私たちはどうかしている-第4巻のあらすじとネタバレ

日本テレビのドラマ「私たちはどうかしている」の原作の第4巻のあらすじとネタバレです。

第1巻のあらすじとネタバレは「私たちはどうかしている-原作のあらすじと犯人ネタバレ」をご覧ください。

■私たちはどうかしている-第4巻のあらすじとネタバレ

高月椿は、嘘を付いたら地獄に落ちるという掛け軸「不妄語戒(ふもうごかい)」の前で、花岡七桜に「サクラなのか?」と問うた。

花岡七桜は激しく動揺するが、「私は花岡七桜です。サクラではありません」と答えた。

すると、高月椿は「お前を信じる」と言い、花岡七桜にキスをして、花岡七桜が考えた和菓子のデザインを、茶会に出す和菓子「落とし文」に採用した。

さて、花岡七桜は早速、和菓子「落とし文」の試作に入る。

そして、花岡七桜が菓子作りの話題で、同僚の堂島と楽しそうに笑っていると、その様子を見た高月椿は嫉妬する。

一方、女将(高月椿の母)は、花岡七桜を眠らせて名刺を探しだし、花岡七桜の母親「花岡夕子」を名乗る女性の正体が宮部夕子だと判明する。

そこで、女将は、名刺の住所から、宮部夕子の店を突き止めると、宮部夕子の店を訪れて嫌がらせをした。

すると、宮部夕子は、常連客が減ったので、花岡七桜の母親役から降りることにした。

さて、花岡七桜は和菓子「落とし文」には「親への思い」「隠された想い」という意味があることを知り、高月椿に「大旦那さまと何があったの?」と尋ねると、高月椿は胸の内を打ち明けた。

高月椿は子供の頃、父親にも大旦那(祖父)にも可愛がられて育った。

そのようななか、父・高月樹が何者に殺害されて死んだ。

高月椿が父・高月樹の部屋から、花岡七桜の母・大倉百合子が出てくる所を目撃したと証言したため、大旦那は世間に高月樹は病死したと発表していた。

しかし、父親が死んでから半年後、本当の事を言えずに苦悩した高月椿は、大旦那に、本当は父親が花岡七桜の母親とキスをしており、翌朝、部屋に行ったら父親が死んでいたと打ち明けた。

それを聞いた大旦那は、真相を有耶無耶にして息子を弔えなかった事に激怒し、「お前はこの家の人間じゃない。だから、アイツの死を蔑ろに出来るだ」と言い、その日以来、高月椿が作った菓子は食べなくなった。

しかし、高月椿は、大旦那にとって大切なのは高月の血なのだと痛感しながらも、完璧な菓子が作れる様になれば、いつか菓子を食べてくれ、高月の人間だと認めてくれると思い、菓子を作り続けてきたのだった。

さて、茶会の日、高月椿と花岡七桜は、注文の御菓子「落とし文」を茶会の会場へ届けに行くと、茶会の亭主から、アレルギーの子供が居るので、餡子を使わない菓子を1つ用意して欲しいと注文を変更していたはずだと指摘される。

花岡七桜は「そんな注文は聞いていない」と釈明しようとしたが、高月椿は花岡七桜を制し、「準備が間に合わなかったのですが、時間までには用意します」と謝罪した。

用意すると言っても、茶会まで時間はわずかしか無い。

花岡七桜は「こんな短時間で作れる御菓子なんて・・・」と動揺するが、高月椿は「1つだけ、作れる菓子がある」と言い、「落雁(らくがん)」という和菓子を作る事にした。

材料は茶会の厨房で借りるので、型押しがあれば、落雁を作る事が出来る。

そこで、花岡七桜が「光月庵」に型押しを取りに戻り、高月椿は厨房で材料の準備をすることにした。

さて、「光月庵」に戻った花岡七桜は、閉じ込められていた納戸に、可愛い動物の型押しがあったことを思いだし、その型押しを持って、再び茶会場へと戻った。

すると、茶会場で、母親の手紙を届けに来た謎の男・多喜川薫と遭遇したので、花岡七桜が「聞きたいことがある」と告げると、多喜川薫は茶会に退屈していると言い、近所の喫茶店で話しを聞こうと答えた。

しかし、花岡七桜が「今は・・・」と困惑すると、多喜川薫は「用があるようだね。茶会が終わるまでは居るから」と言い、花岡七桜を行かせた。

さて、厨房に到着した花岡七桜が、高月椿に型押しを渡して、納戸にあった型押しだと事を教えると、高月椿は型押しを見て思いだし、父親が自分の為に作ってくれた型押しだと教えた。

こうして、高月椿は無事に「落雁」を完成させ、茶会に御菓子を出すと、子供は「落雁」を見て大喜びだった。

高月椿が作った菓子は好評で、茶会は無事に終了するが、茶会に参加していた大旦那は女中に菓子を下げるように命じており、高月椿が作った菓子は食べなかった。

花岡七桜は悔しがるが、高月椿は「分かっていたことだ」と言い、悔しそうなそぶりを見せなかった。

さて、花岡七桜は茶会が終わったので、慌てて多喜川薫を捜して会いに行くと、謎の男・多喜川薫は、多喜川という地主と判明した。

多喜川薫は、花岡七桜の母親が作っていた「光月庵」の御菓子を家族で食べていたので、花岡七桜の母親の菓子は思い出の味なのだと話した。

しかし、多喜川薫は、手紙は死んだ父親から託された物で、どういう経緯で父親が花岡七桜の母親の手紙を受け取ったのかは分からないと言った。

ただ、多喜川薫は「君がお母さんの御菓子を作り続けている限り、僕が君を見守り続ける」と約束した。

さて、高月椿は、茶会の亭主に、大旦那が下げさせた御菓子を持ち帰りたいと頼むと、亭主は、アレは食べなかったのではなく、大旦那から菓子を持ち帰りたいので包んで欲しいと頼まれたのだと教えた。

その後、高月椿と花岡七桜が帰宅すると、大旦那が仏壇の前で死んだ息子・高月樹に語りかけながら、高月椿が作った菓子を食べ、「まだまだだな」と言った。

その様子を見ていた高月椿は流した。

すると、花岡七桜は「良かった」と思うが、「良かった?どうして、私は、そんなふうに思うのだろう。椿のことなのに、自分の事みたいに胸が温かくなった」と不思議がった。

その日の夜、花岡七桜が「祝い酒」を用意して待っていると、部屋に戻ってきた高月椿が大旦那が菓子を食べてくれたのは花岡七桜のおかげだと礼を言い、花岡七桜に膝枕をしてもらった。

花岡七桜は「私のおかげじゃなくて、御菓子のおかげよ」と言い、御菓子を手に取ると、御菓子がポロポロと落ち、膝枕をしている高月椿にかかってしまった。

すると、高月椿は花岡七桜の手に付いた菓子を舐めてキスをしようとする。

高月椿は「言ったでしょ。もうしないって」と拒むが、花岡七桜は「なら振りほどけばいい」と言い、高月椿を押し倒した。

しかし、花岡七桜は、この先に待っているのは地獄しか無いと知りながらも、高月椿の手を振り払うことが出来ず、高月椿に身を委ねるのだった。

一方、女将は、和菓子職人・城島祐介に、「貴方でしょ。茶会の注文の変更を椿さんに伝えなかったのは。あの子はそんなことじゃ落ちないわ」と呆れると、城島祐介は「もっと良いことを思いついた」と、ほくそ笑むのだった。

私たちはどうかしている-第5巻のあらすじとネタバレ」へ続く。

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