生まれる。のネタバレ-林田愛子が妊娠
田中美佐子が出演するドラマ「生まれる。」の第1話「母が51歳で妊娠した、命と命の絆を描くヒューマンドラマ」のあらすじとネタバレのネタバレ編です。
このページは「『生まれる。』のあらすじ」からの続きです。
その日の夜、長男・林田太一(大倉忠義)が帰宅すると、父親を名乗る男が待っていた。男は「どうして電話してこなかった」と尋ねると、林田太一は「必要が無い。警察を呼びますよ」と追い返した。
翌日、母親・林田愛子(田中美佐子)は「そんなわけない」と思いながらも、妊娠検査薬で調べる。結果は陽性だった。
一方、長女・林田愛美(堀北真希)は上司・国木美和(戸田恵子)に、高齢出産を調べた結果を報告する。
日本産婦人科学会は、35歳以上で初めて出産する女性を高年初産婦と定義しているが、高齢出産については何も定義はない。35歳以上と定義している理由は、35歳以上になると、トラブルが増えるためである。
高齢出産になるとトラブルが増える原因は、体力の低下などもあるが、一番の原因は卵子の老化だった。精子は日々、新しいものが作られるが、卵子は生まれた時のまま、新しく作られることはないのである。
アメリカのデータによると、40歳以上で妊娠した女性が流産する確率は40%だった。出産しても染色体異常などで障害を持って生まれる確率も高くなり、出産時に死亡する妊産婦死亡の確率も高くなる。
そのころ、母親・林田愛子(田中美佐子)は、神南産婦人科で検査を受けていた。林田愛子は妊娠8週目だった。医師は「妊娠を続けますか?林田さんの場合は50歳を超えています。ただの高齢出産ではないんです」と告げた。
母親・林田愛子(田中美佐子)は「もし、産むと決めたら、無事に出産できる確率はどのくらいになりますか」と質問すると、医師は「かなり難しいです。一度、ご主人と相談してください」と答えた。
その日の夜、長女・林田愛美(堀北真希)は、母親・林田愛子(田中美佐子)の自宅を訪れ、企画を任されたことを報告した。
母親・林田愛子が「何の企画?」と尋ねると、長女・林田愛美は「高年齢出産の本。お母さんの周りで高年齢出産している人居ない?」と尋ねた。
すると、母親・林田愛子(田中美佐子)は「お母さんね、妊娠したの。お父さんの子供。お父さんが最後に残してくれたの。今日、わかったの」と打ち明けた。
長女・林田愛美(堀北真希)がどうするのか質問すると、母親・林田愛子(田中美佐子)は「大丈夫よ。産まないから。お母さんは手術することに決めたの」と答えた。
中絶手術の日、母親・林田愛子(田中美佐子)は同意書を持って病院を訪れ、手術台に寝る。看護婦が点滴の針を刺すため、林田愛子は自分の指輪と夫の指輪を持っていた手をギュッと強く握る。
点滴の針を刺し終え、林田愛子(田中美佐子)が握っていた手を開くと、夫の指輪が手の平からこぼれ落て、転がっていく。林田愛子はベッドから降りて、指輪を探した。
林田愛子は指輪を拾うと、「手術は止めます。無理なのは分かってます。でも、やっぱり私にはできません」と言い、手術室を飛び出したのであった。「生まれる。の感想」へ続く。