アリトリアのリサ王女
ドラマ「外交官・黒田康作」の第4話「王女誘拐事件の謎」の視聴率と感想です。第4話の視聴率は10.6%です。第4話のあらすじは「外交官・黒田康作-第4話のあらすじ」をご覧ください。
アリトリアとは、ドラマ「外交官・黒田康作」に登場する架空の国である。アリトリアのリサ王女がロシア語を喋っていることから、アリトリアはロシア(ソ連)圏の国家だと推測できる。
リサ王女が来日しら理由は、発電所建設の契約を交わすためである。おりしも、アリトリアでは選挙が行われており、新政権が発足する見通しとなっていた。
次期大統領は自然保護派のため、新政権が発足すれば、発電所建設の計画が打ち切りとなる。かくなるうえは、新政権が発足する前に、発電所建設の契約を交わしてしまえ。病で床に伏しているアリトニア国王は、代わりにリサ王女を送ったのだった。
しかし、来日したリサ王女の考えは、国王の意志とは違っていた。リサは、自然保護を望んでいるアリトリア国民の意を汲み、ホテルから逃走する。
黒田康作(織田裕二)はリサ王女を発見するが、リサ王女に共感して、共に逃走する。
本当の国益とは何か。黒田康作(織田裕二)は言う。原子力発電所の建設計画には問題がある。そんな契約を交わしても国益ではない。それは議員の利益に過ぎない。
では、本当の国益とは何か。国益について考えさせられるドラマである。しかし、国益なんてどうでもよい。それよりも、話が広がりすぎて、ストリーの方向性が分らなくなってきた。
一方、湊教授殺人事件と柏田勉殺人事件の2つの殺人事件が、「アトロン薬害訴訟」というキーワードで繋がり、ようやく話が進み始めた。
アトロン薬害訴訟とは、製薬会社「株式会社プライトンジャパン」が発売した薬「アトロン」の副作用による薬害事件のようだ。
アトロン薬害訴訟は、刑事訴訟ではなく、裁判は損害賠償事件(民事訴訟)で、圧力により報道されていない。謎の薬害裁判である。
アトロン薬害訴訟の被告(訴えられた人)は「株式会社プライトンジャパン」「吉村進」「湊肇」の3人で、原告は未だに不明だ。
フリーライター佐々木藍子(片瀬那奈)はアトロン薬害訴訟に関連していることは明白である。君島祐太朗(AAA西島隆弘)も「アトロン」という単語に反応していたため、アトロン薬害訴訟に関連しているようだ。「外交官・黒田康作の感想後半」続く