正室・恵姫は実在していた
緒川たまきが出演するドラマ「JIN-仁-2(完結編)」の第4話「江戸から消える」の感想です。
第4話のあらすじは「JIN-仁-2(完結編)第4話のあらすじ」をご覧ください。
JIN-仁-2(完結編)の第4話も面白かった。面白かったが、感想を書きにくい内容だった。安道名津(あんドーナツ)のエピソードも終わったし、一休みの回かもしれない。
第2話で発生した「安道名津(あんドーナツ)殺人事件」も決着した。その後、南方仁(大沢たかお)は皇女和宮から小刀を貰い、橘咲(綾瀬はるか)はクシを貰っていた。橘恭太郎(小出恵介)の謹慎処分も解け、全てが元通りになった。
第4話は、川越藩の正室・恵姫(緒川たまき)の首にできた腫瘍を手術で取り除く話しだった。
正室・恵姫(緒川たまき)は江戸時代に実在した人物で、徳川家康の血を引く女性である。恵姫の首にコブ(腫瘍)ができたという記録はないので、コブのエピソードは架空の話しだろう。
JIN-仁-2(完結編)では、川越藩主は登場していないが、史実であれば、藩主は川越藩の第7代藩主・松平直克である。
恵姫の腫瘍を取り除く際に輸血が必要になるが、既に輸血ができるようになっていた。南方仁(大沢たかお)は遠心分離機を開発しており、血液型の判定ができたのである。
恵姫の血液型の判定は橘咲(綾瀬はるか)が行った。判定の方法は、2人の血液(血球と血清)を混ぜ合わせ、血液の固まる組み合わせで血液型を判定する交差適合試験(クロスマッチテスト)だった。
なお、南方仁(大沢たかお)はA型で、橘咲(綾瀬はるか)はO型だった。正室・恵姫(緒川たまき)はO型だった。
O型は、A型やB型やAB型の人に輸血できるが、O型の人からしか輸血できない「損な血液型」である。橘咲(綾瀬はるか)がO型なのは、「損な役回り」という伏線になっているのではないだろうか。
さて、恵姫の腫瘍を取り除く手術は、輸血できたので、大きなトラブルもなく、終了した。
手術後、橘咲(綾瀬はるか)は、子作りに励むという恵姫(緒川たまき)に妊娠期を判別する荻野式を教えたが、史実では恵姫は子供は生まれていない。もちろん、江戸時代に荻野式はないので、実在の恵姫は荻野式を実践していない。
一方、坂本龍馬(内野聖陽)は薩摩と長州との間を取りなし、薩長同盟を成立させた。その後、宿で何者かに襲撃されるが、襲撃シーンでJIN-仁-2(完結編)第4話は終わった。
この襲撃事件は、史実では1866年3月9日に京都の寺田屋で起きた「寺田屋事件」である。史実通りであれば、坂本龍馬は逃げ延びる。
ドラマ「JIN-仁-2(完結編)」では、坂本龍馬(内野聖陽)に東修介(佐藤隆太)と三吉慎蔵(平畠啓史)の2人が護衛についていた。2人は長州藩士である。
三吉慎蔵は実在した人物だが、東修介は架空の人物のようである。今後、三吉慎蔵(平畠啓史)がどのように坂本龍馬(内野聖陽)に関わってくるのかが注目だろうか。
なお、JIN第4話のプレゼントクイズは「遠心分離機を用いた実験によって、恵姫の血液型は何型だと判明したでしょうか?」で、答えは「O型」です。
ドラマ「JIN-仁-2(完結編)」の原作や主題歌については、JIN-仁-2(完結編)の原作や主題歌をご覧ください。
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