大切なことはすべて君が教えてくれた-最終回の感想

剛力彩芽が出演するドラマ「大切なことはすべて君が教えてくれた」の最終回「結婚」の結末と視聴率と感想です。最終回の視聴率は10.5%でした。

最終回のあらすじとネタバレは「大切なことはすべて君が教えてくれた-最終回のあらすじとネタバレ」をご覧ください。

ドラマ「切なことはすべて君が教えてくれた」の最終回はつまらなかった。全話を通しての感想は難しい。なぜなら、ドラマが前半と後半で全く違ったからだ。

前半が1学期で、後半が2学期になっていた。前半は面白かったが、後半はつまらなかった。全体的に理解できない草食系ドラマだった。最終回は理解できなかったので、感想は適当に書く。

ドラマ「切なことはすべて君が教えてくれた」の出だしは、面白かった。

ある日、イケメン教師・柏木修二(三浦春馬)が目覚めると、隣に見知らぬ女が寝ていた。遅刻できない柏木修二は部屋の鍵を渡して、学校へと向かう。

柏木修二が生徒を教室から体育館へ向かわせていると、遅刻した女子生徒が教室へ入ってきた。女子生徒は柏木修二(三浦春馬)に右手を差し出す。女子生徒の手の中には、柏木修二が今朝、渡した部屋の鍵が入っていた。隣に寝ていた見知らぬ女は佐伯ひかり(武井咲)だった。

この出だしでグイグイとストーリーに引き込まれた。小説でも出だしの3行が重要だ。出だしの3行が面白いと、ストリーに引き込まれる。それはドラマも同じである。

佐伯ひかり(武井咲)が部屋の鍵や携帯電話で撮影した画像を武器に柏木修二(三浦春馬)を追い詰めていくところまでは良かった。しかし、その後から急激につまらなくなってきた。

佐伯ひかり(武井咲)は、部屋の鍵も携帯電話の画像も、早々に使い果たしてしまった。重要なカードを簡単に切ってくるので、佐伯ひかりは切り札を隠し持っているのだろうと想像していたが、何もなかった。全くの無策である。

ドラマ「ギルティー」の菅野美穂やドラマ「美しい隣人」の仲間由紀恵なら、2の手、3の手と策を巡らせて、柏木修二(三浦春馬)を追い詰めるだろう。しかし、佐伯ひかり(武井咲)にも、そういうものが足りなかった。

「人気の教師が教え子とセックスした」と思わせておきながら、佐伯ひかり(武井咲)と柏木修二(三浦春馬)はセックスをしていなかった。佐伯ひかりがセックスをした相手は、行きずりの男だった。

佐伯ひかり(武井咲)と柏木修二(三浦春馬)がセックスをしていないと分かってから、話の方向が変わり、つまらなくなってきた。

やるのなら、佐伯ひかり(武井咲)が徹底的に柏木修二(三浦春馬)を追い詰めて、上村夏実(戸田恵梨香)と戦って欲しかった。恋愛と復讐が中途半端に混ざったので、かなり違和感が残った。

佐伯ひかり(武井咲)については、あまり理解できなかった。最初は「私は欠陥品」とか「薬を飲まなければ女でいられない」とか言っていたが、佐伯ひかりの病気に何の意味があったのだろうか。

(佐伯ひかりの病気や病名については「佐伯ひかりの病気と病名」をご覧ください。)

佐伯ひかり(武井咲)のトラウマの原因は、4年前に姉・佐伯ゆかりが死んだ事故で、ガッカリする父親の顔を見たからだった。

父親は事故の時、生き残ったのは姉妹のうちの1人と聞かされていた。駆けつけた父親は、事故現場で生き残った妹の佐伯ひかり(武井咲)を見たとき、一瞬、ガッカリしてしまったのである。

佐伯ひかり(武井咲)に感情移入できなかった点は辛い。まだ、「欠陥品」とか「妊娠できない」とか言っている方へ話を進めた方が良かったと思う。

最終回で、佐伯ひかり(武井咲)の両親は仲良くなった。母親は家を処分しようとしていたのだが、自宅はどうなったのだろうか?そてに佐伯ひかりの転校も気になる。

水谷亜弥(内田有紀)についても理解できなかった。水谷亜弥が佐伯ひかり(武井咲)を心配していた理由は2つあった。

1つ目は、4年前の事故で佐伯ゆかりを助けることができなかったという看護婦としての自責の念からである。

2つ目は、別れて暮らす娘の吉村美桜(三吉彩花)と佐伯ひかり(武井咲)を重ね合わせたからである。
水谷亜弥(内田有紀)は4年前、娘に会いに行く途中で、事故にあった。事故は「娘に会いに行くな」という警告だと考えていた。

そもそも、水谷亜弥(内田有紀)が娘と別れて暮らす理由が、理解できなかったので、水谷亜弥は全体的に意味不明な存在であった。水谷亜弥は最終回で娘の吉村美桜(三吉彩花)と再会したが、取って付けたような再会だった。

教師の中西佳史(西村雅彦)は意味不明だった。中西佳史は園田望未(剛力彩芽)の母親を狙う変態教師だったのだが、伏線を回収することなく、良い教師にキャラが変わってしまった。

精子に問題がある山下有悟(福士誠治)は最終回に登場しなかった。また、妊娠している女性を狙っているのだろうか?謎である。

結局、結末は柏木修二(三浦春馬)と上村夏実(戸田恵梨香)の2人が元の鞘に戻って結婚し、佐伯ひかり(武井咲)は新しい生活を送っているようである。

ありふれた結末だったが、ハッピーエンドだったし、PINKの挿入歌も良かったので、良かったのではないかと思う。PINKのCDを購入した。かなり良かった。

なお、第1話のあらすじは「大切なことはすべて君が教えてくれたのあらすじ」をご覧ください。

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コメント欄

私も始めすごく面白いと思ったけど、だんだんつまらなく、イライラする話になってしまったと思う。
ひかりにも夏実にも、感情移入してたら裏切られてどっちつかずでがっかり。
修二が浅はか過ぎて、好感が持てない。
他の登場人物も分かり辛くて、魅力的な俳優さんばかりなのに生かせてない。
非常に残念だった。

  • 投稿者-
  • ねこ。