バーテンダーのネタバレ

ドラマ「バーテンダー」の第1話「嵐を呼ぶ男VS伝説ホテル王…永久にまずい酒」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。このページは「バーテンダーのあらすじとネタバレ」からの続きです。


佐々倉溜(相葉雅紀)は来島美和(貫地谷しほり)に促されて、カウンター席に着くと、来島美和は「貴方に会って欲しい人が居る」と告げた。
やがて、来島泰三(津川雅彦)がバー「ラパン」を訪れた。来島泰三は「今夜はどんな毒を飲ませてくれるんだい」と告げると、バーテンダーの三橋順次(光石研)と杉山薫(荒川良々)の2人は交互にカクテルを作る。
しかし、来島泰三(津川雅彦)はカクテルを1口飲んでは、「不味い」と言い、グラスをテーブルの隅へ押しやってしまう。
来島美和(貫地谷しほり)は佐々倉溜(相葉雅紀)に説明する。祖父の来島泰三(津川雅彦)は、昔からバー「ラパン」の先代バーテンダーと親しかったが、先代バーテンダーが3ヶ月前に亡くなった。それ以降、来島泰三は何を飲んでも「不味い」としか言わなくなっていたのだ。
来島美和(貫地谷しほり)は佐々倉溜(相葉雅紀)に「おじいちゃんのために、何か作ってあげて」と頼むが、佐々倉溜は「イヤだよ。こんな悪趣味な遊びに付き合うのは」と断って帰ろうとする。
すると、来島泰三(津川雅彦)は「客の望む酒を作れんで何がバーテンダーだ。ラッツホテルのバーテンダーだったかもしれんが、本物のバーテンダーじゃないなこの男は」と吐き捨てる。
「本物のバーテンダーじゃない」それは、師匠の加瀬五朗(竹中直人)に言われた言葉だった。佐々倉溜は師匠の加瀬五朗から、「お前はプロのバーテンダーかもしれないが、本物のバーテンダーじゃない」と言われ、クビになっていたのだった。
佐々倉溜(相葉雅紀)は「貴方が納得する1杯を作ることができれば、本物のバーテンダーが何なのか教えてくれますか」と問い、酒を造り始めた。
佐々倉溜(相葉雅紀)はカクテルコンテストで優勝したカクテルを出すが、来島泰三(津川雅彦)は1口飲むと、「不味い」と言って帰ってしまった。
翌日、来島美和(貫地谷しほり)は佐々倉溜(相葉雅紀)の自宅(屋形船)を訪れ、来島美和は「誰が何を作っても、おじいちゃんは満足しない。おじいちゃんはマスターが亡くなって、寂しいんだよ」と話す。
佐々倉溜(相葉雅紀)は、バー「ラパン」の三橋順次(光石研)から話を聞き、バー「ラパン」は以前、横浜にあったことを知る。そして、横浜へ行き、50年前に横浜で流行っていたカクテルについて調べる。しかし、手がかりは見つからない。
佐々倉溜(相葉雅紀)は、偶然通りかかった昭和36年創業という老舗のカレー屋に入り、カレーを注文する。店主が持ってきた水には氷が入っていない。佐々倉溜が「おばちゃん。氷入れて」と催促すると、店主は「うちは昔から氷は入れてないんだよ」と愛想無く答えた。
翌月の22日、来島泰三(津川雅彦)がバー「ラパン」を訪れると、カウンターに佐々倉溜(相葉雅紀)が立っていた。佐々倉溜はが差し出したカクテルを飲んだ来島泰三は、「上手い」とうなずく。
来島美和(貫地谷しほり)もカクテルをもらって飲むが、首をかしげる。カクテルは冷えておらず、味に切れがなかった。
佐々倉溜(相葉雅紀)は話始める。バー「ラパン」は50年前、横浜で開業した。同じ頃に開業したカレー屋は水に氷を使っていなかった。当時は氷が貴重で、グラスを冷やすこともできなかった。
先代バーテンダーは味ではなく、温度にこだわり、物が豊になろうと、来島泰三(津川雅彦)にだけは、当時の作り方でカクテルを作り続けていたのではないか。
お酒のおいしさは、味だけではなく、誰が作り、誰と飲むかが重要なのではないか。そこにかけがえのない人との思い出があるから、永遠に残る。
来島泰三(津川雅彦)は「本物のバーテンダーは何かと聞いていたな。本物のバーテンダーは職業ではなく、生き方だ。レシピ通りに作れば、誰でも同じ味は作れる。本物のバーテンダーはバーテンダーの生き方をした者のことだ」と言って帰っていった。
その後、バー「K」を訪れた来島泰三(津川雅彦)は、バーテンダー葛原隆一(金子ノブアキ)に、「今日は初めてお前以外が作った酒を上手いと思ったぞ」と告げるのであった。「バーテンダーの感想」へ続く。

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