ゴシュハシンダ
姜暢雄が出演する本格ミステリー昼ドラマ「霧に棲む悪魔」の第27話の感想です。
「ゴシュハシンダ」の意味については、「ゴシュハシンダの意味」をご覧下さい。
第27話のあらすじは「霧に棲む悪魔-第27話のあらすじとネタバレ」をご覧下さい。
龍村ファームの使用人・荻野克次(逢坂じゅん)が、白い女・安原霧子(入山法子)を御田園陽一(戸次重幸)に引き渡した。
やはり、荻野克次(逢坂じゅん)は、昔から白い女・安原霧子(入山法子=1人2役)のことを知っているようだ。安原霧子は、龍村家の過去に何か関係あるのだろう。
おそらく、龍村圭以(入山法子)と安原霧子(入山法子)の2人は、血がつながっており、荻野克次は安原霧子出生の秘密を知っているのだろう。
さて、蓮見依子(中田喜子)は、龍村圭以(入山法子)に毒水を飲ませていた。このとき、蓮見依子は手袋をしていた。室内で手袋をしていたので不自然だった。蓮見依子の手にも秘密がありそうだ。
一方、伯父の龍村玄洋(榎木孝明)は、龍村圭以の寝室に盗聴器をしかけているので、龍村圭以(入山法子)がピンチに陥っていることを知るが、手をこまねいているようである。
ただ、龍村玄洋(榎木孝明)は情報が手に入っても、引き籠もりなので、横浜にある龍村圭以お自宅では手出しが出来ない。龍村ファームの館に舞台が移るまでは、龍村玄洋は活躍の場はない。
さて、ドラマ「霧に棲む悪魔」の第27話でも、悪魔が恐れる呪文「ごしゅは死んだ」の意味は、明らかとならなかった。
ごしゅとは、「五種」「五首」「御酒」「御主」などの意味が考えられるが、私は「ごしゅ」は日本語ではないと予想している。「しんだ」も「死んだ」とは限らない。
「ごしゅは死んだ」ではなく、「ゴシュは死んだ」「ゴシュは寝だ(しんだ)」「ゴシュハシンダ」なども疑っている。「ごしゅはしんだ」は、ラビア語か英語ではなかろうか。
また、私は悪魔が怖がる呪文「ゴシュハシンダ」は、原作に登場した秘密結社と関係があるのかもしれないと予想している。
原作では、黒幕のフォスコ伯爵が秘密結社の構成員だったのは、ドラマ「霧に棲む悪魔」ではこの辺りを改変して、御田園陽一(戸次重幸)を秘密結社の構成員にしたのではないかろうか。
さて、北川弓月(姜暢雄)は横浜を去るらしい。おそらく、対馬諭吉(斉藤暁)と一緒に漁へ向かうのだろう。
龍村圭以(入山法子)は、悪魔の恐れる呪文「ゴシュハシンダ」を唱えて、御田園陽一(戸次重幸)が悪魔であることを悟った。そして、決意した御田園陽一は、龍村圭以に謎の毒を注射しようとしている。
北川弓月(姜暢雄)は街を出るし、日浦晴香(京野ことみ)は病院で軟禁されている。龍村圭以(入山法子)を助けるのは、伯父の龍村玄洋(榎木孝明)しかいない。第28話では、龍村玄洋の活躍に期待したい。「霧に住む悪魔-第28話のあらすじ」へ続く。
ドラマ「霧に住む悪魔」の原作や主題歌については、「霧に住む悪魔の原作や主題歌」をご覧ください。
コメント欄
はじめまして。
こちらの解説や推理が面白くて、昼ドラを見る習慣のない私も
最近はテレビにはまってしまいました。
私も御田園陽一は火事の騒動で別人と入れ替わっていて
それが「ごしゅ」なのだと思います。
つまり「ごしゅ」は生きているけど、御田園陽一に入れ替わったので
戸籍上「ごしゅ」は「死んだ」ということになる。
それを知っているのは本人だけであるべきなので、
「ごしゅはしんだ」という言葉に過剰に反応するのでしょう。
ではにせ御田園陽一はったい誰かということですが、
それは竜の眠る丘の伝説に隠されているのだと思いました。
龍村家の今の財産は、誰かの犠牲の上で成り立っているものだと
伝説が暗示していますが、その殺された誰かの遺体が
この丘に安置されているのではないのでしょうか。
犠牲となったのはにせ御田園陽一のおじいさんで、
失ったものを取り戻すために御田園陽一になったのかも。
龍村家が必ずしも「正しい」とはいえないために
圭以は死ぬ運命にあったヒロインだったのかも知れません…
秘密結社はドラマではネットショップに置き換わっている印象です。
コメントありがとうございます。御田園陽一が復讐のために龍村家に近づいたという推理は、非常に面白い視点だと思います。
関西で発した火事には秘密があり、龍村ファームの地下には秘密を解く鍵が眠っているのでしょう。
ドラマ「霧に棲む悪魔」も約半分が終了したので、北川弓月の反撃も始まると思います。そうすれば、謎を解くヒントもでてくると思います。お互い、最終回まで1話も見逃さないように、頑張りましょう。