北川景子のLADY-最終回の感想

北川景子が主演するドラマ「LADY(レイディ)-最後の犯罪プロファイル」の最終回「終幕…もう一人の真犯人」の視聴率と感想です。最終回の視聴率は8.5%でした。

LADY-最終回のあらすじは「LADY-最後の犯罪プロファイル-最終回のあらすじ」をご覧ください。

ドラマ「LADY-最後の犯罪プロファイル」は、兎にも角にもつまらなかった。つまらないと思った理由はたくさんあるが、そのうちの6つを挙げる。

1つ目は、香月翔子(北川景子)が特殊能力を使う点でる。この点については、TBSのドラマ「スペック」でも感じたことで、刑事ドラマと超能力や霊能力とは相性が悪い気がする。

刑事ドラマに特殊能力が登場すると、推理することが無駄になる。ドラマ「SPEC」は他の部分を作り込んでいたので、高く評価したが、ドラマ「LADY」は最低評価である。

第1話のオープニングで、香月翔子(北川景子)らは、ロンドン警視庁などが開発したテロ対策の課題事件を見事なプロファイリングで解決した。

しかし、本編になると、何故か香月翔子(北川景子)はイタコのよう犯人が憑依して事件を解決してしまう。事件現場に立った香月翔子は、犯人のファンタージーを読み取り、犯行が全て見えてしまうのである。

オープニングでプロファイリングしているのに、本編では霊能力で解決するのか理解できないのか。第1話で思った「どこがプロファイリングなのだろうか」という疑問が最終回まで続いた。

2つ目は、黒幕(レディーキラー)に星が関連していない点である。

第1話の犯人・国木田譲(DAIGO)は五芒星(5角形の星)をシンボルマークに使っており、第3話の犯人は地図上に六芒星(6角形の星)の魔方陣を描いて儀式を行った。

ドラマ「LADY」は星が伏線になっているのかと想像しながら観ていたが、最終回は星は全く関係がなかった。

3つ目は、香月翔子(北川景子)の赤いコートが最終回に関連していない点である。第2話で殺された女性は、赤いコートを着せられ、クローゼットに吊されていた。

第2話の犯人は田宮清美(佐藤江梨子)である。田宮清美は過去に妹を殺害しており、赤いコートは妹にプレゼントした思い出の品だった。

香月翔子(北川景子)は第3話から赤いコートを着始めたので、第2話の赤いコートが伏線になっており、香月翔子が最終回で妹の香月舞子(岡本杏理)を殺害するのかと思っていたのだが、殺さなかった。では、赤いコートの意味とは何だったのか。謎である。

4つ目は、岡林重文(竹中直人)を殺害した犯人が理解できない点である。

捜査1課の課長・岡林重文(竹中直人)は、第1話で殺された。第1話の犯人は国木田譲(DAIGO)だが、国木田譲は岡林重文の自宅を知らないはずだ。

国木田譲(DAIGO)は児童虐待する親ばかりを狙っていたので、岡林重文(竹中直人)は標的の条件からも外れている。国木田譲が岡林重文を殺す動機は検討もつかない。

岡林重文(竹中直人)が黒幕につながっている様子もない。いったい誰が岡林重文を殺害したのだろうか。謎である。

5つ目は、出演者が怪しそうな演技をしているだけだったという点である。

最近は、怪しそうな影のある演技をして、特に意味もなく、終盤で善人になるというパターンが多い。ミスリードのつもりなのだろうが、こういう演出はつまらない。

ドラマ「LADY」はストリー上に伏線や謎を仕込んでいないので、怪しい演技を観ても白けてしまうだけだった。

6つ目は、黒幕に意外性が無かった点である。レディーキラーは2人居た。1人は今泉詩織で、2人目は父親の今泉医師(哀川翔)だった。今泉医師が黒幕であることは第4話で予想できた。

第1話で、香月舞子(岡本杏理)が台所で手を洗った後に、メンタルクリニックの袋が映った。

この時は、香月舞子が精神病なのかとしか思っていなかったが、第4話で香月舞子が服用している薬の種類(処方箋)を見て、主治医の今泉医師(哀川翔)が黒幕だと確信した。

結局、何の捻りもなく、今泉医師(哀川翔)が黒幕だった。今泉医師が黒幕でもいいのだが、そこへ辿り着くまでに、何のドラマも無いのでつまらなかった。

娘の今泉詩織(藤原令子)も取って付けたような設定だった。何故、今泉詩織は転校ばかりしてのかが疑問が残る。どこか伏線があったのだろうか。

さて、ドラマ「LADY-最後の犯罪プロファイル」のつまらない点を挙げると切りがないので、面白かった点も挙げておく。ドラマ「LADY」で一番面白かったのは、第1話の最後の居酒屋のシーンだ。

事件を解決したCPSメンバーは居酒屋に集まる。そこで、奥居万里江(須藤理彩)が彼氏のレシートを出す。そのレシートをもとに香月翔子(北川景子)や新堀圭祐(平岡祐太)がプロファイリングして、彼氏の浮気を断定するシーンである。

第1話から最終回まで観たが、この居酒屋のシーンが一番面白かった。事件は解決しなくてもいいから、奥居万里江(須藤理彩)の彼氏の浮気を追求して欲しかった。

さて、最終回は意味が分からない部分が多すぎて、感想も書けない。最後の教会では、爆弾処理班の到着まで20分かかるが、爆破まで2分15秒しかない状況である。

しかし、何故か爆弾処理班は教会に到着していた。残り時間30秒なのに爆弾処理班はゆっくりと歩いて、教会に入り、教会の爆弾を余裕で解除していた。もはや意味不明な結末で、私の頭が爆発してしまった。

もう、終わったドラマをどうこう言っても仕方が無い。TBSは60周年記念で「JIN-仁-2」や「南極物語」の放送を控えているので、これからのドラマに期待したい。

まだ、夏ドラマは枠が空いているので、なとか山口智子を口説き落として、山口智子と野際陽子とでドラマを作って欲しい。

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コメント欄

LADY途中から見ましたが、今泉医師が黒幕なのはすぐわかっちゃいましたね。
ただ黒幕っぷりが中途半端で少し残念でした。
最終回の爆弾のくだりですが、、、
香月は爆弾の時限装置を止めるパスワード(妹の病院で手に入れた、父の形見のペンの中に入っていた)に気付いたが、
そのままパスワードを黙っていれば、爆破によって憎い今泉医師を殺せる状況でした。
しかし香月は今泉医師への憎しみを抑え、パスワードを仲間に伝えて爆弾を止めた。
20分はかかる爆弾処理班がのんびりと現場に到着したのは、
爆弾の時限装置がすでに止まっていたためです。

  • 投稿者-
  • かずさん

コメントありがとうございます。爆弾処理班が到着したときには、既に起爆装置が解除されてたとは気づきませんでした。
起爆装置を解除するパスワードは「LIMELIGHT」だったのですが、最後に「HT」が消えて「LIMELIG」になりました。何か意味があるのかと考えたのですが、よく分かりませんでした。謎の多いドラマです。

  • 投稿者-
  • 管理人

管理人さんは偉いですよ。
私は名前通り30分でチャンネル変えました。
うーん、てかヒールで登場した時点でこれは・・・って思いましたしw

  • 投稿者-
  • 初回30分で挫折・・・