南方仁は秘密結社「フリーメイソン」だった?

内野聖陽が出演するTBSドラマ「JIN-仁-2(完結編)」の第6話「坂本龍馬の闇」についての解説と感想と視聴率です。第6話の視聴率は18.8%でした。


ドラマ「JIN2(完結編)」第6話のあらすじは、「JIN2(完結編)第6話のあらすじ」をご覧下さい。原作や主題歌については、JIN2(完結編)の原作や主題歌をご覧ください。
ドラマ「JIN-仁-2(完結編)」の第6話も面白かった。やはり、坂本龍馬が登場すると、ストリーが締まってくる。
日本初の株式会社ともいえる「亀山社中」を立ち上げた坂本龍馬(内野聖陽)は、長崎でトーマス・グラバーから武器を購入していた。
トーマス・グラバーは、長崎にあるグラバー邸で有名なトーマス・グラバーで、実在していた人物である。
長崎にあるグラバー邸には隠し階段があり、屋根裏に隠し部屋が存在する。坂本龍馬(内野聖陽)らが相談していたのは、おそらく屋根裏の隠し部屋だろう。
グラバー邸には秘密結社「フリーメイソン」のシンボルマークがあるため、トーマス・グラバーや坂本龍馬らはフリーメイソンのメンバーだったという都市伝説がある。
トーマス・グラバーや坂本龍馬がフリーメイソンなのであれば、南方仁(大沢たかお)もフリーメイソンという可能性もある。
しかし、グラバー邸に秘密結社「フリーメイソン」のシンボルマークが置かれたのは昭和に入ってからであり、トーマス・グラバーや坂本龍馬らのフリーメイソン説は信憑性が低い。
したがって、南方仁(大沢たかお)がフリーメイソンだった可能性は低い。
とはいえ、江戸時代では考えられない高度な医療技術をもつ南方仁(大沢たかお)は、高度な建築技術を持った秘密結社「フリーメイソン」の存在と極めて似ている。南方仁は「医術版のフリーメイソン」と言っても過言ではないのではないか。
一方、亀山社中(坂本龍馬)がグラバー商会(トーマス・グラバー)から武器を購入していたことは史実である。亀山社中は薩摩藩名義で武器を購入し、長州藩へ転売していた。
幕府は長州藩へ武器を売ることを禁じており、長州藩がトーマス・グラバーから直接購入することは、まずい。そこで、坂本龍馬は、薩摩藩名義を使うことで、武器販売禁止問題を回避したのである。
坂本龍馬は、武器販売禁止問題を利用して、薩摩藩と長州藩とを取り持ち、薩長同盟をさせることになる。
さて、JIN2(完結編)の第6話で、南方仁(大沢たかお)が坂本龍馬(内野聖陽)に保険の考え方を教えた。すると、坂本龍馬は江戸時代のあった「講(こう)」というシステムから、保険の制度を思いついた。
江戸時代には「講(こう)」という相互扶助システムがあった。講は「無尽(むじん)」「頼母子(たのもし)」などとも呼ばれている。
私は江戸時代の講については、詳しくは知らないが、現在の保険システムによく似ていた。
江戸時代は一定の集落ごとに講を形成しており、火事や不幸があると、講から保険金のようなものが支払われていた。
また、講には、義捐金や祝い金のような性質もあり、江戸時代の人は、お金が無くても結婚すれば、講の援助にり、家が建てられたという話しを聞いたことがある。
江戸時代には、講という「助け合いの精神」によるも相互扶助システムがある反面、村のルールを破った者に制裁を与える「村八分」というシステムもあった。
村八分とは、不義理を犯した者と一切の交際を絶つ決まりである。ただ、葬儀と火事の2つだけは、被害が拡散するため、交際(協力)が許されていた。「JIN2(完結編)-田中久重は実在していた」へ続く。

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