霜村瑠衣(夏帆)と「いやらし文化学園」
ドラマ「外交官・黒田康作」の第8話「最後のターゲット」の感想-中編です。このページは「外交官・黒田康作-第8話の感想」からの続きです。
君島祐太朗(AAA西島隆弘)を脅迫していた柏田勉(八神蓮)は、君島祐太朗が湊教授ともみ合う所を目撃し、携帯電話で画像撮影していた。そして、それを元に脅迫していた。
柏田勉(八神蓮)は、霜村瑠衣(夏帆)に画像を見せると言い、君島祐太朗(AAA西島隆弘)からお金を強要していた訳だが、柏田勉が霜村瑠衣と君島祐太朗との関係を知っている理由が分からない。
柏田勉(八神蓮)は、なぜ霜村瑠衣(夏帆)をストーキングしていたのか。アクセス履歴から柏田勉は、アトロンや湊教授殺人事件のほかに、HP「イヤらし文化学園」を閲覧していたことが明らかとなっている。
もしかしたら、HP「イヤらし文化学園」に霜村瑠衣の画像や個人情報が流出していたのかもしれない。いやらし文化学園にこそ、重要な秘密が隠されているのではないだろうか。
霜村毅(香川照之)が帰国した理由は、柏田勉(八神蓮)から脅迫の相談を受けたからだった。霜村毅が帰国した理由は分かったが、ヒューマン・ロンダリングで他人に成りすます必然性が分からない。(ヒューマンロンダリングについては次のページで予想する)
柏田勉(八神蓮)を殺害した犯人は明らかとなっていないが、手首に傷がある悠木圭一(萩原聖人)だろう。だた、悠木圭一が柏田勉を詐害するほどの動機は見当がつかない。
さて、分かり難かったが、久保内洋二がブライトン・ジャパンの社長に就任する日と、「微小生物資源の国際推進会議CIEM2010-TOKYO」の開催日とは、同じ日だった。
山路貴繁(岩松了)は、「霜村毅(香川照之)が次に狙っているのはブライトン製薬の社長イーサン・ゴートマン」と虚偽の自白をして、警察の目をブライトン・ジャパンの社長就任会場へと向けさせた。
その隙に、霜村毅(香川照之)は、警備が手薄となったCIEM会議の会場に侵入し、元総理・矢田部誠一郎(平泉成)の部屋に押し入った。
霜村毅(香川照之)は、矢田部誠一郎に銃を向けており、どうやら、CIEM会議でテロを起こすようである。
テロといえば、第1話でも「WTO農業交渉会議」でテロが起きている。観上祥子(草刈民代)が自分のスキャンダルを打ち消すために利用したテロである。
CIEM会議のテロとWTO農業交渉会議のテロとを、どのように対比してくるかが、最終回でのポイントになるだろう。
さて、ドラマ「外交官・黒田康作」の第8話もよく分からない点があった。得意客の情報をペラペラと黒田康作に喋るホステスも違和感が残る。
君島祐太朗(AAA西島隆弘)が倒れたシーンでは、ヘリが飛ぶ音がしていたので、大垣利香子(柴咲コウ)がドクターヘリを要請したのかと持ったら、君島祐太朗は救急車で運ばれていたので理解ができなかった。
取り調べを受けていた山路貴繁(岩松了)は、眼鏡をかけていた。黒田康作と格闘したさい、顔を蹴られていたようだが、眼鏡は無事だったのだろうか。
外務大臣・斉藤修助(近藤正臣)と元ユニセフ田中寛美(伊藤裕子)は何か関係がありそうだが、今回は予想を省略して、ヒューマンロンダリングから最終回を予想しておく。
「ヒューマンロンダリングの秘密と考察の疑義」へ続く。