おちょやん-竹井千代(杉咲花)の大阪弁のネタバレは浪花千栄子

NHKの朝ドラ「おちょやん」の竹井千代(杉咲花)が喋る大阪弁とモデルの浪花千栄子のネタバレです。

■浪花千栄子の大阪弁は島之内言葉

大阪弁といえば、漫才の影響で、汚い・怖い・キツいというイメージがあるので、朝ドラ「おちょやん」の竹井千代(杉咲花)が喋る大阪弁に違和感があるという人が多いと思います。

しかし、大阪弁と言っても地域によって全く違い、竹井千代(杉咲花)のモデル浪花千栄子が柔らかい大阪弁を使っていたのです。

浪花千栄子の言葉が「本当の大阪弁」「船場言葉」などと言われる事があるのですが、浪花千栄子の大阪弁は道頓堀界隈で使う「島之内言葉」です。

「船場言葉」は商人が使う言葉なのに対して、「島之内言葉」は芸者や芸人などが使う言葉で、粘り気と艶があります。

浪花千栄子が花菱アチャコと出演したラジオドラマに出演したときに、「島之内言葉」を使いました。このとき、初めて「島之内言葉」がラジオの電波に乗り、大きな反響を呼びました。

ただし、浪花千栄子の大阪弁は、生粋の「島之内言葉」ではありません。

浪花千栄子は大阪府富田林市東板持町の小さな農村で生まれ育ち、8歳から16歳までの間、道頓堀の仕出し料理屋「浪花料理」で女中奉公をしていました。

浪花千栄子の「島之内言葉」は、この女中奉公時代に覚えた言葉で、専門家に言わせると、かすかに「せ」の発音に故郷の訛りが入っているそうです。

このことを自覚していたのか、浪花千栄子は「島之内言葉」とは言わず、自分の大阪弁を「なにわ弁」と称しました。

いずれにしても、浪花千栄子の持ち味は、柔らかい「島之内言葉」なので、東京出身の杉咲花が「島之内言葉」を使いこなせるかというのが、朝ドラ「おちょやん」の注目ポイントになるでしょう。

なお、朝ドラ「おちょやん」のモデルやネタバレは「おちょやん-あらすじとモデルとネタバレ」をご覧ください。

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