龍村圭以(ケイ=入山法子)の遺言書
入山法子が出演するドラマ「霧に住む悪魔」の第29話の感想と予想です。
ドラマ「霧に住む悪魔」第29話のあらすじは「霧に住む悪魔-第29話のあらすじとネタバレ」をご覧下さい。
龍村圭以(入山法子)の骨は、東京にある先祖代々の墓に納めており、「龍が眠る丘」に建てた龍村圭以の墓には、龍村圭以の髪と爪とを納めていた。
髪と爪とがあれば、DNA検査ができるので、本物の龍村圭以(入山法子)が生きていることを証明するアイテムになるのだろう。
ドラゴン伝説が残る「龍が眠る丘」の地下には何かが眠っているはずである。それが龍村圭以の「髪と爪」だけなのか、他にも何かが眠っているのかは不明である。
「龍が眠る丘」の一帯は先祖代々、龍村家が守っているはずだが、先祖代々の墓は東京に在る。龍村ファームは、龍村家の先々代が道楽で始めた事業だった。
使用人の荻野克次(逢坂じゅん)は、「龍が眠る丘」の秘密を握っているようである。おそらく、その秘密は「龍村ファーム」創設の秘密につながるのだろう。しかし、詳細は分からない。
一方、御田園陽一(戸次重幸)は、龍村圭以(入山法子)が死ぬ前日に養子縁組で子供を迎えていた。養子の正体は不明だが、家政婦の平木麻里(田島ゆみか)だろう。
世界的に有名な龍村グループの筆頭株主が急死し、その前日に養子縁組して、夫と養子とが400億円を相続するのだから、普通なら警察が調べるだろう。しかし、ドラマ「霧に棲む悪魔」は昼ドラマなので、警察の存在は考えないことにする。
龍村圭以(入山法子)に子供が居なければ、姉の日浦晴香(京野ことみ)にも相続権が発生するが、養子縁組とはいえ子供が居るため日浦晴香には相続権は無い。
御田園陽一(戸次重幸)は勝ち誇っているようだが、御田園陽一と養子とが持つ相続権は、法定相続分(法定相続人)である。法定相続分より遺言書の方が強いので、遺言書があれば、法定相続分は覆る。
龍村圭以(入山法子)は遺言書を公正証書にしている。公正証書は判決と同等の効果があるため、通常の遺言書よりも強い。
龍村圭以(入山法子)は蓮見依子(中田喜子)の入れ知恵で遺言書の公正証書を作成したので、日浦晴香(京野ことみ)に有利な内容とは思えないが、御田園陽一(戸次重幸)と対立する内容である可能性はある。
蓮見依子(中田喜子)は遺言書を武器に、御田園陽一(戸次重幸)の財産(龍村ファーム)を横取りしようと考えているのではないだろうか。
おそらく、蓮見依子は欲しいのは龍村ファームの土地で、その地下に眠る物が真の狙いだと思う。
だとすれば、龍村ファームの地下に眠る宝物と引き替えに、龍村玄洋(榎木孝明)や日浦晴香(京野ことみ)に「龍村ファーム」を相続させると持ちかけることも考えられる。
敵の敵は味方である。呉越同舟ということで、日浦晴香(京野ことみ)・龍村玄洋(榎木孝明)側と蓮見依子(中田喜子)とが手を組むことも考えられる。
さて、龍村玄洋(榎木孝明)がUSBメモリーを持って勝ち誇っていた理由は、悪魔が恐れる呪文「ゴシュハシンダ(ごしゅは死んだ?)」を知ったからだった。
龍村玄洋(榎木孝明)は、龍村圭以(入山法子)の寝室にあったポプリの中に盗聴器をしかけており、龍村圭以が死ぬ前に、御田園陽一(戸次重幸)に「ごしゅがしんだ」と言ったのを聞いていたのだ。
私は、龍村玄洋(榎木孝明)が「ごしゅが死んだ」の「ゴシュ」の意味を知っているので勝ち誇ったのだと予想していたが、龍村玄洋は「ゴシュ」の意味を知らなかった。
龍村玄洋(榎木孝明)は剣術も弱いし、「ゴシュ」の意味も知らずに勝ち誇る。龍村玄洋は全く役に立たない。
さて、「ごしゅが死んだ」の「ゴシュ」は色々と推理できるが、私はあえて、ゴシュはアラビア語だと予想している。そして、ゴシュは、御田園陽一(戸次重幸)がアラブで展開しているエコ事業に関連しているのではないかと思う。「霧に住む悪魔-第30話のあらすじとネタバレ」へ続く。
ドラマ「霧に住む悪魔」の原作と主題歌については、「霧に住む悪魔の原作と主題歌」をご覧ください。