ブライトン製薬のアトロン
田中哲司が出演するドラマ「外交官・黒田康作」の第9話「今夜、明かされる!事件の全容」の視聴率と感想とネタバレです。第9話の視聴率は8.6%でした。
第9話のあらすじは「外交官・黒田康作-第9話のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
第9話は、これまでの答え合わせで、ネタバレの総集編だった。次回に最終回を控えて、ほとんどの謎が明らかとなるが、どうでもよくなってきた。
色々と謎が明らかとなってきたので、事件を整理するためにネタバレをまとめてみた。全体的なネタバレは「外交官・黒田康作のネタバレのまとめ」をご覧ください。
さて、霜村毅(香川照之)はメキシコ時代に、アトロンを推奨するレポートをいくつも提出し、子供をブライトン製薬の治験施設へ送る手助けをしていた。
ブライトン製薬は治験施設で薬の人体実験を行っており、この人体実験で誕生したのが、ウイルス性脳症の特効薬「アトロン」だった。
つまり、霜村毅(香川照之)はアトロンの被害者ではなく、加害者という図式だった。
私は、霜村毅(香川照之)はアトロンの副作用を知っていたと予測していたが、霜村毅はアトロンの副作用を知らなかった。霜村毅は善かれと思い、アトロンを推奨する確信犯だった。
一方、霜村倫世(紺野まひる)は殺される前日、霜村毅(香川照之)に離婚を切り出していた。霜村倫世は黒田康作(織田裕二)と不倫していた可能性も残るが、霜村倫世はブライトン製薬に抗議するため、離婚を決意したようである。
霜村倫世(紺野まひる)はアトロンの副作用に気づき、安全性に疑問を持っていた。しかし、夫の霜村毅(香川照之)はアトロンを推奨している。霜村倫世は夫との対決を避けるため、離婚を決意したようだ。
ブライトン製薬は人体実験により、アトロンを開発した。ブライトン製薬は日和製薬(ひより製薬)の人材を引き抜いているので、実質的には日和製薬がアトロンを開発したことになるのだろうか。
そういう意味では、悠木圭一(萩原聖人)もアトロンの加害者ではないのだろうか。
悠木圭一(萩原聖人)と言えば、佐々木藍子(片瀬那奈)との関係が謎として残った。
悠木圭一(萩原聖人)は日和製薬の社長・宗像学(むなかた・まなぶ)の息子(養子)だった。日和製薬はブライトン製薬に人材を引き抜かれた後、倒産した。そして、社長夫婦は自殺している。
悠木圭一(萩原聖人)はブライトン製薬を恨んだとしても、アトロンの被害者ではない。悠木圭一が霜村毅(香川照之)らに協力する理由が分からない。それに、佐々木藍子(片瀬那奈)と親しそうだった点が謎だ。
第9話で悠木圭一(萩原聖人)と霜村毅(香川照之)の2人が死に、佐々木藍子(片瀬那奈)が生き残った。佐々木藍子が生き残ったことには何か意味があるのだろう。
悠木圭一(萩原聖人)は背中から撃たれた。悠木圭一の正面には佐々木藍子(片瀬那奈)が居たので、銃弾が貫通していれば佐々木藍子も死んでいた。
一方、霜村毅(香川照之)も背中から撃たれたが、銃弾は貫通していた。2人を狙った銃(組織)は別なのかもしれない。
さて、もう1つ謎なのが、アトロン薬害訴訟を再び起こせるという資料の発見である。この書類は、アメリカ当局が日本当局へ送った書類「アトロン輸出に際しての注意事項」で、機密文書になっていた。
この機密文書を持ち出した人物が謎である。この人物も最終回で明会なるのだろう。最終回は2011年3月17日午後10時から放送で、時間の拡大はありません。
ドラマ「外交官・黒田康作」の原作や主題歌については、「天使の報酬と主題歌」をご覧ください。