ブライトンジャパンの社長・吉村進が死亡

織田裕二が主演するドラマ「外交官・黒田康作」の第5話「ついに、直接対決」の視聴率と感想です。
第4話の感想は「アリトリアのリサ王女」をご覧ください。ドラマ「外交官・黒田康作」の原作や主題歌は、「外交官・黒田康作の原作と主題歌」をご覧ください。


ドラマ「外交官・黒田康作」の第5話は難しかった。ストリーが複雑になってきたため、頭が混乱してきた。アトロン薬害訴訟や霜村毅(香川照之)などを追う人物が多いので、誰が何を知っていて、何を知らないのかが分らなくなってきた。
さて、警視庁は捜査協力を打ち切っていたが、第5話で管理官の新居田一彦(田中哲司)が大垣利香子(柴咲コウ)に、黒田康作(織田裕二)のスパイを命じた。
これで離れていた2人がコンビに戻ることになった。新居田一彦(田中哲司)が捜査情報を流すことを許可しているので、以前よりも多くの情報が黒田康作(織田裕二)に流れることになる。
一方、ストリーの中核となるアトロン薬害訴訟の概要も判明した。アトロンとは、1999年にブライトン製薬が開発したウイルス性脳炎の特効薬である。
アトロンは厚生労働省の認可を受けて、日本にも輸入された。しかし、アトロンの副作用で腎機能傷害が発生し、複数人の死者が出た。そして、アトロン被害者の会はアトロンによる副作用を主張して、裁判へと発展した。
アトロン薬害訴訟は、アトロンに有効性があり、被害者の人数が少なかったことなどから、原告敗訴で結審している。敗訴の理由については、ブライトン製薬が多額の和解金を支払ったという噂もある。
アトロン薬害訴訟が報じられなかったのは、ブライトン製薬が大手報道陣に強い影響力を持っているからのようだ。
アトロン薬害訴訟の原告(訴えた側)は、楠隆史と田辺和利で、原告代理人が上山一郎のようだ。被告(訴えられた側)となったのは、湊肇教授と吉村進と株式会社ブライトンジャパンである。
殺された湊肇教授はアトロンの認可責任者で、吉村進はアトロン製薬の日本支社「株式会社ブライトンジャパン」の社長だった。
ブライトンジャパンの社長・吉村進は黒幕の1人だと予想していたのだが、吉村進も第5話で殺されてしまった。
第1話で死んだ湊肇教授の死因は麻薬中毒だったので、おそらく、吉村進も麻薬中毒で死んでおり、2人は同一人物によって殺されたのだろう。
一方、第3話で殺された柏田勉(八神蓮)は、スタンガンで気絶させられた後、絞殺されたので、犯人は同一ではない可能性が大きい。というこことは、犯人は2人いることにいなる。
殺された柏田勉(八神蓮)の爪の間から採取した皮膚をDNA検査した結果、B型の日本人だと判明しているが、血液型から犯人を推理することはできない。
他方、フリーライターの佐々木藍子(片瀬那奈)は、以前にアトロン薬害訴訟の原告団(アトロン被害者の会?)に入ることができなかった被害者が大勢いることを取り上げた記事を書いていた。「外交官・黒田康作-第5話の感想後編」へ続く。

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