朝ドラ「エール」-福島行進曲の歌手・川野三津代(山田麗)のモデル
NHKの朝ドラ「エール」に登場した「福島行進曲」の歌手・川野三津代(山田麗)のモデルのネタバレです。
■エール-川野三津代(山田麗)のネタバレ
朝ドラ「エール」の第44話で、村野鉄男(中村蒼)が「福島行進曲」を作詞すると、その詩を読んだ古山裕一(窪田正孝)が感動し、曲を付け、廿日市誉(古田新太)に見せると、レコード化が決定しました。
佐藤久志(山崎育三郎)が歌い手に立候補したのですが、流石に無名だったので採用されず、廿日市誉が川野三津代(山田麗)という歌手を連れてきて、「福島行進曲」をレコードに吹き込みました。
こうして、古山裕一(窪田正孝)はレコードデビューを果たすのですが、「福島行進曲」はヒットしませんでした。
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朝ドラ「エール」の歌手・川野三津代(山田麗)のモデルは、「日本初の女性ジャズ歌手」と言われる天野喜久代です。
天野喜久代は、亭国劇場出身のオペラ歌手なのですが、ジャズ歌手として活躍し、二村定一と人気を二分するほど活躍していました。
「福島行進曲」は、福島時代の昭和4年に、野村俊夫が作詞し、古関裕而が作曲しました。
古関裕而はデビュー曲を故郷の福島に捧げると決めており、福島時代に作曲した「福島行進曲」と「福島夜曲」に決めたのです。
当然、歌手は福島出身の伊藤久男に頼もうとしたと思うのですが、その辺は資料が無いので分かりません。
結局、A面の「福島行進曲」をレコードに吹き込んだのは、歌手・天野喜久代で、B面の「福島夜曲」を吹き込んだのは歌手のは阿部秀子でした。
こうして、古関裕而は昭和6年6月20日にレコードを発売するのですが、全く売れませんでした。福島県では蓄音機が普及していなかったからレコードが売れなかったという説もあります。
その後、古関裕而は「拳闘小唄」を作詞し、再び天野喜久代がレコードに吹き込んでいるのですが、「拳闘小唄」も売れなかったようです。
だから、古関裕而と天野喜久代のエピソードはほとんど残っていません。
なお、朝ドラ「エール」のあらすじやネタバレは「エール-モデルとあらすじとネタバレ」をご覧ください。
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