エール-夏目千鶴子(なつめ・ちづこ)のモデルとネタバレ

NHKの朝ドラ「エール」に登場する夏目千鶴子(なつめ・ちづこ)のモデルとネタバレです。

■エール-夏目千鶴子のネタバレ

夏目千鶴子
朝ドラ「エール」の夏目千鶴子(小南満佑子)は、東京帝国音楽学校の声楽科の生徒で、ソロリサイタルを開催する程の実力があります。

夏目千鶴子(小南満佑子)は記念公演「椿姫」のヒロインの座を巡って、関内音(二階堂ふみ)のライバルとなるのですが、関内音が選考会に遅刻して失格になりそうになったところを助けます。

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■エール-夏目千鶴子のモデル

夏目千鶴子(小南満佑子)のモデルは、歌手の関屋敏子です。

関屋敏子は明治37年生まれで、東京都の出身なのですが、二本松藩(福島県二本松市)の御殿医の家系であり、古関裕而と福島繋がりとなります。

関屋敏子は、幼少期から琴や長唄を習い、双浦環(柴咲コウ)のモデル三浦環に見いだされ、三浦環に弟子入りしました。

その後、関屋敏子は、東京音楽学校を中退して、イタリアに留学し、ボローニャ大学を卒業して、ヨーロッパでプリマドンナとして活躍しました。

そして、昭和4年に帰国し、昭和5年に藤原義江とオペラ「椿姫」で共演を果たし、その後も国内外で活躍しました。

関屋敏子は、関屋家の相続のこともあり、昭和12年に、剣術の「柳生流」で有名な柳生家の一族・柳生五郎と結婚したのですが、夫・柳生五郎が歌手活動を辞めさせようとしたので、2年ほどで離婚します。

その後、関屋敏子は、頭がおかしくなって(うつ病だったらしい)、色々な噂を立てられた末、昭和16年11月23日に自宅で首を吊って自殺しました。37歳でした。

朝ドラ「エール」に登場する帝国音楽大学の記念公演「椿姫」のエピソードは、昭和5年に関屋敏子と藤原義江が共演したオペラ「椿姫」がモデルになっていると考えられます。

したがって、夏目千鶴子(小南満佑子)のモデルは関屋敏子で、史実通りなら、夏目千鶴子は悲惨な結末が待ち受けているでしょう。

■古関夫婦との関係

朝ドラ「エール」のモデルとなった古関金子と関屋敏子は、直接の関係はありません。古関金子の方が8歳年下なので、帝国音楽学校の同級生でもありません。

史実では、古関裕而も古関金子も関屋敏子のファンで、古関裕而は関屋敏子からサインを貰って大喜びしています。

なお、朝ドラ「エール」のモデルやネタバレは、「エール-あらすじとネタバレ」をご覧ください。

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