エール-御手洗清太郎(みたらい・きよたろう)のモデルとネタバレ

NHKの朝ドラ「エール」に登場する御手洗清太郎(古川雄大)のモデルとネタバレです。

■エール-御手洗清太郎のネタバレ

エール-御手洗清太郎
御手洗清太郎(古川雄大)はドイツ留学のある音楽の先生で、お姉疑惑がある。歌手を目指す関内音(二階堂ふみ)の個人レッスンを担当した。

さらに、御手洗清太郎は、古山裕一(窪田正孝)の「竹取物語」が国際作曲コンクールの2等に選ばれたという新聞を関内音に見せ、関内音と古山裕一が交際する切っ掛けを作った。

その後、コロンブスレコードが新人歌手を募集すると、御手洗清太郎は最後のチャンスとして、オーディションに参加するが、合格したのは帝都ラジオの会長の息子・寅田熊次郎だった。

納得のいかない御手洗清太郎と佐藤久志(山崎育三郎)は、コロンブスレコードを訪れて抗議するが、寅田熊次郎に泣かされてしまうのだった。

しかし、寅田熊次郎に危機感を覚えたディレクター廿日市誉(古田新太)が、佐藤久志は研究生としてコロンブスレコードと契約した。

御手洗清太郎は、佐藤久志に頑張って歌手になるようにエールを送ると、豊橋へと帰った。

戦後、御手洗清太郎(古川雄大)は占い師となり、親友のベルトーマス羽生(広岡由里子)が古山音(二階堂ふみ)のレッスンを担当した。

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■エール-御手洗清太郎のモデル

御手洗清太郎(古川雄大)のモデルは、愛知県名古屋市の小針尋常小学校で音楽教師をしていた小股久(おまた・ひさし)だと思います。小股久は「大阪音頭」を作曲した人です。

関内音(二階堂ふみ)のモデル古関金子は、女学校を卒業すると、名古屋で雑誌の仕事をしながら、宝塚を目指して歌の勉強を開始し、小股久に師事しました。

さて、いつもなら、古関金子の先生という設定から、小股久をモデルとして紹介して終わりなのですが、今回は、どうしても、私のネタバレセンサーに引っかかる人物がもう1人居ます。

それは、「神武以来の美少年」というキャッチコピーでデビューしたシャンソン歌手の美輪明宏です。美輪明宏は美少年歌手としてデビューし、その後、同性愛をカミングアウトしました。

これは説明するよりも下の画像を見る方が早いです。

左が朝ドラ「エール」の御手洗清太郎(古川雄大)で、右が若かりし頃の美輪明宏です。
御手洗清太郎のモデル

明らかに美輪明宏に似せたキャスティングなのですが、美輪明宏をモデルだと紹介するのには欠点もあります。

関内音(二階堂ふみ)のモデル古関金子が古関裕而と結婚するのは、昭和5年です。

美輪明宏は昭和10年生まれなので、まだ生まれおらず、関内音(二階堂ふみ)に音楽を教える事が出来ないのです。

しかも、美輪明宏はドイツ留学をしていないので、御手洗清太郎(古川雄大)のモデルだと紹介するには決定打に欠けるのです。

ただ、朝ドラではこの程度の改変はよくあることだし、御手洗清太郎がオネエ(ニューハーフ?)という点を考えると、美輪明宏がモデルと考えて問題無いでしょう。

ところで、オネエといえば、朝ドラ「エール」のモデルのなかに、もう1人オネエが居るのをご存じでしょうか?

それは、木枯正人(野田洋次郎)のモデル古賀政男です。

古賀政男は、歌手の中村千代子と結婚したのですが、わずか10ヶ月ほどで離婚しました。

そのとき、妻の中村千代子が、古賀政男について「男性として不能だった」「同性愛者だった」と暴露したといわれているのです。

この真相は不明なのですが、古賀政男はその後、結婚していないし、歌手のディックミネも「古賀先生は女言葉を使うんだよ。ちょっと高い声なんだけど、口もと押えて『あらっ』なんて、しょっちゅうやってた」と証言しています。

そう考えると、御手洗清太郎(古川雄大)には古賀政男の要素も入っているのかもしれません。

なお、朝ドラ「エール」の登場人物のモデルやネタバレは「エール-モデルとあらすじとネタバレ」をご覧ください。

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