蓮見依子(中田喜子)が龍村ファームに抵当権を設定

中田喜子が出演するフジテレビ系の昼ドラマ「霧に棲む悪魔」第30話の感想です。


ドラマ「霧に棲む悪魔」第30話のあらすじは「霧に住む悪魔-第30話のあらすじ」をご覧下さい。
第30話では、龍村圭以(入山法子)の財産400億円の相続について話しあった。
御田園陽一(戸次重幸)が養子縁組で養子に迎えたのは、家政婦の平木麻里(田島ゆみか)だった。
養子・平木麻里(田島ゆみか)の登場で、全ての財産を御田園陽一(戸次重幸)が相続することになるのだが、遺言書の公正証書の発表で、日浦晴香(京野ことみ)が龍村ファームを相続することになった。
ところが、蓮見依子(中田喜子)は、御田園陽一(戸次重幸)に10億円を貸したさいに、龍村ファームに抵当権を設定したため、蓮見依子が優位になった。
遺言書の公正証書が登場することは予想していたが、遺言書の内容が日浦晴香(京野ことみ)に有利な内容で驚いた。蓮見依子(中田喜子)は遺言書の内容を見て、龍村ファームに抵当権を設定したようである。
私は、蓮見依子(中田喜子)が遺言書を自分に有利に書かせたと予想していたが、見事に裏切られた。
蓮見依子(中田喜子)が龍村ファームに抵当権を設定しているとは予想外だった。やはり、蓮見依子は原作の黒幕・フォスコ伯爵なのだろう。私よりも1枚も2枚も上手である。
今回の相続を少し解説しておくと、日浦晴香(京野ことみ)は龍村圭以(入山法子)の借金(抵当権)を相続するわけではない。抵当権の付いた龍村ファームを相続するのである。
抵当権を設定した土地を購入すれば、当然、お金を借りていなくても、土地に抵当権が付いてくる。抵当権を抹消したければ、抵当権を設定した人(債権者)にお金を渡す以外に方法はない。
裁判所の競売で土地を安く買えることがあるが、だいたいの土地に抵当権が付いているので、素人が手を出すと痛い目をみる。だから、素人が競売に手を出すと危ないと言われている。
ビルやマンションだと、抵当権だけでなく、住居権や賃貸借権などで権利関係が複雑になることがある。そういう権利関係を解消する不動産のクリーニング屋も実在している。
さて、蓮見依子(中田喜子)は、龍村ファームに10億円の抵当権を設定している。
10億円を借りたのは御田園陽一(戸次重幸)だが、北川弓月(姜暢雄)は10億円を返す気はないので、日浦晴香(京野ことみ)が10億円を返さなければ、龍村ファームは蓮見依子(中田喜子)の物になる。
はやり、蓮見依子(中田喜子)の狙いは龍村ファームのようである。龍村ファームの地下に何が埋まっているのかが、今後の焦点になるだろう。
龍村圭以(入山法子)の遺産は400億円だが、龍村ファームの評価額は不明である(後に龍村ファームの価値は15億円と判明した)。
龍村ファームを担保に龍村グループのメーンバンクから10億円を借りれば、抵当権の問題は解消しそうだが、昼ドラマなのでそういう展開にはならないだろう。
日浦晴香(京野ことみ)が龍村グループの株式を相続していれば、御田園陽一(戸次重幸)が過半数の議決権を持つことを阻止しようとしている龍村貴金属の宮下時彦(矢島健一)が10億円くらいは貸してくれそうな気がする。
日浦晴香(京野ことみ)は、龍村ファームの維持費として龍村グループの株式配当金3000万円を相続するのだが、「配当金3000万円の相続」の意味が分からない。
言葉通り、配当金だけを相続するのであれば、龍村貴金属の宮下時彦(矢島健一)の線はない。株式(議決権)も相続するのであれば、宮下時彦の線も出てくるだろう。
最後に、白衣を着た女が部屋の中で、ゴホゴホと咳き込んでいた。白衣を着た女は「お嬢様」と言っていたので、死んだのは本物の龍村圭以(入山法子)だったということだろうか。謎である。「霧に棲む悪魔-第31話のあらすじ」へ続く。
ドラマ「霧に住む悪魔」の原作や主題歌については、「霧に住む悪魔の原作や主題歌」をご覧ください。

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