外交官・黒田康作のつまらない感想
柴咲コウが出演するドラマ「外交官・黒田康作」の第6話「悲しき犯人逮捕」の感想と視聴率です。第6話の視聴率は8.9%でした。
あらすじは「外交官・黒田康作-第6話のあらすじ」をご覧ください。原作は、「外交官・黒田康作の原作」をご覧ください。
第5話に引き続き、長いだけでつまらない感想を書く。つまらないので読む価値は無い。外交官・黒田康作の第6話は難しかった。話がどんどん複雑になっており、理解の限界を超えてきた。
第6話で、株式会社ブライトンジャパンの社長・吉村進(大河内浩)はアトロン薬害訴訟の刑事事件で起訴されていたことが明らかとなった。
アトロン薬害訴訟は、損害賠償請求事件なので民事訴訟なのだが、刑事訴訟も行われていたようである。
第6話のオープニングナレーションは、殺された株式会社ブライトンジャパンの社長・吉村進(大河内浩)について、「訴訟の被告人」と説明していた。
民事訴訟では、訴えた人を「原告」と呼び、訴えられた人を「被告」と呼ぶ。これに対して、刑事訴訟では起訴された人を「被告人」と呼ぶ。
吉村進(大河内浩)は被告人なのだから、刑事事件で起訴されていることが分る。話の流れからすると、この刑事事件はアトロン薬害事件である。
アトロン薬害訴訟が民事訴訟の他に、刑事訴訟にまで発展していたことが明らかとなり、かなりストリーが複雑になってきた。
なお、今後は、アトロン被害の民事訴訟を「アトロン薬害訴訟」とし、刑事訴訟を「アトロン薬害事件」として、区別していく。
第6話で少し不自然に「被告人」という単語を入れてきた。ストリーが計算されているのなら、アトロン薬害事件が最終回への伏線になっていることが十分に考えられる。事件の中に事件を隠す、まさに「木を隠すなら森の中」である。
アトロン薬害事件は刑事事件なのだから、警視庁の管理官・新居田一彦(田中哲司)がアトロン薬害事件について知らないとは考えにくい。
黒田康作(織田裕二)の動きを警戒する新居田一彦(田中哲司)も黒幕に1枚噛んでいるのではないか。
検察は吉村進(大河内浩)を起訴しているわけだから、検察に黒幕は居ないだろう。アトロン薬害訴訟の判決が不明なので、有罪か無罪かまでは分らない。裁判所や裁判官にまで、黒幕の影響が及んでいるのかが注目点である。
さて、株式会社ブライトンジャパンの社長・吉村進(大河内浩)を殺害したのは霜村毅(香川照之)だった。霜村毅は吉村進の首に塩化カリウムを注射して殺害していた。
霜村毅(香川照之)は殺人に反対しており、霜村毅が人を殺したのは吉村進(大河内浩)が初めてのようである。
湊教授殺人事件と柏田勉殺人事件の犯人は分らないが、霜村毅(香川照之)と同じグループの誰かが殺害したと考えられる。
おそらく、そのグループとは、霜村毅(香川照之)が主宰しているNPO医療団「ボーダレス・エイド」である。「外交官・黒田康作のつまらない感想の後編」へ続く。