原作小説「グッドライフ(カシコギ)」の感想
反町隆史が主演するドラマ「グッドライフ~ありがとう、パパ。さよなら~」の原作小説「グッドライフ(カシコギ)」を読んだ感想です。
チョ・チャンインの原作小説「グッドライフ(カシコギ)」のあらすじやネタバレは、「グッドライフ(カシコギ)のあらすじとネタバレ」をご覧下さい。
このページには、ドラマや原作小説「グッドライフ(カシコギ)」のあらすじやネタバレが含まれているので、ネタバレや結末を知りたくない人は、閲覧にご注意ください。
原作小説「グッドライフ(カシコギ)」は、父親チョン・ホヨンが白血病の息子チョン・ダウムを献身的に看護する話である。母親ハ・エリは家庭を捨てた悪女として描かれており、男性視点の小説だった。
韓国の話なので、日本人には分からない部分(家賃制度など)もあるが、ストリーには問題は無かった。日本のゲーム「大航海時代」や漫画「ドラゴンボール」も登場しており、親近感は持てた。
その一方で、白血病の治療に伴う高額な医療費について疑問が残った。韓国には日本の健康保険のような制度が無く、高額医療費も全て自己負担なのだろうか。
高額な医療費請求がなければ、父親チョン・ホヨンが臓器売買に手を染めることは無かった。
韓国は医療が発達しており、プチ整形などの簡単な整形はお小遣い程度で整形手術でできると聞いている。
しかし、小説「グッドライフ(カシコギ)」では白血病で何百万円の医療費を請求されていた。韓国の医療費事情が分からないので、このあたりに疑問が残った。
ただ、終盤には泣き所もあるので、泣きたい人は原作小説「グッドライフ(カシコギ)」を読んでみるとよいと思う。
ここからは、ドラマ「グッドライフ~ありがとう、パパ。さよなら~」と原作小説「カシコギ」の違いを考えてみる。
原作小説「グッドライフ(カシコギ)」の結末のネタバレについては、以前に書いた「グッドライフ(カシコギ)のあらすじとネタバレ」をご覧ください。
ドラマ「グッドライフ~ありがとう、パパ。さよなら~」の主要登場人物が決まったので、原作の登場人物と付き合わせてみる。
澤本大地(反町隆史)…父親チョン・ホヨン
澤本羽雲(加部亜門)…息子チョン・ダウム
澤本華織(井川遥) …母親ハ・エリ
円山湊人(伊原剛志)…医師ミン科長
雪村慎平(鹿賀丈史)…再婚相手パン・インソク
紺野七海(榮倉奈々)…後輩ヨ・ジニ
原作の父親チョン・ホヨンは詩人で翻訳やゴーストライターで収入を得ているが、ドラマの澤本大地(反町隆史)は新聞記者のようだ。
原作のヨ・ジニは父親チョン・ホヨンの後輩で、雑誌社で働いているが、ドラマの紺野七海(榮倉奈々)は小児科医のようだ。
職業は違うが、紺野七海(榮倉奈々)は澤本大地(反町隆史)を好きになるポジションだと思う。そして、妻の澤本華織(井川遥)の再婚相手が、雪村慎平(鹿賀丈史)なのだと思う。
ドラマのサブタイトルが「ありがとう、パパ。さよなら」であることを考えると、ドラマと原作とは結末が同じになると思う。
サブタイトル「ありがとう、パパ。さよなら」から結末を予想すると、原作と同じように、白血病の子供・澤本羽雲(加部亜門)は助かり、父親・本大地(反町隆史)は死ぬのだろう。
さて、古今東西に病気・白血病を取り上げた物語は数多い。ドラマ「グッドライフ~ありがとう、パパ。さよなら~」が面白くなるか、つまらなくなるかは、澤本羽雲を演じる子役の演技次第だろう。
白血病の子供・澤本羽雲には、ドラマ「美しい隣人」で折り紙の付いた天才子役・青山和也を起用して欲しかったのだが、加部亜門の起用が決まった。
加部亜門はドラマ「ギルティ・悪魔と契約した女」「LADY・最後の犯罪プロファイル」にも出演していたようだが、全く記憶にない。加部亜門がどのような演技をするのか期待したい。
ドラマ「グッドライフ-ありがとう、パパ。さよなら」の原作と主題歌は「グッドライフの主題歌と原作」をご覧ください。