そのころ、山小屋で田村心を捜していた佐野文吾(鈴木亮平)は、背後から、ナイフで刺された。

振り返ると、田中義男(仲本工事)の息子・田中正志(霜降り明星)がナイフを持って立っていた。

佐野文吾が「どうしてだ。俺が何をしたって言うんだ」と尋ねると、田中正志は「正義の味方が聞いて呆れる。他人の人生を踏みにじっておいて、まるで覚えていない」と言い、話し始めた。

田中正志の母親は、12年前の音臼村祭りでキノコを鍋に入れただけなのに、佐野文吾の点数稼ぎのせいで逮捕され、夫の田中義男に捨てられ、散々苦労した末に体を壊して死んだ。

田中正志は、妹を育てるために頑張ったが、どこへ行っても、何をしても殺人犯の子供と言われ、妹は自殺した。

そして、田中正志は、田中義男が病気になったというので、仕方なく音臼村に戻ってきたとき、佐野文吾から「親父さん、喜んでたぞ。家族は大事にしないとな」と声をかけられた。

そのとき、田中正志は、佐野文吾と家族に、自分と同じように地獄を見せるために復讐を誓ったのだ。

加藤ミキオ(柴崎楓雅)は、佐野文吾(鈴木亮平)が邪魔だという目的が同じだったので、利用しただけだった。

全てを明かした田中正志が「田村心は息子なんだろ?殺したよ。わーわー泣きながら、死んでいった」と教えると、佐野文吾は逆上して、田中正志からナイフを奪い取り、押し倒してナイフを振り上げた。

しかし、佐野文吾は振り上げたナイフを下ろし、「お前を殺せない。心さんを裏切れない。正志、大事な家族を救えなかった事で、ずっと苦しんできたんだな。すまない。気付いてやれなくて」と謝罪した。

そこへ、田村心(竹内涼真)が駆けつける。

田村心を殺したというのは、田中正志の嘘だったのだ。

佐野文吾は、田村心を見て喜んでいると、田中正志は隙を突いて佐野文吾からナイフを奪い返し、佐野文吾を殺人犯にするため、自殺しようとした。

佐野文吾と田村心は、自殺を止めようとして、田中正志ともみ合いとなり、田村心がナイフで刺されてしまった。

佐野文吾が慌てて駆け寄り、「死ぬな。心さん。お前は俺の息子だ」と言って抱きしめるが、田村心は「父さん」と言い残して死んだのだった。

それから20数年後、佐野家はみんな元気に暮らしていた。

田村心(竹内涼真)は家族を集めると、田村由紀(上野樹里)が妊娠したことを報告し、家族から祝福された。

すると、佐野文吾(鈴木亮平)は「生まれてくる子供の名前、お父さんが提案してもいいかな。未来(みく)、明るい未来へ進んで欲しい。未来と書いて『みく』」と頼んだ。

それを聞いた田村心(竹内涼真)は「父さん、それ、俺が考えた名前と全く同じだよ」と驚いた。

佐野文吾(鈴木亮平)は20数年前に、田村心(竹内涼真)がタイムカプセルに入れた指輪を握りしめ、幸せをかみしめるのだった。

一方、青酸カリを飲んで自殺を図った加藤ミキオ(柴崎楓雅)は、病院に運ばれて一命を取り留めており、木村さつき(麻生祐未)の養子となり、一緒の暮らしていた。

なお、原作のあらすじとネタバレは「テセウスの船-原作のあらすじと犯人ネタバレ」をご覧ください。

スポンサードリンク

コメントを投稿する

コメントは正常に投稿されていますが、反映に時間がかかります。