ノーツ内視鏡とべェルナー・フォルスマン
NOTES(ノーツ=Natural Orifice Translumenal Endoscopic Surgery)とは、口や膣や肛門などの穴から内視鏡を入れて行う手術方法のことである。
ノーツは体の表面に傷を受けないため、女性から注目されている術式で、アメリカやイギリスでは、膣から内視鏡を挿入して胆嚢を切除した例がある。
ドラマ「最上の命医」第3話では、天才小児外科医の西條命(斎藤工)が、口から内視鏡を入れるノーツでアイドル志望の女子高生・佐和なすか(高月彩良)の卵巣嚢腫を摘出した。
西條命(斎藤工)は、1ミリたりとも体を傷つけたくないと言う佐和なすか(高月彩良)似対して、口から内視鏡を挿入するノーツでの手術を提案するが、口から胃を経由するノーツは世界初の手術となることから、母親の佐和めぐみ(川上麻衣子)は反対する。
執刀医の西條命(斎藤工)は母親の佐和めぐみ(川上麻衣子)に、べェルナー・フォルスマンのように自分の体でノーツの安全を確認したことを説明し、手術の同意書を得て、手術を成功させた。
べェルナー・フォルスマンとは、技術の確立していない1929年に、自分自身に部分麻酔をして、自分の右腕から心臓までカテーテルを通したドイツの医者です。