外交官・黒田康作の最終回の感想

織田裕二が主演するドラマ「外交官・黒田康作」の最終回(第10話)「この國の未來へ」の視聴率と感想です。最終回の視聴率は9.3%でした。


ドラマ「外交官・黒田康作」の最終回のあらすじは「外交官・黒田康作-最終回のあらすじ」をご覧ください。
ネタバレのまとめは「外交官・黒田康作のネタバレのまとめ」をご覧ください。
ドラマ「外交官・黒田康作」の最終回が終わった。最終回は必要なかった。全体的には難しいドラマだった。ドラマ「外交官・黒田康作」がつまらないと感じた理由は10点ある。
1点目は、外交官である意味が分からなかった点である。黒田康作が外交官でなければならない理由が分からなかった。(映画を観た人には分かるのかもしれない。)
原作「天使の報酬」では、外交特権の外交行嚢(がいこうこうのう)が登場するが、ドラマでは外交特権が登場しなかったので、黒田康作が外交官である必要は感じられなかった。緑のパーカーを着た警察の方が良かった。
黒田康作(織田裕二)が所属していた邦人テロ対策室とは、何だったのだろうか。疑問が残る。映画「アンダルシア」で明かされる謎なのだろうか。
2点目は、海外ロケの必要性が分からなかった点である。そもそも、第1話は必要無いと思う。海外ロケの必要性も感じなかった。全て国内ロケで問題ないと思えた。
3点目は、運転するときにシートベルトをしていた点である。第1話で、黒田康作(織田裕二)の部屋に侵入していた吉野医師(利重剛)を追いかけるさい、シートベルトをしてから車を発進させた。
シートベルトをしていたので、必死さが全く伝わってこなかった。黒田康作(織田裕二)は緊急時でも、シートベルトを忘れないほど冷静な男なのかもしれないが、シートベルトをしたことで、カーチェイスが法定速度を守った安全運転にしか見えなかった。
シートベルトをするのであれば、アメリカでロケをする意味も無いと思う。
4点目は、ヒューマン・ロンダリングの必要性を感じなかった点である。霜村毅(香川照之)はロベルト・イシイに成りすます意味が分からなかった。しかも、ロベルト・イシイはエイズだった。
5点目は、再びアトロン薬害訴訟を起こすことができるという資料を誰が見つけたのかという点である。
これは「アトロン輸出に際しての注意事項」という機密資料だった。機密資料を入手できる人物とは、いったい誰なのか。
6点目は、君島祐太朗(AAA西島隆弘)を脅迫していた柏田勉(八神蓮)が霜村瑠衣(夏帆)をストーカーをしていた理由である。
柏田勉(八神蓮)は、君島祐太朗(AAA西島隆弘)が湊教授を殺害する現場を目的し、その様子を携帯電話で撮影していた。
柏田勉が君島祐太朗を脅すのは分かるが、そこから霜村瑠衣(夏帆)のストカーへとつながる理由が分からない。
おそらく、柏田勉(八神蓮)が閲覧していたHP「イヤらし文化学園」は、霜村瑠衣(夏帆)が働いている風俗店の名前ではないだろうか。
霜村瑠衣(夏帆)は、戸籍上は両親を亡くしている。生活費を稼がなくてはならない。それで、イヤらし文化学園で働いていたのではないか。
霜村瑠衣(夏帆)が「イヤらし文化学園」の風俗嬢だったとしても不思議ではない。上戸彩だって風俗店「聖マリン学園」の風俗嬢だったのだ。
7点目は、悠木圭一(萩原聖人)がブライトン製薬を恨む理由である。悠木圭一は、日和製薬(ひより製薬)の社長・宗像学(むなかた・まなぶ)の養子だった。
日和製薬はブライトン製薬に人材を引き抜かれて倒産した。その後、宗像学夫婦は自殺したため、悠木圭一(萩原聖人)はブライトン製薬を恨んでいた。
倒産したと言っても、日和製薬が申請したのは民事再生法の適用だ。民事再生法は再建型の倒産で、スポンサーを選定して、会社を再生させる手続きだ。ちなみに、民事再生法はアメリカの連邦破産法11条(チャプター・イレブン)に相当する。
会社が民事再生法の適用を申請したくらいで社長が死ぬとは思えない。自殺したくなるのは、社長よりも債権者ではないか。だから、悠木圭一がブライトン製薬を恨む理由が理解できなかった。「外交官・黒田康作の秘密」へ続く。

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