香月直也が死んだ文政大学の火事と香月舞子の病気

ドラマ「LADY(レイディ)最後の犯罪プロファイル」の第3話「純愛…天才VS美しき吸血鬼」の感想です。第3話のあらすじは「レイディー最後の犯罪プロファイルのあらすじ」をご覧ください。


ドラマ「LADY-最後の犯罪プロファイル」の第3話は面白かった。事件は単なる猟奇的殺人事件ではなく、もの凄く深く入り組んだ背景で、最終的に全てがLADYの真犯人に繋がっていくのだと思う。
第3話は、丸の中に六芒星を書いた魔方陣が登場した。六芒星とは6角形の星型である。思い出して欲しい。第1話の犯人・国木田譲(DAIGO)は、丸の中に五芒星(5角形の星)を書いたマークを使用していたことを。
そして、第3話の最後に柘植正樹(ユースケ・サンタマリア)が「ホシを捕まえるためなら、はなんだってやる」と言い、藤堂雄一郎(小澤征悦)は「殺しだって、ですか」と言い、にらみ合うシーンがある。
つまり、柘植正樹(ユースケ・サンタマリア)の言うホシ(黒幕)と、犯人が使う五芒星や六芒星の星とは、繋がっていることが予想できる。犯人は猟奇的な殺人犯ではなく、黒幕に操られているのではないだろうか。
また、香月翔子(北川景子)は第3話で赤いコートを着ていた。これは第2話で登場した赤いダッフルコートを意味しているのではないだろうか。
第2話で犯人・田宮清美(佐藤江梨子)に殺害された女性2人は、いずれも赤いダッフルコートを着せられていた。だから、最終回で香月翔子(北川景子)は死ぬことが予想できる。
こう考えると、ドラマ「LADY-最後の犯罪プロファイル」は綿密に計算された脚本によって成り立っていると想像できる。この伏線が十分に機能するのであれば、面白いドラマになるだろう。
第3話で、香月翔子(北川景子)の妹・香月舞子(岡本杏理)は、11年前に父親・香月直也(鶴見辰吾)が死んだ文政大学の火事を見たショックで神経症になっていることが判明した。
香月舞子(岡本杏理)は手を執拗に洗うので、軽度の強迫性障害と考えて良いだろう。
第1話で起きた岡林重文(竹中直人)殺人事件と、11年前に香月直也(鶴見辰吾)が死んだ文政大学の火事とが、どのように繋がってくるのかも見所である。
第3話は理解できない点も多かった。犯人の中野正敏(大東俊介)はなぜ被害者女性の首に噛みついたのか。犯人は死者を復活させる儀式を行っていたのだが、首に噛みつく理由が不明だった。
単に犯人をヴァンパイアフィリア(吸血病)に見せかけるだけの理由で、犯人が被害者の首に噛みついただうか。おそらく、最終回に向けての伏線になっているのだろう。
ただ、地図に六芒星を描くというネタは、古くてつまらない。江戸は風水都市で、要所を結ぶと北斗七星の形になるだとか、かごめ(六芒星)の中に徳川埋蔵金が埋まっているだとか、こういう系統の話はいくらでもある。
それに、寺田毅彦(要潤)が活躍(成長)する回だったのだが、結局事件を解いたのは香月翔子(北川景子)だった。地図に六芒星を書いたので、地図的プロファイリングも役に立っていない。
ドラマ「LADY-最後の犯罪プロファイル」はプロファイルを活かせていないし、第3話はヴァンパイアフィリア(吸血病)を活かせていないと思う。
さて、第3話のプレゼントクイズの答えもネタバレする。第3話の問題は「第3話の連続殺人の被害者・三宅奈緒子の父親が恩師にあたるCPSのメンバーは誰だったでしょう?」で、答えは「寺田毅彦(要潤)」です。
三宅奈緒子の父親・三宅隆史(片岡鶴太郎)は監察医で、寺田毅彦(要潤)の恩師でした。

コメントを投稿する

コメントは正常に投稿されていますが、反映に時間がかかります。